新型インフル、厚労省第2段階宣言は慎重を期せ
『「問題あれば緩和」新型インフル対策の弾力的運用も…厚労相』(読売)
『【豚インフル】フェーズ4、国民生活に大きな制限』(産経)
『「新型インフル」日本人初感染、米シカゴ在住の6歳男児』(読売)
『新型インフル感染、新たに南米2か国…2500人超す』(読売)
今回の新型インフルについてだいぶ事情が判明してきました。報道を見る限り、極めて感染力は弱く、しかも弱毒性であることは明らかです。したがって、のんべの素人判断ではありますが、危機管理レベルを下げるべきと思います。厚労相の「弾力的運用」発言、大いに歓迎です。
なんでそんな風に思うか。季節性のインフルを考えて下さい。季節になって2週間もすれば日本中に蔓延し、何百万人の患者が出ます。ところが今回の騒ぎ、メキシコで騒ぎになってからもう2週間くらいは経ちます。メキシコの衛生状態は日本とは「月とすっぽん」にもかかわらず、2,000人を超えない。世界中でもわずか2,500人。これでパンデミックだなんて「へそで茶を沸かす」です。
そんな中、日本で感染者が出た場合、厚労省のマニュアルでは国内発生早期・第2段階が宣言されます。全国規模で学校の休校措置が取られるほか、危機管理計画を策定している会社では多くが事実上の休業になるなど、国民生活にも大きな影響が出ます。
日本人の患者は日本ではまだ皆無です。多くの日本人は、インフルと聞けばマニアックなくらい手洗い・うがいを励行します。予防的にマスクをするのは日本人くらいです。きっと、GWに海外に遊んだ日本人の多くがそのような行動をしており、今のところ功を奏しているのでしょう。
とはいえ、どんなに対策をしても、海外からの入国者がいなくならない以上、国内で新型インフルが発生するのは時間の問題ですが、国内患者が発生しても、大きな影響を覚悟した対策をするほどの危機とは思えません。通常のインフル並の対策で十分と思います。
厚労省は、第2段階宣言をすれば大きな悪影響があることを考えて、よくよく慎重にしてほしい。極論ですが、本格的に蔓延したら宣言、くらいでもいい。「究極の選択」みたいな書き方になりますが、第2段階宣言による景気の悪化で増える自殺者と、新型インフルによる犠牲者、どちらが多いかと考えれば明らかでしょう。
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コメント
突然のコメント失礼致します。
失礼ながら、相互リンクしていただきたくて、コメントさせていただきました。
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もしよろしければ、こちらのページから相互リンク登録していただけましたら幸いです。
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今後ともよろしくお願い致します。
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投稿: sirube | 2009年5月 9日 (土) 00時43分
sirubeさま
相互リンク申し出有り難うございます。
申し訳ありませんが、相互リンクは原則として普段よりお付き合いのあるブログ様、サイト様のみとしていますので、ご遠慮いたします。
投稿: 練馬のんべ | 2009年5月 9日 (土) 08時17分