外国人参政権合憲の論拠は完全消滅
外国人参政権の論拠は消滅、合憲の可能性は徹底的に否定されました。
産経のGJに敬意を表し、本ブログでも記録しておきます。
簡単にまとめると…
平成7年の最高裁
「外国人参政権なんて憲法上ありえない。でも、あまり無碍にすると在日韓国朝鮮人がうるさいから、一言だけ傍論を付け加えて、ガス抜きしておこう」
許容説発表時の長尾教授
「ドイツの「許容説」、日本では非現実的だけど、法解釈としてはあり得るな。(以下、のんべ邪推)こんなこと書いた奴はいないから、論文のネタになるぞ!」
園部元最高裁判事と長尾教授、両先生はよくぞ正してくれました。元々いわずものがなの傍論と法解釈、マッチポンプではありますが、自らの誤りを認めた両先生の勇気にも敬意を表します。
以下、産経ソース。
『「政治的配慮あった」外国人参政権判決の園部元最高裁判事が衝撃告白』(産経)
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100219/plc1002190020000-n1.htm
『平成7年の最高裁判決が永住外国人への地方参政権(選挙権)付与に関し、判例拘束力のない「傍論」部分で「憲法上禁止されていない」との判断を示した問題で、判決に加わった園部逸夫元最高裁判事は18日までに産経新聞に対し、「(在日韓国・朝鮮人を)なだめる意味があった。政治的配慮があった」と明言した。さらに判決に際し、地方参政権付与の対象者について「(在日韓国・朝鮮人ら)非常に限られた永住者に限定する」ことを想定したとし、民主党などが「一般永住者」にも与えようと検討していることを「ありえない」と批判した。』
『「外国人参政権判決は金科玉条ではない」園部元判事の証言要旨』(産経)
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100219/plc1002190026002-n1.htm
『「法案は明らかに違憲」 外国人参政権の理論的支柱が自説を撤回』(産経)
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100128/plc1001282149019-n1.htm
『外国人に地方参政権を付与できるとする参政権の「部分的許容説」を日本で最初に紹介した長尾一紘(かずひろ)中央大教授(憲法学)…
平成7年の最高裁判決の「傍論」部分にも影響…
長尾氏は「現実の要素が法解釈に影響を与える『立法事実の原則』からも、部分的許容説はもはや誤りである」と語る。自身が学説を紹介したことで外国人参政権付与が勢いづいたことに関しては「私の読みが浅かった。慚愧(ざんき)に堪えない」と述べた。』
『外国人参政権をめぐる長尾教授インタビュー詳報「読みが浅かった」 』(産経)
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100128/plc1001282154020-n1.htm
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コメント
おはようございます。
園部元判事の証言は歓迎しますが、「政治的配慮」で例の傍論を書いたとなると、「えっ?三権分立は?」と思ってしまいます。
また、園部氏は平成11年6月24日の朝日新聞にも同様の証言、強制連行された在日の方のことを考えて傍論を書いた、と述べてます
(百地章「新版 外国人参政権問Q&A」(明成社)より)。
園部氏を攻めるような発言で恐縮ですが…
なお、言うまでもないことかもしれませんが、朝鮮人の「強制連行」は事実誤認と聞いてます。
朝鮮が日本領だった頃日本に渡った朝鮮人の大部分は自発的に渡日したそうです。
それ以外の人は、戦時中の徴兵・徴用で渡日しましたが、これは朝鮮を含めた日本領全体で差別なく行われ、「強制連行」と言うには無理があるそうです。
投稿: St.Judyのほうき星 | 2010年2月20日 (土) 09時55分
St.Judyのほうき星さま
>「えっ?三権分立は?」と思ってしまいます
そうですよねえ。憲法違反も甚だしいけど、まあ、こんなもんですかねえ…
>朝鮮人の「強制連行」は事実誤認と聞いてます。
私もそう認識しています。「徴用」にしても、赤紙が来ない朝鮮や台湾に徴用があったわけで、当時の国家総動員態勢を考えれば当然のことです。それを現代の基準で善悪を判断しちゃあいけません。
投稿: 練馬のんべ | 2010年2月22日 (月) 23時42分