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2011年5月

2011年5月22日 (日)

政府は「リスク」急増に対処せよ

『放射性物質:「荒茶」検査に静岡県が反発 要望書を提出』(毎日)
http://mainichi.jp/select/science/news/20110518k0000m040096000c.html

周期表を見ればセシウムはカリウムと化学的性質が近いのは明らか。植物の肥料は「窒素・リン酸・カリ」、植物が吸い上げるのは当然。吸い上げたセシウムのうち、葉の栄養分になるのが圧倒的に多いので、茶葉には溜まるでしょう。そばなどの実にもカリウムは結構多いから、困ったもんです。

聞いた話ですが、パリの某そば屋で日本から蕎麦を輸入しようとしたところ、税関でストップされたとのこと。走り回って、311以前の袋詰めを照明してもらい、それならOK、となったらしいですが…

そりゃあ、水道水にせよ農産物にせよ、国際基準に比べ何十倍もゆるゆるになった現在の日本基準では、そりゃあ外国人が信用できないのは当然です。これは「風評被害」ではなく、「日本基準」=「基準外」→「輸入禁止」というだけのこと、ごく当然の話です。

日本の信頼を揺るがすところまで基準を緩めないと、現実的に生きていけないからそうしているわけでしょう。

今や、静岡以東の住人は1年あたり10~200mシーベルトの「低線量率放射線」に曝されているのは間違いなさそうです。

「低線量率放射線」については、非常に危険から健康に良いまで、議論百出しています。要するに、いままで日本人はそんな経験をしたことないわけですから、わかるわけないのです。

それぞれそれなりに科学的根拠があるようですから、みなそれなりに正しいものと思われます。なぜぶれるのか。これは「低線量率放射線」が健康「リスク」、つまり「不確実の度合い」を急増させている、と考えるべきです。

政府は健康「リスク」を国民に甘受させているわけです。「新自由主義」とは経済だけの世界でしたが、それを健康にまで広げた世界です。医療費を払えない人は病気を治せない、どころではありません。

リスクが大きくなった場合は経験上「弱者狙い撃ち」です。北斗の拳ほどではないにせよ。

ガンになる人が今と比べ増えるのか減るのか…わかりませんが、「今まで通り」ではなさそうだし、仮に全体として減ったとしても、元々「ガンになりやすいという体質」を持っている人だけガンになる可能性を高める、などということはありそうです。

となれば、政府のすべきことは決まっています。たとえば『ガンになるリスクが上がった分の取り返し』のために、ガンを安全に治せる可能性を高めなければいけない、ということです。つまり、ガン治療への研究費や設備費(たとえば「重粒子線」照射器)などを今までの何十倍も充実させるべきです。

「ただちに」健康への影響はなくても、長期的にリスクが高まるのは確実。間違いなく、「ただちに」行うべきことのひとつです。

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2011年5月14日 (土)

論語を読もう

こども論語で素読してきました。気分いいもんです。以下、読んだ部分の抜粋ですが、子供たちはその心をよく理解していたようです。

なお、括弧内はのんべのテキトーな意訳です。

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子曰わく「人にして、遠き慮(おもんぱか)り無ければ、必ず近き憂い有り」
(先々のことをよく考えない小人は、必ずまずは身近なことでしくじる)

子曰わく「巧言令色、鮮(すくな)し仁」
(口先ばかり、パフォーマンスばかりの小人は思いやりにかけるもんだ)

子曰わく「君子は義に喩(さと)り、小人は利に喩る」
(君子は正しいかどうかで判断するが、小人は自分の利益になるかどうかで判断する)

子曰わく「君子は言は訥(とつ)にして、行に敏ならんことを欲す」
(君子は口先を重視せず、迅速で的確な行動をしたいと思うもんだ。小人は口先ばかりだ。)

子曰わく「君子は人の美を成し、人の悪を成さず。小人は是に反す」
(君子は人の優れた点を出させて欠点を出させないようして成功に導くもんだ。小人はその反対だ)

子曰わく「君子は和して同せず。小人は同じて和せず」
(君子は人と心より理解して仲良くできるが、迎合するわけではない。小人はその反対だ)

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一部の意訳には、原文にはない「小人」をあえて入れています。

言うまでもないけど、小人のかわりに菅なり鳩なり入れると、ぴったりするのが怖すぎる…

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2011年5月 7日 (土)

菅首相の浜岡原発停止「要請」は不十分だが妥当

『全国的な電力不安も ドミノ式に需給逼迫』(産経)
http://sankei.jp.msn.com/life/news/110507/trd11050701140003-n1.htm

『浜岡原発「津波で8メートル浸水」中部電、初の想定 15メートル津波で』(産経)
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110507/dst11050701420002-n1.htm

菅直人首相が浜岡原発停止を「要請」しました。

東北地方太平洋沖地震で、東海地震想定震源域でのプレートの歪みが今までと異なる状況になった以上、東海地震の起こる確率は大きく変動したと考えるべき。今まで今後30年以内に87%と言われていたのが、高くなった可能性が非常に高い。そして、浜岡原発はその震源域の真ん真ん中。

先日の津波は15mを遙かに超えていますが、浜岡原発はその規模の津波に対して備えが十分とは言えないのは明らかです。

地震・津波で原子炉が破壊されたら、風向きの関係上、東京も大きく放射能の影響を受けます(前の記事で書いたように、その善悪は私はわかりませんが)。そこまで至らずとも、既に津波被害と原発事故との「二正面作戦」を行っている現状では、小さな事故でも対処できない可能性が高い。

ゆえに、菅首相が停止を「要請」したのは、菅首相にしては考えられないほどまともなことです。

ただ、無責任体質は相変わらず、「要請」だけ。評論家みたいなもんです。とにかく「非常事態宣言」を発して「命令」すべきでしょう。言いたいことだけ言って、責任は自分では取らずに人任せ。首相のすべきことではありません。

産経もいい加減な記事で煽ること。この原発の発電量は中部電力の10%に過ぎず、余裕があります。原発は運営費用(ランニングコスト)は安いので、そりゃあ使えるなら使ったほうが得です。でも、やはり現状では背に腹はかえられず、止めざる得ないでしょう。

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「リスク」を減らすには、過剰反応しないのが一番

『微量放射線の影響』(47ニュース)
http://www.47news.jp/47topics/premium/e/207823.php

福島原発は未だ収束する様相を見せません。まあ、地震、津波、水素爆発であれだけぶっ壊れて、収拾不能になりかかったところを、東電関係者、自衛隊、消防、警察などのみなさんが決死の覚悟でとりあえず押さえ込んだわけですから当然、官邸主導で無理矢理作られた工程表通りに行く可能性は極めて低いでしょう。その間、地震・津波が来ないことを祈るばかり。

しばらくは収束できない。となれば、「微量放射線」の問題はまだまだ続きます。これに対しては評価がわかれています。

両極端な例として

・稲恭宏博士「微量放射線は体にいい」説
http://www.nicovideo.jp/watch/sm14012514

・鎌仲ひとみ監督「微量放射線の恐怖」説
http://blog.livedoor.jp/remix2chnews/archives/3073357.html

など。これは私的な印象に過ぎませんが、今回の原発事故をネタにして煽っているようにしか見えません(苦笑)

中共の原爆被害を告発している札幌医科大学の高田純教授も、「このレベルは問題ない」派です。

引用した47ニュースも問題ないレベル、という意見。

実際は…微量放射線を長期間浴びた日本人はわずかです。遺伝子情報も食生活も異なるチェルノブイリ周辺のデータなんぞ使えませんし、だいたい多数のがん患者説からほとんど影響ない説まであって、まともな統計が取られているようにも見えない。原発推進派と反原発派がそれぞれ恣意的に事例を紹介しているのは、全く非科学的。

薬の効果を確認するためには、患者群をわけて一部の患者群には偽薬(プラセボ)を飲ませます。数千人規模で、微量放射線を当てた群と当てたと偽る群に分けて統計を取ったことなどあるはずもない。統計的には「わからない」はずです。わからない以上、「リスク」(不確実性。好影響または悪影響を及ぼす可能性)があるのは間違いありません。

強いて言えば、中国がやたら核実験をやっていた時期があります。団塊の世代以下は、若い頃に気づかず相当の放射線を浴びているはず。しかし、あれが日本人に与えた影響は非常に小さい模様。

「リスク」はあります。でも、気にし始めればキリがない。職を捨てて避難するわけにもいかない庶民としては、まあごく普通の生活をするしかありません。避難指示などが出ている地域以外では、無理のない範囲で「リスク」を減らし、ごく普通の生活してればいいんじゃないですか。神経質になれば免疫力が落ちて「リスク」が高まります。

また、「子供」のリスクが大人に比べて高いのは明らか。薬だって子供には少なめにします。従って、郡山市のように、子供の「リスク」を減らすために校庭の表土を削り取る試みなどは、大いに賛成です。

とにかく、恐怖感に神経質になりすぎないこと。一時期、原発周辺から避難している方々に差別的行為をした連中がいたらしいけど、それこそ「放射能の恐怖」で頭がおかしくなったのでしょう。

これ幸いとばかり恐怖を煽った反原発派、情報を隠して国民の不信を買った政府民主党、「ただちに危険性はない」を連発しながら必要以上の完全防備で原発周辺に行って国民に恐怖感を煽った枝野官房長官。

これは「リスク」を大幅に高める行為で、許しがたいこと。そしてそれに騙されるのも、許しがたいことです。

※ここで「リスク」とは「危険性」だけではなく「影響を与える不確実な可能性」と理解してください。逆にいい影響があるかも知れない、それも「リスク」のうちです。

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2011年5月 4日 (水)

災害が育んだ日本と日本人

Otakanomiti_2昨日、国分寺にある真姿の池湧水群を見に行きました。実に素敵なところ。東京にもすばらしい湧水はいくつもありますが、ここは日本百名水にも選ばれたところで、地域住民の心のこもった保全活動のおかげで、その清冽さは屈指のものです。

国分寺の地名は、もちろん聖武天皇の発した「国分寺建立の詔」(天平十三年、西暦741年、ついでながら大仏造立の詔はその2年後)によるもの。国分寺はこの真姿の池湧水群のところに現存します。

国分寺崖線が美しい。断層ではなく、大昔、多摩川が武蔵野台地を浸食してできた浸食崖です。湧水があるのはこの自然環境のおかげです。

美しい自然は、我々に恵みをもたらしてくれます。海、山、崖…そして日本列島。

災害と恵みは背中合わせ。日本列島自体が大陸プレートの潜り込みでできたわけですから、地震がなければ日本列島の存在すらありません。台風のおかげで、豊かな水がもたらされています。

古来、災害が起こると必ず日本人は以前よりたくましく立ち上がりました。大東亜戦争時の空襲や原爆も、自然災害と同じようなものです。災害がはぐくんだ日本人の「無常観」は、しなやかで無敵、災害すら恵みに変えてしまいます。

今回の東日本大震災と原発事故。つらく厳しいことですが、きっと天罰ではなく、天恵です。原発事故のおかげで、日本侵食を企んでいた多くの外国人は逃げ出しました。残った外国人の中では、日本を愛する方々の割合は大幅に増えたでしょう。日本を愛する外国人は大歓迎!民主党政権・かん首相であったこと自体が大災害だけど、やはり天恵。おかげで、多くの国民が、目を醒まして本来の日本人らしい心を取り戻し、さらにありがとうの言葉が増えました。もはや民主党は唯一の使命であった「反面教師としての役割」ももう終わり、静かに退場すべきです。

近いうちに首都圏を地震が襲うのは確実(少なくともそう考えておくべきで、できるだけの準備をしましょう)。やはりそれも同じこと、天恵です。八百万の神々の思いをくみ取り、感謝の気持ちを持って、しなやかに、そして、にこやかに。

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2011年5月 3日 (火)

憲法記念日に思う

以下、相当な暴論です。笑ってください。

最近、憲法改正不要、と思ってます。のんべは護憲派(苦笑)

確かに不備はたくさんあります。でも、運用と解釈でどうにでもなる話。

たとえば…

真の非常事態には、首相が肚をくくって、私権の一部停止を含む非常事態宣言を出せばいいのです。菅政権も、本来これをすべきでした。

原子力発電所周辺の立ち入り禁止措置は「原子力災害対策特別措置法」に基づくものですが、明らかに私権の一時停止を含むわけで、この法律は憲法違反に近い。しかし、「公共の福祉のため」、という理屈は成り立つので、緊急事態宣言も「公共の福祉」名目で出せばいいことです。

自衛隊とは、人を生かすための実力組織。軍隊とは人を殺すのが主目的だから、姿はそっくりでも根本精神がいわゆる「真逆」。だったら、核武装しようが原子力空母持とうが、全然憲法に違反していません。もちろん、集団的自衛権は既に「当然持っている」のだから、「行使できない」という解釈だけ改めればいい。

また、本筋として、義務は憲法に書くべきもの。でも、既に「裁判員制度」という憲法にない義務ができています。これが違憲でないのなら、何をもって違憲とすればいいのでしょうか。

「外国人参政権」なんていう無茶苦茶も時の政府が検討しているわけです。

つまり、運用と解釈次第でどうにでもなるのが日本国憲法。だったら、わざわざ改正するまでもなかろう、と思うわけです。

PS.運用と解釈ではどうにもならない部分。

衆議院と参議院がねじれたときの規定
本当は、衆議院は選挙、参議院は名誉職で選挙なし、見解が異なったときは常に衆議院の優越、くらいが正しいのかも。

・首相と衆参両院議員のリコール制
いくらなんでもハトカン民主は酷すぎます。

・憲法改正のハードル
両議員2/3なんて無茶苦茶です。

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2011年5月 1日 (日)

こいのぼり

2011koinobori

鯉のぼり揚げました。家の小さなのでも、やっぱりいいもんです。

2011koinobori_zenpukuji1

今日は強風のため途中で取り込んでしまったんで、近所の善福寺公園の鯉のぼり。

2011koinobori_zenpukuji2

ボートに乗るとさらによく見えて素敵です。

子供たち、元気に大きくなれ!

鯉のぼり(youtube)

甍(いらか)の波と雲の波
重なる波の中空(なかぞら)を
橘(たちばな)かおる朝風に
高く泳ぐや、鯉のぼり

開ける広き其の口に
舟をも呑まん様見えて
ゆたかに振(ふる)う尾鰭(おひれ)には
物に動ぜぬ姿あり

百瀬(ももせ)の滝を登りなば
忽(たちま)ち竜になりぬべき
わが身に似よや男子(おのこご)と
空に躍るや鯉のぼり

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米軍の支援に感謝/自衛隊を増強せよ

『トモダチ作戦、水・食料8千トン…活動ほぼ終了』(読売)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110430-OYT1T00887.htm

米軍のみなさま、ありがとうございました!

東日本大震災に対する米軍の支援、迅速な救援活動、本当に有り難いものでした。被災地近くへ空母が来たときの安心感だけでも相当なものです。

我が自衛隊の活躍も素晴らしい。本当にありがとうございました。しかし、1ヶ月半交代なしでは、さすがにもうクタクタでしょう。精神力だけで戦えるものではありません。

我が国も、今回の自衛隊出動の反省と、米軍の支援の姿に学ぶべし。つまり、自衛隊が日本国民・国土の防衛という使命を遂行するために、ロナルドレーガン級の原子力空母を建造し、人員を大幅に拡充すべきです。東海~南海連動地震や、首都圏直下型地震に、今のままでは対応できません。今回の巨大地震により、その来る時期は早まったはず、時間がありません。

自衛隊が憲法9条違反だ!などと言っておきながら、平気で自衛隊の支援を受けるなど、恥知らずの極致。恥知らずなど、我が日本にはいるはずない…あれ、どこかの政府にたくさんいたっけ…

いずれにせよ、自衛隊が憲法9条違反なるサヨクの幻想は、もはや完全に粉砕されました。自己完結型の軍隊的組織以外、大規模災害への初動は不可能です。

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