トルコ「日本年」開催までに…
来年はトルコ国内では「日本年」だそうです。開催して頂けること、実に有り難いことではあります。
しかし、先日の記事「大恩あるトルコ共和国との友好を回復しよう」で書いた、柏崎市のアタテュルク像放置問題を放置したまま開催したとて、反感を買うだけでしょう。
事業より何より、この問題を解決するのが先決です。外務省と実行委員会メンバーに対してメールや手紙を出すなどの活動をしたいと思っています。
以下、外務省HPより転載します。(でも、このトップページ、イランイラク戦争時のトルコ航空による決死の日本人救出劇がすぐには見えない…これも文句言っておきたいと思います)
2010年トルコにおける日本年
平成21年5月7日
2010年は、日本とトルコの今日の友好関係の原点といえるエルトゥールル号事件の日本訪問および遭難から120年目の節目を迎えます。私たちは、この機会に、「2010年トルコにおける日本年」を開催し、世界有数の親日国とも言われるトルコとの絆をより一層強いものにしていきたいと考えています。
「日本年」の趣旨にご賛同頂ける多くの方々のご参加をお待ちしています。
新着情報
「日本年」ロゴマークの採用について(キャッチフレーズは引き続き審査中です)
「日本年」のロゴマーク・キャッチフレーズを募集します!(募集は終了しました)
リンク
「2010年トルコにおける日本年」に関するお問い合わせ
外務省中東アフリカ局中東第一課内「2010年トルコにおける日本年」事務局
〒100-8919 東京都千代田区霞が関2-2-1
電話 03-3580-3311(代表) FAX:03-5501-8312
E-mail:turkey-2010@mofa.go.jp
(引用ここまで)
続きに、トルコ航空による日本人救出劇を、wikiから引用します。また、上記でリンクしたこちらのページの記載が非常にわかりやすいので、ぜひご覧ください
以下、wiki「トルコ航空」から引用
イラン・イラク戦争の1985年3月12日、イラク軍によるイランの首都テヘランに対する空爆が始まった。テヘランの在留外国人は空爆を避けるために国外避難を準備し始めたが、3月17日に至って、イラクのサッダーム・フセイン大統領は「3月19日20時半以降はイランの上空を飛ぶすべての飛行機を撃ち落とす」という声明を発した。
宣言後、イランに住む外国人についてはそれぞれが国籍を置く国の軍隊、ないしは民間航空会社を使っての脱出が計られた。しかし、当時日本では社会党を始めとする左派や市民運動家による自衛隊への風当たりが強く、自衛隊に対し海外へ在留する日本人への緊急脱出をさせる為に活動させるといった法律が無かった。また、日本政府は他国に応援を打診したものの、自国民救出に手いっぱいで機材の予備も少なかったため、断られてしまう。また過去にテヘランに寄港していた日本航空は当時既にテヘランへの寄港を停止していたため、日本政府は現地との調整に手間取り、日本航空チャーター機の派遣も反会社側労働組合の反対と、前記期日までの脱出が困難であることを理由に実現しなかった。そのため、在イラン日本人200名以上は脱出方法が見つからずに生命の危機に瀕していた。
イランの日本大使館の野村豊大使は、トルコ大使館のビルレル大使に窮状を訴えると大使は「わかりました。ただちに本国に求め、救援機を派遣させましょう。トルコ人ならだれもが、エルトゥールル号の遭難の際に受けた恩義を知っています。ご恩返しをさせていただきましょうとも」と答え、大使の要請を受けて2機のトルコ航空機がテヘランへ派遣された。2機のトルコ航空機が215人の在留邦人を乗せてイラン国境を越えてトルコ領空に入ったのはタイムリミット直前のことであった。
この事件はのちにインターネット上の電子掲示板やメールマガジンを通じて親日国トルコのイメージを広めることに貢献し、テレビでもTBSのクイズ番組「日立 世界・ふしぎ発見!」、フジテレビのバラエティ番組「奇跡体験!アンビリバボー」や、2004年にはNHKのドキュメント番組「プロジェクトX」でも取り上げられた。
実際は「伊藤忠」のイスタンブール支店関係者、在テヘラン日本大使館からのトルコ政府への救援要請に対し、トルコ側が了承し、トルコ航空機の派遣を決定したとも言われる。なお、この事件に関するシンポジウムが2007年10月28日、東京都三鷹市の中近東文化センターにて、当該トルコ航空機の元機長、元キャビン・アテンダント、野村元駐イラン日本大使、森永元伊藤忠商事イスタンブール支店長ら当時の関係者出席の上、行われている。
この救出の後、1999年にトルコ大地震が発生したが、その際この救出された邦人の一部が義捐金を募りトルコに贈った。
また、湾岸戦争勃発1ヶ月前の1990年12月に、当時国会議員だったアントニオ猪木が自らイラクに赴いて平和を訴えるイベントを行い、サッダーム・フセイン政権によってイラクからの出国を差し止められ事実上の人質として抑留されていた在留日本人の解放を果たしたとき、チャーター便を出してこれを助けたのもトルコ航空であった。
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コメント
最近様々なニュースをネットで拝見し、首相官邸に意見を送っております。
テレビは情報を収集する上で全く役に立たず、見ている時がおかしくなるからです。
このたびのトルコの日本年開催は日本の明るい未来の為にも何としてでも成功させたいですね。
その為にも柏崎市のアタテュルク像放置問題の早期解決です。
私も及ばずながら、周知活動に努めさせて頂きます。
投稿: みけ | 2009年5月13日 (水) 23時10分
みけ様
>このたびのトルコの日本年開催は日本の明るい未来の為にも
>何としてでも成功させたいですね
まさに。これを機会に日土友好がさらに深いものになってほしいと思います。
>その為にも柏崎市のアタテュルク像放置問題の早期解決
はい!
>私も及ばずながら、周知活動に努めさせて頂きます。
よろしくお願いします!
投稿: 練馬のんべ | 2009年5月14日 (木) 03時05分
最近頭が重くなるニュースばかりで嫌になりますね。
特に「外国人、不法滞在者、市民団体、民主党、中国、韓国・北朝鮮」これ等の言葉が出てくるニュースはろくでもない思想に塗れて嫌になる。
そんな暇があったら、民放やNHKはもっと日本の為になる報道をするべきだ。
そうでなければ民放の赤字、NHKの不払いは深刻さを増すことでしょう。
手始めに親日国のトルコを特集してみてはいかがだろうか?
不景気といいながらグルメ特集なんかするなとも言いたい。
投稿: 暇人の戯言 | 2009年5月16日 (土) 18時26分
暇人の戯言さま
遅くなりました。事情があってネットが切れていたのですが、ようやっと復旧しました(苦笑)
>最近頭が重くなるニュースばかりで嫌になりますね。
>民放やNHKはもっと日本の為になる報道をするべきだ。
まことに。
>手始めに親日国のトルコを特集してみてはいかがだろうか?
ぜひやってほしいですね。
>不景気といいながらグルメ特集なんかするなとも言いたい。
ははは。そりゃあそうです。
投稿: | 2009年5月17日 (日) 14時06分