不適切発言?の陸自幹部は国家機密漏洩罪か(笑)
『不適切発言で陸自幹部を文書注意 「『信頼してくれ』では日米同盟維持できぬ」発言で防衛省』(産経)
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100212/plc1002122307020-n1.htm
ああ、ばからしい。文字通り「物言えば唇寒し」、陸自幹部の仰せはどう考えても当たり前のコンコンチキ、当たり前のことを言って処分を食らうのではたまりません。まあ、民主党だから「物言えば…」なのは当然か…
それだけ急所を突かれたのでしょう。こういう処分だけは実に迅速、というか慌てぶりが可笑しく痛いです(笑)
この話を聞いて、誰しも以下の有名なロシアジョークを思い浮かべたのでは。
「スターリン(ブレジネフとも)は馬鹿だ」
と言ったロシア人が逮捕され、懲役10年になった。
国家元首侮辱罪:1年
国家機密漏洩罪:9年
PS.田母神空幕長のときの麻生内閣の慌てぶりも似たようなものでしたし、あれで麻生内閣の信頼は大幅に失われました。それに比べ鳩山内閣はもともと信頼ゼロだから安心?(苦笑)
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コメント
こんなことで自衛官の士気を下げまくって、有事の際は大丈夫なんでしょうか?
櫻井よしこさんのブログ(2010年1月09日)にあるように、北朝鮮の有事の可能性が高いというのに。
投稿: St.Judyのほうき星 | 2010年2月14日 (日) 11時21分
St.Judyのほうき星さま
>こんなことで自衛官の士気を下げまくって、
>有事の際は大丈夫なんでしょうか?
我が自衛官の士気の高さは世界に誇れるもので、自衛隊最強の武器なのに、それを自ら放棄するって、二代続けて無能な防衛大臣が続きますね。情けない。
>櫻井よしこさんのブログ(2010年1月09日)にあるように、
>北朝鮮の有事の可能性が高いというのに。
そうですねえ…困ったもんです。
PS.櫻井先生のブログ
http://yoshiko-sakurai.jp/
の個別記事のリンクは長いので、替わりに「杜父魚ブログ」のリンクを貼っておきます
http://blog.kajika.net/?eid=995769
投稿: 練馬のんべ | 2010年2月14日 (日) 11時49分
たびたびお邪魔してすみません。
この自衛隊幹部への処罰(文書注意)は、具体的にはどういう罪状で行われたのでしょう?
この幹部は明確に首相批判したわけでなく、単に首相の「トラスト・ミー」を*思わせる*発言をしたに過ぎないと聞きます。
つまり、幹部の発言を政府は首相への批判だっと勝手に*判断*して、公的な処分を行っているわけです。
これは自衛官の表現の自由を封じ込める行為です。そして、人権侵害救済法案が成立したら、政府は国民に何をするんだろうということを我々に「思わせ」ます。
投稿: St.Judyのほうき星 | 2010年2月14日 (日) 14時44分
St.Judyのほうき星さま
自衛隊法をググったところ、
(政治的行為の制限)
第六十一条 隊員は、政党又は政令で定める政治的目的のために、寄附金その他の利益を求め、若しくは受領し、又は何らの方法をもつてするを問わず、これらの行為に関与し、あるいは選挙権の行使を除くほか、政令で定める政治的行為をしてはならない。
→ややこしい条文ですが要するに「政治的目的のために政治的行為をしてはならない」
政治的目的と政治的行為は、自衛隊法施行令の
第五章 隊員 第四節 政治的目的及び政治的行為
(政治的目的の定義)
第八十六条 法第六十一条第一項に規定する政令で定める政治的目的は、次の各号に掲げるものとする。
(三項以前と六項以下略)
四 特定の内閣を支持し、又はこれに反対すること。
五 政治の方向に影響を与える意図で特定の政策を主張し、又はこれに反対すること。
(政治的行為の定義)
第八十七条 法第六十一条第一項に規定する政令で定める政治的行為は、次の各号に掲げるものとする。
一 政治的目的のために官職、職権その他公私の影響力を利用すること。
(二項以下略)
なので、
陸自と米陸軍との共同訓練の開始式、陸自側の代表訓示で「同盟関係は『信頼してくれ』などという言葉で維持されるものではない」という発言が問題視されたわけです。
つまり、職権による発言で、「特定の内閣…に反対」にあたる、とでもいうのでしょう。
逆に「信頼してくれ」に値する行動を首相が行ったとしましょうか。あり得ないけど(笑)
『首相の「信頼してくれ」という言葉に代表されるほど同盟関係はしっかりしている』と挨拶した瞬間にアウトですね(苦笑)
投稿: 練馬のんべ | 2010年2月14日 (日) 16時14分
ご指摘ありがとうございました。
「シビリアンコントロール」を忘れていたのは、私が迂闊でした。
投稿: St.Judyのほうき星 | 2010年2月14日 (日) 18時13分
St.Judyのほうき星さま
PCに向かっているだけの役立たずな「文民」が、現場を理解し、かつ、戦争の怖さを最も肌で判っている「軍人」を一方的に統制するのが文民統制なんて、無茶苦茶で危険極まりないことですね。
「軍人」も積極的に発言し、でも最後の最後に戦争に踏み切る決意は「文民」が行う、「軍人」はそれに従って戦争する、それがあるべき文民統制と思います。
投稿: 練馬のんべ | 2010年2月14日 (日) 18時48分