トルコ建国の父の銅像、串本町へ!
『トルコ建国の父アタチュルクの銅像、和歌山へ 「両国友好の象徴に」』(読売)
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20091219-OYO1T00611.htm
トルコは親日国ですが、反日国になりかかっていました。そりゃあ、建国の父の銅像をゴミ扱いにされたら、それは怒らないほうがおかしい。トルコのみなさん、まことに申し訳ありませんでした。
移転先の和歌山県串本町は、言うまでもなく明治時代の軍艦「エルトゥールル号」遭難救出劇(「続きを読む」参照)の舞台、日土友好の象徴とも言えるところ、まことに嬉しいことです。(写真はwikiより)
来年は「トルコにおける日本年」
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/turkey/2010/index.html
エルトゥールル号遭難から120年、そしてテヘラン空港でのトルコ航空による日本人救出劇から25年、大きな区切りの年です。その前に一応問題が解決したこと、ほっとしました。
大恩あるトルコのみなさま、今後もどうかよろしくお願いします。
PS.なぜか外務省のページにテヘラン空港の救出劇の内容が書いていないので、簡単に。
イランイラク戦争が激化したとき、フセインが48時間後の飛行機への無差別攻撃開始を宣言。取り残されたイラク在住日本人215人、日本政府は救出できませんでした。
日本大使館は困り果て、野村豊大使は、トルコ大使館のビルレル大使に窮状を訴えると大使は「わかりました。ただちに本国に求め、救援機を派遣させましょう。トルコ人ならだれもが、エルトゥールル号の遭難の際に受けた恩義を知っています。ご恩返しをさせていただきましょうとも」と答えたそうです。
絶体絶命のとき、1機のトルコ航空機が日本人救出のためだけに決死の覚悟でテヘランに来てくれたのです。無差別攻撃開始1時間15分前に脱出。書いていて涙が出てきます。
ところが、この事件で不愉快になること二つ。
その1.日本人を見捨てた日本航空
なぜ日本政府は救出できなかったのか。当時日本国の国営航空だった日本航空は、労組が「安全が保証されない」とフライトを拒否し、政府要請を無視したのです。日の丸エアラインに、215人の日本人は見捨てられたのです。
救出要請を断った、つまり日本人を見捨てた日本航空。今や日本航空は虫の息、日本人を見捨てる会社は、日本人に見捨てられて当然。救済のための税金なんぞ、絶対使うべきではありません。
その2.NHK反日報道
この救出劇をNHKはプロジェクトXで取り上げました。ところが、エルトゥールル号遭難事件との関連には全く触れず。
NHKは、「1985年の救出に直接関わったトルコ大使やトルコ航空機長など当事者の方々に確認したところ、エルトゥールル号事件のことは全くご存知ありませんでした。114年前のことであり、ほとんどのトルコの人々は事件を知らないのが実状でした。またエルトゥールル号事件がトルコの学校で広く教えられているという事実も無く、教科書も見つかっていません。」と回答しているそうです。(wikiより)
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