はやぶさ帰還まであと少し!
『先週の軌道推定の結果、「はやぶさ」は、月の内側を通過する軌道にのったことが確認されました』(「はやぶさ」プロジェクトマネージャ 川口淳一郎教授)
http://www.isas.jaxa.jp/j/enterp/missions/hayabusa/today.shtml
はやぶさ、地球に帰る軌道まであと少し!まさに満身創痍、何度も致命的に傷つきながらもそのたびに奇蹟的と表現するしかない復活を繰り返したはやぶさ。
地上に宇宙空間はないので、ほとんど実質的なテストなしのぶっつけ本番。今回のすべてのプロジェクトはテストレベル。テストとは失敗して当たり前、何度もテストをして初めて問題点が浮き彫りになり、そこで本番を迎えてやっと成功すれば万々歳、というものなのに…
テストレベルでは、トラブルが何度でも容赦なく襲ってきます。そのたびに見事な回避手段発動。限られた予算と重量(質量)の中で、よくぞここまで想定して用意しておいたものです。川口教授をはじめとしたはやぶさプロジェクトのみなさまに最敬礼。
「はやぶさ こんなこともあろうかと」の動画は感動的で、探していたら「人生ご縁となりゆきで」様をみかけました。ブログ本文も大いに参考になりますので、ぜひご覧ください。
http://notserious.jugem.cc/?eid=591
月の内側の軌道まで来たことだけでも大感動だけど、ここまで来たら、地球に帰ってきてほしいですね。宇宙空間にさまよい続けるより、地球に戻ってきて、大気圏で燃えて空気になってほしい。はやぶさ大明神!
イトカワの石が入っているかも知れないカプセル。その回収…そこまでは期待してません。もう十分です。でも、ひょっとしてひょっとしたら…
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コメント
子どもたちがこういうプロジェクトに参加する夢を持って勉強してくれればいいですね。
ちなみにこういうプロジェクトを実行したのは自民党政権。さすがです。
投稿: haru | 2010年3月 4日 (木) 09時59分
haruさん
自民は最低限常識的な判断だけはできました。民主はハヤブサ後継プロジェクトを事業仕分け…(怒)
投稿: 練馬のんべ | 2010年3月 5日 (金) 00時09分
これ、もつと評価されるべき実績ですねえ。
無事帰還、回収に成功したとしても現政権では予算減額。
国益に沿はない政策。最低です。
投稿: 葦原屋 | 2010年3月 5日 (金) 00時17分
葦原屋さん
仰せの通り。ひどいもんですね。この記事は民主批判を意識したものではないけど、やっぱりその方向のコメントをしたくなります。
投稿: 練馬のんべ | 2010年3月 5日 (金) 00時23分
宇宙の話はスケールが大きい、と思うようになりました。
何億光年の彼方の星を天文台で観測されたとかいうニュースを聞くと、いま見ているこの星の光は、人類が出現する以前、恐竜が地球にいた頃、星から放たれたというわけです。
その光、人類誕生、古代文明、…と地球上でいろいろな歴史がつくられている間、宇宙を飛び続け、ようやく地球に到達したんだな、と、ロマンを感じます。
「はやぶさ」から多少話がずれたようで恐縮ですが。
投稿: St.Judyのほうき星 | 2010年3月 5日 (金) 08時46分
St.Judyのほうき星さま
虚数の時間が流れる真空がゆらいで莫大なエネルギーが生まれインフレーションが起こりその直後にビッグバン…それから137億年ちょい、宇宙がどれだけ広いのか全然わかりませんが、とにかく不思議ですね。
もちろん国会で話すべきことではありませんが(笑)
投稿: 練馬のんべ | 2010年3月 6日 (土) 08時27分