« 選挙にGO! | トップページ | 朝日ルが麻生閣下の演説を妨害! »

2009年8月30日 (日)

教育出版「中学社会歴史」批判その8(第一次大戦前後)

夏休みも終わったし、選挙も行ってきたので続きを。今回は第一次大戦後まで。

第5章 二度の世界大戦と日本

1.第1次世界大戦

マル1.総力戦の衝撃 第1次世界大戦とロシア革命

マル2.連合国の一員として 第1次世界大戦と日本

マル3.不戦の誓い 国際連盟と民主主義の広がり

マル4.わきあがる独立の声 アジアの独立運動

マル5.デモクラシーの波 政党政治と社会運動の広まり

マル6.大衆文化の形成 都市生活の広がりとラジオ放送

今回はここまで。

マル1.総力戦の衝撃

「…帝政はたおれました。しかし、新しい政府も戦争を続けたため、同年、「すべての権力をソビエトへ」とうったえたレーニンの指導で政府はたおされ、ソビエト政府が成立しました。
ソビエト政府は社会主義をめざすことを宣言し、無賠償・無併合・民族自決の原則による講和を参戦国に提案しました。…」

ああ素晴らしいロシア革命よ!とでもいいたげ。もちろん、レーニンが世界史上毛沢東、スターリンに次ぐ大虐殺をしたこと、一言も触れていません。

マル3.不戦の誓い

「第1次世界大戦は、1918(大正7)年になると、同盟国側が敗北を重ね、ドイツも国内で革命がおこり、、ついに休戦を申し出たため同年で終わりました」

間違いではないけど、スペイン風邪が大流行して戦争どころではなくなった、という重要な事実を書いていません。戦死者の半分以上はこのインフルエンザの病死者と言われています。スペイン風邪とは、大戦に参加しておらずに情報統制外だったスペインで報道されたため名称が定着したようです。もっとも、この教科書を書いた時点では新型インフルエンザ騒ぎは起こっていなかったので、次の改訂版では直るかも知れませんね。

また、日本はパリ講和会議で人種的差別撤廃決議を提案し、11-5で賛成多数になったが、議長国アメリカが「重要な決議は満場一致が必要」と否決を宣言しました。その結果日本は世界から大きな共感を得たのです。

日本人として知っておくべき重要な話なのですが、「日本ばんざい」ですので、この教科書はは当然書かないわけです。

Wakiagaru_dokuritu マル4.わきあがる独立の声

「1919(大正8)年3月1日、京城などで朝鮮の独立が宣言され、街頭で「独立マンセー」をさけぶ行動がおこり、朝鮮全土に広がりました(三・一独立運動)。この運動は、平和的に非暴力ですすめられましたが、日本は警察や軍隊の力で、これを弾圧しました。…独立運動は5月までさかんにおこなわれました」

藤岡先生のページから一部引用(『』部)します、詳細はそちらを見て下さい。

『3.1独立運動で日本が最も非難されるのが、京畿道水原郡の堤岩里教会における放火・虐殺事件…このとき、まず3月28日沙江の警察官駐在所が襲われ、巡査部長が殺害されました。又日本人家屋が放火され、類焼した家屋を含め、10戸が焼失』

これを見ると、決して「平和的に非暴力」と言えないものだったようです。朝鮮の歴史でこの手の事件が起こるとどうなるかを見れば、それは明らかでしょう。また、

『三・一独立運動の後で、主犯とされた8人が僅かに懲役三年、有罪となった者は全部で37人。内乱罪の適用が高等法院で却下され、保安法及び出版法違反と言う微罪となった(一部省略しています)

などということも、その後の朝鮮半島統治が非常に穏和なものになったことなど、全く書かれていません。だいたい、穏和になったからこそ5月であっさり終結したんだろうに…

マル6.大衆文化の形成

コラム「関東大震災とその影響」に「大混乱のなかで「朝鮮人が暴動をおこした」などさまざまな流言が…多くの朝鮮人が殺される…」

流言蜚語による関東大震災朝鮮人虐殺事件、というのは歴史の評価として全く固まっていないどころか、最近の研究では流言蜚語でなく事実だった模様です。日本人は「虐殺」には縁のない民族、近代日本史で「虐殺」の記述が出てきたら、まず捏造を疑うのが常識。少なくともこんなのを堂々と教科書に書くべきではありません。

今回はここまで。次回はいよいよ第二次大戦。もう嫌だけど、あと少し頑張ろうっと。なんとか10月には終わりたいですね。

|

« 選挙にGO! | トップページ | 朝日ルが麻生閣下の演説を妨害! »

コメント

関東大震災で凋賤塵が大虐殺にあったと言う件ですが、これって強制連行と両立しませんね。
強制連行ならば、雇用側としても、脱走防止の策を講じなくてはならないだろうし、ただ同然で使える労働者をみすみす第三者の不満解消のために殺させるとも思えません。当然、それを解決する手段は、一般日本人と隔離した環境の下で生活させられると言う事に他なりません。
しかし、デマごときで一般庶民が凋賤塵を殺す事が可能だとしたら、それは凋賤塵の側が歓迎されないのにもかかわらず、日本社会にいついて、厄介な隣人になったからとしか言いようがありません。
よって、こうした事は総体的に強姦酷のでっち上げてある事を疑うべきですね。

投稿: DUCE | 2009年8月30日 (日) 18時53分

DUCE様
この事件の後、朝鮮人が恐れをなして半島に帰った、という記録は全くありません。もし自分がその立場に置かれたらどうするか、もし同胞が大量虐殺されたならどうするか、考えるまでもなく明らかなんですよね。

投稿: 練馬のんべ | 2009年8月30日 (日) 20時52分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/166239/46069914

この記事へのトラックバック一覧です: 教育出版「中学社会歴史」批判その8(第一次大戦前後):

» 新型インフルエンザについて [新型インフルエンザ]
新型インフルエンザの感染拡大が懸念されていますが、新型インフルエンザについての知識や感染予防の方法などを述べてみたいと思います。 [続きを読む]

受信: 2009年8月30日 (日) 18時32分

» 新型インフルエンザ [新型インフルエンザ]
新型インフルエンザが、再来! みなさん、うがい、手洗いを心がけましょう。 そして早めのマスクの準備をしてください。 [続きを読む]

受信: 2009年8月30日 (日) 19時23分

« 選挙にGO! | トップページ | 朝日ルが麻生閣下の演説を妨害! »