「たちあがれ日本」は捨て石となる覚悟で連立に入るべし
菅政権は苦し紛れに「たちあがれ日本」に連立打診。これは酷い、当然こんな数合わせのために連立するべきではない、というのが一般的な意見かと思います。
私はあえて、「たちあがれ日本」に連立に入れ、と主張します。連立入りしたら、次回の総選挙では全員落選の憂き目に遭うでしょう。それどころか、保守派からは裏切り者呼ばわりされて、石を投げられるかも知れません。そこまでの覚悟があれば、の話ですが。
目的はただ一つ、民主の暴走を防ぐこと。真に致命的でない法案は賛成しても構わない。財政を悪化させるバラマキ法案くらいなら、次の総選挙までの辛抱です。しかし、国体を変える法案、外国人参政権・夫婦別姓・戸籍廃止、それに女系天皇を認める皇室典範改定などが提案されたら、それは閣議で絶対に阻止すること。使命はそれだけです。
もし今このような法案が出されたら…国民新党が反対するでしょうが、いざとなれば切るかも知れない。閣議決定されたら、公明が賛成して成立する可能性は十分です。
しかし、そこに「たちあがれ日本」が入って、国民新党と一緒に反対したら、さすがに2党同時に切ることは難しくなるでしょう。
「たちあがれ日本」を立ち上げたときは既に時遅しでした。決定的な時期を読めなかった平沼氏に、失礼ながら保守勢力を結集する力があるとは思えない。既に役割は終わりかけた方にも見えます。そこで最後に日本のために、捨て石となる覚悟で働いてほしい。
日露戦争を終結させた小村寿太郎。国民に石を投げられました。その役割を「たちあがれ日本」に期待したい。
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コメント
笑わせてくれますねぇ。
打倒!民主。が目標なのに『連立』ですって?
もし連立入りしたら、政治生命が終わりますよ。冗談じゃなく。
ジョークを言ってるんですか?
それとも民主党のマワシ者でっか?
一番にすべき事は一刻も早く民主政権を解散に追い込む事でしょう。
投稿: みやとん | 2010年12月25日 (土) 13時03分
みやとん様
仰せのような批判は当然浴びる覚悟で書いた記事です。
>もし連立入りしたら、政治生命が終わりますよ。
まさにその通りです。政治生命どころでないかも知れない。その覚悟で臨め、と言ってます。
>一番にすべき事は一刻も早く民主政権を解散に追い込む事
その通りですが、どうやって?私の疑問はその1点です。
菅政権が総辞職したところで、どうせ前原氏か岡田氏が新たな内閣を組むだけ。民主だけで最低限予算だけは成立させることが可能。その混乱があと3年近く続きます。
そのどさくさに紛れて国体廃止法案を連発して公明がいつのまにか賛成にまわるかも知れない。それどころか、前原政権なら公明が連立を組むかも知れない。公明は、菅首相とは組めない、と明言していますから、前原政権なら可能でしょう。民公連立ほどおそろしいものはありません。
それならまだしも、「たちあがれ日本」が「打倒民主」を実現するまでの時間稼ぎの捨て石となる道もあろう、という主張です。
投稿: 練馬のんべ | 2010年12月25日 (土) 14時29分
解散に追い込むなら小沢さんとでも組むべきです。
私は小沢さんは嫌いですが、能力のある政治家だとは認めています。
カン総理をはじめとする民主党議員のやり口は、小沢さん嫌いの私だってあんまりだ、と思いますよ。
まず間違いなく離党せざるを得なくなるでしょう。
その時わずかでも仲間がついてくれば解散に必要な人数がそろうでしょう。
(そのためにも野党は小沢さんの証人喚問等を要求すべきです)
その時、自民であろうとみんなの党であろうと(小沢さんと)連立を組んで解散に追い込めば良いのです。
裁判で有罪になるまでは無罪と考えられますから、自民であろうとみんなの党であろうと小沢さんと組む事は何の問題も有りません。
さらに言えば公明の本音も小沢さんとなら組める、でしょう。
はっきり言って民主党では日本経済がメチャクチャになります。
一刻も早く民主を倒すべきです。
投稿: みやとん | 2010年12月25日 (土) 15時20分
みやとん様
>解散に追い込むなら小沢さんとでも組むべき
そういう考えも「あり」と思います。どっちがましか、という究極の選択みたいなものですね。
小沢サン+公明だと外参権や夫婦別姓などを認めてしまうのではないか。中国共産党に対して今以上に卑屈になって属国化するのではないか。つまり、国体が破壊される懸念のほうが大きいかと思うわけです。
単純に選挙だけで考えても、小沢サンと組んだ自民、推定無罪をふりかざして勝てるでしょうか?民主の連中は自分のことを棚に上げて攻めることだけは上手。民主の方がまし、と思う人たちがまたぞろ出て来る可能性も…
>はっきり言って民主党では日本経済がメチャクチャに
うーん、それはその通りです。外交も無茶苦茶。経済は小沢サンのほうがまだましかも知れません…外交は似たようなもんか。
投稿: 練馬のんべ | 2010年12月25日 (土) 17時54分
選挙に勝てるか?
これはキャッチフレーズ次第ですね。
『ヒットラーと戦うためなら(地獄の)悪魔とでも手を組む』
確かチャーチルの言葉でしたね。そしてスターリンと手を組んだワケです。
『民主を打倒するためなら小沢さんとでも手を組む』
ここまで開き直れれば自民党の勝ちでしょう。
ただ今度の選挙は景気、すなわち経済が主体となるでしょうから、麻生さんがもう一度総裁をやるのが望ましいですね。
経済を選挙のテーマにして数字で『民主政権下でここまで悪くなった』と追い込んで行けば間違いなく勝てるでしょう。
夫婦別姓や外参権などは成立するだけの数が集まらないでしょう。(民主右派は反対していますし)
まず解散、そして総選挙です。
投稿: みやとん | 2010年12月25日 (土) 20時22分
みやとん様
仰せの通りかも?そうでないかも?…あとは読者の皆様のご判断にお任せしましょう。
投稿: 練馬のんべ | 2010年12月25日 (土) 21時21分
公明党は子ども手当て法案に賛成するそうです。民主、公明のままではばらまきで財政が破綻します。あるいは、代わりに重税になります。
そして、自民党が政権に復帰しても、公明との連立だと思いきった財政再建策が取れないでしょう。
この際、自民党は小沢派と組んででも、単独で政権を取れる政党をつくり(つまりは小沢派の十数年ぶりの自民復帰を認めて)、ばらまきをしない政府をつくるべきです。
公明党はばらまきに賛成で格差是正にも積極的なので、政策的に民主党と似ています。それならば本来民主党左派と組むべきで、今後は(現)自民+小沢派 (現左派)民主+公明 の二つのグループに分かれて政界再編をすればよいのではないでしょうか。
投稿: haru | 2011年1月 4日 (火) 07時34分