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2009年11月23日 (月)

高リスクのインフルワクチン、本当に必要なのかよく考えよう

『輸入予定の新型ワクチン、加で副作用』(読売)
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20091123-OYT1T00675.htm

『英製薬会社「グラクソ・スミスクライン(GSK)」がカナダで製造した新型インフルエンザワクチンを接種した人に、副作用とみられる重いアレルギー反応が高率で起きていた…国内で製造のワクチンと異なり、免疫補助剤が含まれる。現在、同社から承認申請を受け、国内で審査が行われているが、厚労省は、審査期間を短くするなど「特例承認」を適用する方針。ただ、使用中止が広がった場合、ワクチンの輸入にも影響する可能性』

『新型インフルワクチンは「安全」=持病高齢者「重症化の可能性も」-厚労省検討会』(時事ドットコム)
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2009112100181

『持病のある人への接種では、がんや肺気腫の持病を抱える50~90代の男女計21人が接種後に死亡したことが分かった。大半は持病による死亡で、ワクチンとの明確な関連はないとされているが、一部はワクチンが死亡の引き金となった可能性があると報告…』

のんべは以前書いた通り、インフルの輸入ワクチンは危険と思っています。
http://nonbe.way-nifty.com/blog/2009/09/post-1321.html

基本的には、西欧人用に作られたワクチンであり、体質の全く違う日本人には…体質の違いは、例えば連中は一般的に酒が強いけど日本人は弱い…安全かどうかわからんのに、日本人への治験も十分が行われていない以上危険と見るべき、と思っていたわけですが…

今回はそれ以前に西欧人にも危ないことが証明されてしまいました。そして、国産ですら危ないことまでわかりました。まあ、そんなもんかも。

接種すべきどうかは、その人の状況次第。のんべ家では家族全員接種不要と判断しています。

ワクチンを打つべきかどうか、リスクを秤にかけて考える必要があります。危険だから、というのですべて禁止することは無意味。交通事故殺人の元凶たる自動車は禁止されていません。車の利便性と事故のリスクを秤にかければ、利便性の方が大きいからです。

秤にかけるべきリスクとは、

・ワクチンを打たなかった場合に想定されるリスク・コストの期待値
「インフル罹患の可能性がどれくらい増えるか」×「罹患時の被害の大きさ」
(打たなかった場合に増えるリスクの大きさ。罹患時の被害の大きさとは、病気治癒にかかる日数とお金、その間の苦しみ、後遺症、死亡の可能性などなど)

・ワクチン自体のリスク・コスト
「打った場合の副作用+お金の負担感」
(打った場合に増えるリスクの大きさ)

この二つです。もちろん、数値化できるわけでもないので、感覚の世界であり、またお金や治癒に罹る日数の負担感も、人によって全く異なります。

つまり、罹患時の被害の大きさがその人にとって極端にでかければ、インフル罹患の可能性をわずかでも減らせるのなら打つべき、と判断されます。仮に大きく減らせるとしても、罹患時の被害が小さければ打つべきではありません。また、インフル注射の価格が高い場合は金持ちしか打てません。

以下、今回の新型インフル(H1N1)が弱毒性であり、まわりで罹った人たちも高熱こそ出すけどタミフルやリレンザですぐ治る、しかし1週間程度は出社も登校も禁止される、という現状を踏まえての記載です。

ワクチン接種が必要な人は、まず医療従事者。罹患の可能性が非常に高いし、罹患時によりまわりにうつしたときの被害がさらに大きく、それこそ人命にかかわります。本人のダウンが会社倒産に直結するオーナー社長さんも、やはり接種すべき。

逆に不要なのは、例えば健康だが家で寝てばかりいるニートさん(失礼)。打たなくても罹患のリスクは低いし、仮に罹患して1週間寝込んでも被害は小さい。

のんべも含む普通のサラリーマンとその家族の場合、罹患の可能性はそれなりにあるけど罹患時に大したことはなさそうなので、副作用のリスクの方が高い、のんべがそう判断しました。来年以降、危険性と安全性が十分に確認されるのを待つべき、と。

持病を持つ人は、インフル罹患時のリスクが大きい(重症化の可能性が高い)ので打つべき、とされていますが、ワクチンで重症化するリスクも高いわけで、やはりワクチン接種には賛成できません。

一般的に、リスクを秤にかけた場合にどうか、という視点は誰もが持っている当たり前のこと。みなさまよくご存じのこととは思いつつ、今回はあえて長々と書いたこと、どうかご容赦ください。

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