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2009年8月 8日 (土)

民主政権下で行政はまわるのか?

民主が官僚人事見直しへ…成果と評価を直結』(読売)

これ、本気で言っているのでしょうか。正しい面はありますが…

仮に政権交代したとします。

・民主が政策の方向性を決定

・上級公務員が具体策を決定

・自治労などの公務員が実行

という流れになります。

今まで誰も責任取らない流れだったのが、責任を持たせるのは結構なことだけど、責任はこの3者で取るべきものです。でも、民主党と民主党を支持する自治労などには責任がなく、上級公務員だけが責任を取らされる、ということになるのは明らかでしょう。

しかも、民主は自分の言うことを聞かない上級公務員はクビにする、という意向。民主のマニフェストは明らかに失敗しそうなものばかり、失敗したら上級公務員のせい、自治労などは今まで以上にのさばる。マスコミも役人叩きに邁進するでしょう。もちろん、万万万が一成功したら民主の手柄、となるのは明らかですね。なんだよこれ…

こんな無茶に対し、唯々諾々と官僚が従うはずもなく、抵抗は並大抵ではないはず。行政はまともにまわるのでしょうか。心配どころではありません。

民主政権ができるのはもう食い止められないかも知れない。もちろん公明もすり寄るでしょう。でも、民主の独裁政権ができたら日本は致命傷を負います。最悪の場合でも、自民が反対党として力を持つ程度には残ってくれないと…

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コメント

 上級公務員達がむざむざと自分達の牙城を明け渡す筈もないのですが、公務員だけで一度天下を執ってみたい、否、行政は斯くあるべきと心底思っている連中が、上級下級を問わず、どちらにも相当いる様に思います。

 実質そうした構造で回っている部分が有るのは確かで、政治家にして政治を知らない輩が永田町に多く居るのはその所為だといわれてきました。

 ダカラ、其れに飽き足りなくなったモノが、選挙に打って出て地方議員で当選して永田町に帰ってくるというパターンが出来上がっていたのでしょう。

 この構造を覆すのは並大抵ではないと思いますよ。

 政治構造を変えたくば、先ず、公務員改革から始めるべきなのです、それも、制度ではなくメンタリティを変えなきゃ同じ事です。

 日本のエリート尊重主義は明治以降、否、江戸期から何も変わって居ません、小栗上野介の昔から基準は同じでしょう。

 憂国のエリートは宜しいのですが、閥を造って、排他的な基準まで他者に押しつけ、支配しているのでは、全体主義者、共産主義者とあんまり変わらない事に気が附いてほしい。

 民主党なんて、善くてもエリートの出しガラですから。

投稿: ナポレオン・ソロ | 2009年8月 8日 (土) 16時55分

>政治構造を変えたくば、先ず、公務員改革から始めるべき
>それも、制度ではなくメンタリティを変えなきゃ同じ事
大いに賛成。

>日本のエリート尊重主義は明治以降、否、江戸期から何も
>変わって居ません、小栗上野介の昔から基準は同じ
なるほど、小栗上野介と来ましたか。日本史に理解がないと引用できない人物の代表格と思います。

>憂国のエリートは宜しいのですが、閥を造って、排他的な基準
>まで他者に押しつけ、支配しているのでは、全体主義者、
>共産主義者とあんまり変わらない事に気が附いてほしい。
仰せの通りですね。

>民主党なんて、善くてもエリートの出しガラですから。
「無邪気なエリート」ほど、危険なものはありません。

投稿: 練馬のんべ | 2009年8月 8日 (土) 20時50分

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