海上自衛隊の活躍に敬意
『警護対象外の外国船救助 海自艦2回目』(産経)
『米海軍、人質のコンテナ船長を救出 海賊3人は射殺』(産経)
海上自衛隊のみなさま、まことにお疲れさまです。日本の船が他の国の軍隊に守られているのに、外国船は日本が守れない、なんて、そんな無茶苦茶が現場で通るわけありません。その中で、船員法14条の「遭難船舶等の救助」を盾として救助なさったこと、ほんとに有り難い話です。丸腰に近いのにこの頑張り、驚嘆に値します。
麻生首相は、派遣された自衛官の苦悩はよーくわかっているはず。このまま現場を苦悩させたままなど、許されるはずありません。一刻も早く特別法を制定してほしい。殆どの国民は自衛隊の救助活動を支持しています。野党が反対すればするほど醜さが目立つだけですし、民主党でもまともな議員は内心支持しているはずです。
一方、アメリカ軍は海賊を射殺し船長を救助しました。のんべの感覚ではものすごく強硬に感じましたが、無法なハイジャックは殺されて当然が国際標準、のんべも平和呆けそのものです。よく船長を誤射しなかったものと感心しますが、万が一誤射されたとしても、アメリカの行動が批判されることはないでしょう。
必要なときは強硬手段を辞さず、ということを明らかにしたことで、海賊行為への抑止力は一気に上がりました。
日本の自衛隊に可能でしょうか。もちろん自衛隊員の遂行能力を疑うものではありません。問題は今のままでは日本政府が許すはずなかろう、ということ。海賊は、米軍の守る船は狙わず自衛隊の守る船を狙う、などということが起きかねません。
今から31年ちょい前、フフフクダ前首相のお父上、福田赳夫首相(当時)が「人命は地球より重い」との名言?を吐いてダッカ日航機ハイジャック事件では、犯人の要求に屈したのは有名な話で、日本はテロ支援国家となりました。ところがその翌月、ルフトハンザ航空181便ハイジャック事件が起き、西ドイツの特殊部隊が犯人を全員射殺したことで、ハイジャック全盛になりそうな世界的な流れを食い止めたのです。
当時の政治判断の批判は後出しじゃんけんなのでやめておきます。でも、今回の海上自衛隊出動に関わる野党の騒ぎっぷりと与党のへたれを見ると、当時より退歩しているの明らか。世界最高クラスの軍隊を持つ世界最悪の政府・シビリアンなんて、悪い冗談です。
繰り返します。麻生政権は、野党が何を言おうがさっさと特別法を制定し、現場の自衛隊員が無意味な制約なく活動できるようにすべき。今のままでは、日本が世界の笑い物になるのは確実です。それだけでも大問題だけど、日本の船だけ守って貰えず海賊の餌食になる事態になれば、日本の生命線であるシーレーンが破壊され、国民生活は危機に瀕します。
海上自衛隊の活動は、まさに日本の国民生活を守っているのです。もし民主党が反対するなら、「生活が第一」の旗は降ろすべきでしょう。政権を目指すと言っている以上、まさかそこまでのウマシカではない、と思っていますが…
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コメント
この海域での海賊防御行動は、自衛隊や日本の国民にとって大きな試練かもしれませんが、起きている事は、集団的自衛権の境界付近の出来事ですから、大きなチャンスと受け取る事も可能です。
「海外派兵だ」と云って居る連中は、明らかに、日本が自身を護る事を否定しているだけの存在ですから、彼らに国防を語る資格はありません、是以上の発言なら、彼らの主張と現実をマッチングさせる上で、公僕を生業とする公務員が税金を使って彼らと彼等の家族を護る事を止めて貰いましょう、外敵からの防御は、外敵の人権を損じる事になるのだそうですから。
投稿: ナポレオン・ソロ | 2009年4月17日 (金) 22時38分
ナポレオン・ソロさま
2chよりコピペ
広島の平和集会にゲストとして呼ばれた自衛隊員に浴びせられた言葉
市民「自衛隊は無くすべきだと思いますが、自衛隊員の○○さんはどう思いますか?」
市民「自衛隊が有るから軍事的緊張が発生する、憲法違反だから自衛隊は無くすべきだと思います、自衛隊員の○○さんはどう思いますか?」
そこで自衛隊員の返事、俺はこの言葉をこれからもずっと忘れないと思う
自衛隊員「そう言う人達も守るのが、自衛隊です」
投稿: 練馬のんべ | 2009年4月18日 (土) 06時40分
もうひとつコピペ
2年前旅行先での駐屯地際で例によって変な団体が来て私はやーーな気分。
その集団に向かって一人の女子高校生とおぼしき少女が向かっていく。
少女「あんたら地元の人間か?」
団体「私達は全国から集まった市民団体で・・・・・・云々」
少女「で、何しにきたんや?」
団体「憲法違反である自衛隊賛美につながる・・・・・云々」
少女「私は神戸の人間や。はるばる電車のって何しにここまで来たかわかるか?」
団体「・・・・・・・?」
少女「地震で埋もれた家族を助けてくれたのはここの部隊の人や。寒い中ご飯作ってくれて、風呂も沸かしてくれて夜は夜でやり持ってパトロールしてくれたのもここの部隊の人や。
私は、その人たちにお礼を言いに来たんや。
あんたらにわかるか?消防車が来ても通り過ぎるだけの絶望感が。
でもここの人らは歩いて来てくれはったんや・・・・・」
最初、怒鳴り散らすように話し始めた少女は次第に涙声に変わっていった。
あまりにも印象的だったのではっきり覚えている。
団体は撤退。
彼女が門をくぐった時、守衛さんは彼女に、社交辞令の軽い敬礼ではなく、直立不動のまま敬礼していた。
投稿: 練馬のんべ | 2009年4月18日 (土) 06時44分