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2010年6月12日 (土)

宇宙帆船イカロス、元気に出帆!

『小型ソーラー電力セイル実証機「IKAROS(イカロス)」のセイル展開の成功について』
http://www.jaxa.jp/press/2010/06/20100611_ikaros_j.html

『宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、平成22年5月21日(日本標準時、以下同様)に種子島宇宙センターから打ち上げられたIKAROSの運用において、6月3日にセイルの展開を開始し、6月10日に地球からの距離約770万kmにて、セイルの展張、及び、薄膜太陽電池による発電を確認しました。
 引き続き、薄膜太陽電池による発電の状態を計測し、光子圧を用いた加速及びそれによる軌道制御の実証を行い、ソーラーセイルによる航行技術の獲得を目指します。』

20100611_ikaros_7_j

宇宙帆船イカロス。なんかかっこいいですね。帆を広げることに成功!光のわずかな圧力で宇宙を行く、というすごい夢を実現しつつあること、驚きです。

ちょっと私の科学音痴を白状(苦笑)

「光圧なんてわずかなものを使わずに、太陽電池で発電して電気の力で動けばいいじゃん?」

と一瞬考えてしまった…orz…運動量保存則を理解していればこんなこと考えるはずありませんね、宇宙空間には「固定された線路」も「空気」も「後ろに投げる物」もない(笑)

PS.さあ、明日は光圧利用では兄貴分の「はやぶさ」君、地球帰還!

PS2.素晴らしい宇宙の「夢」を「事業仕分け」とやらでぶち壊そうとする某与党。日本人を元気にするのが日本再生のための早道なのに、それは某与党にとってよほど不愉快らしい。

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コメント

 光圧推進システム、凄いですね、にわか勉強させていただきました、半分以上判らなかったけど(嗤)。

 様々な星の重力のバランスで成り立っている宇宙空間ならではの話の様に思います、重力が一方向だけに働く地球上の常識は全く役に立たないというか、次空そのものが違うのだなと、鈍い理解力には全く期待できませんので殆ど感で(嗤)そう思いました。

 成程、重力拘束が弱く、抵抗の殆どない宇宙空間では、必要な推進力は加速の時だけと考えれば、光の反射と云う極めて少ない推進力でも凄い速度が生み出せるわけですね、唯、飽く迄相対速度でしかないですけど。

 それにしても、光の帆とはロマンを掻き立てるネーミングで、形もクローバー型が有ったりしてとても面白そうですね。

 イカロスでの実験・演習の成功は、世界最先端のモノでしょう、そんな事に日本人が関われる様になったんですね、地味な基礎的な研究の積み重ねがこういう形で成果に成ってゆく、私は内之浦の対岸の薩摩半島に小学生のころ住んで居ましたので、カッパやラムダと云った小型のロケット打ち上げの時も空を見上げて今や遅しと待っていた経験が有ります。

 この先の事を考えれば、なんかワクワクして嬉しくなりますね。

 光子エンジンって宇宙戦艦ヤマトの推進力だった気がしますが、そのうち現実に成るかもしれませんね、利用できるエネルギィは宇宙空間に山ほどありそうですから、この先波動砲も登場したりして(笑)

投稿: ナポレオン・ソロ | 2010年6月12日 (土) 15時07分

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