災害が育んだ日本と日本人
昨日、国分寺にある真姿の池湧水群を見に行きました。実に素敵なところ。東京にもすばらしい湧水はいくつもありますが、ここは日本百名水にも選ばれたところで、地域住民の心のこもった保全活動のおかげで、その清冽さは屈指のものです。
国分寺の地名は、もちろん聖武天皇の発した「国分寺建立の詔」(天平十三年、西暦741年、ついでながら大仏造立の詔はその2年後)によるもの。国分寺はこの真姿の池湧水群のところに現存します。
国分寺崖線が美しい。断層ではなく、大昔、多摩川が武蔵野台地を浸食してできた浸食崖です。湧水があるのはこの自然環境のおかげです。
美しい自然は、我々に恵みをもたらしてくれます。海、山、崖…そして日本列島。
災害と恵みは背中合わせ。日本列島自体が大陸プレートの潜り込みでできたわけですから、地震がなければ日本列島の存在すらありません。台風のおかげで、豊かな水がもたらされています。
古来、災害が起こると必ず日本人は以前よりたくましく立ち上がりました。大東亜戦争時の空襲や原爆も、自然災害と同じようなものです。災害がはぐくんだ日本人の「無常観」は、しなやかで無敵、災害すら恵みに変えてしまいます。
今回の東日本大震災と原発事故。つらく厳しいことですが、きっと天罰ではなく、天恵です。原発事故のおかげで、日本侵食を企んでいた多くの外国人は逃げ出しました。残った外国人の中では、日本を愛する方々の割合は大幅に増えたでしょう。日本を愛する外国人は大歓迎!民主党政権・かん首相であったこと自体が大災害だけど、やはり天恵。おかげで、多くの国民が、目を醒まして本来の日本人らしい心を取り戻し、さらにありがとうの言葉が増えました。もはや民主党は唯一の使命であった「反面教師としての役割」ももう終わり、静かに退場すべきです。
近いうちに首都圏を地震が襲うのは確実(少なくともそう考えておくべきで、できるだけの準備をしましょう)。やはりそれも同じこと、天恵です。八百万の神々の思いをくみ取り、感謝の気持ちを持って、しなやかに、そして、にこやかに。
真姿の池の後は、立川の昭和記念公園にある昭和天皇記念館を見学しました。実に見応えのある記念館。立川近くに行かれるときにはぜひお立ち寄りください。
終戦後の全国ご巡幸、特に暑くて危険な常磐炭鉱の奥まで背広ネクタイ姿で入られているお写真など、今上陛下の被災地ご巡幸と重なって、涙が出ました。先帝陛下のご巡幸のおかげで、日本は驚異の早さで復興しました。今上陛下の被災地ご巡幸は、必ずや東北・北関東を復活させることでしょう。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
自分には「外国人参政権」と言う発想が、中立的視点から言っても理解できません。排外的視点でも、外国のわが国に対する内政干渉と言う事になると思うのですが、中立的視点から言うと、外国人がそれぞれ保有している国籍に関する諸権利が全く無視されていると思います。
外国人を差別するなとか外国人の人権とか言うやからは、あたかも、外国がオアシスから外れた砂漠の只中におっぽり出されたような感覚でいるとしか思えません。
もし、真の意味で外国人の人権と言うのであれば、そうした外国人が「祖国」に対して持っている諸権利を尊重すべきなのに、連中の感覚と言えば、持つに値しないくそと考えているから、どうせ自己負担でもないのに、日本国のものを与えたがるのです。
これを親子関係に置き換えてみたならば、子供としては、単に金持ちの赤の他人が与えてくれれば、実の親から無視されてもいいというのでしょうか。
投稿: DUCE | 2011年5月 5日 (木) 09時11分
DUCEさま
外国人参政権は、明白な憲法違反なのは当然として、それ以前に、外国の内政干渉を容認する「主権の放棄」という国家の否定行為です。
知っていて賛成している連中は、無政府主義者、または、外国への内通者ですが、ほとんどの人は「主権国家」の意味を全く理解せずに賛成しているだけでしょうね。
投稿: | 2011年5月 5日 (木) 10時16分
>DUCEさん
先ず、中立的な立場って、一体何? 貴方の中に偏向した自分と、それより少しだけ真ん中よりに居る自分も居ると云う事ですか? 絶対的な立ち位置って、自分が住んでいる銀河系を見る様な無理があるとは思いませんか?
それは兎も角、外国人参政権の反対賛成に外国人の人権を持ちだすなら、貴方のおっしゃる様に、反対側に位置する権利である、棲んだり、滞在している国の法律や義務に捉われない自由の権利を侵しているとも言えましょう、亦、権利は義務との表裏一体ですが、外国人に参政権を与えた場合、外国人は日本にドンナ義務を履行してくれるのでしょうか、一切明らかにされて居ないのでは、全く主張として態を為して居ないと思います。
此の参政権への関与者は、主に在日韓国朝鮮人である事を鑑みるに、のんべさんが仰る様に「国家」という概念を理解できないレベルの民族の様ですから、彼らとマトモな議論等無駄です。
相手にすべきは日本人の同調者です、彼らは未だ朝鮮人を救済する事を以て「社会善化運動」の一環として捉えているきらいがある事でしょう。
この世代は、60年代、70年代のサヨク全盛社会に若壮年だった世代で、今は50~70台になって、未だ社会の中核やトップに居るワケです。 私もその中に入って居ますので、DUCEさんの世代に迷惑をおかけして居る事をお詫びしたい気持ちになります。
投稿: ナポレオン・ソロ | 2011年5月 7日 (土) 15時33分
ナポレオン・ソロさんへ。
人権派連中の立場からすれば、外国人参政権反対の主張をする側は差別をしていると言う感覚ですね。
わたしとしては、差別と言われようと、こんな事に賛成する気はありません。むしろ連中の方こそ内心では向こうの国を差別しているからこそ、この種の発想が生じるのです。連中自身が人権とか差別するなとか言うのであれば、このようにすべきじゃないのか。そんな意味を込めて「中立的立場」と言う言葉を用いました。
外国人の人権は彼らの祖国に保証させるべきであって、わが国は与り知らぬ事です。人権派連中はわが国に負担のかからぬよう、そっちの方面で動いてもらうべきであります。
投稿: DUCE | 2011年5月 7日 (土) 19時44分
ソロさん、DUCEさん
普通の国では「我が国ばんざい」は思想の左右問いません。アメリカの左派で反星条旗なんてきいたこともないし、シナでも「反中国共産党」はあっても「反シナ」はありません(チベットなどはシナではない)。反我が国は右左共通の敵。でも、日本だけはそうでないのは異常ですね。
外国人参政権は、外国人の意見(異見)を政治に反映させようって言うんだから「反我が国」。それが議論されるってこと自体不思議です。
投稿: のんべ | 2011年5月 7日 (土) 20時43分