パチンコで元派遣労働者を救済だ？

『派遣切り救済、パチンコ業界大量雇用…寮完備の店多く』（夕刊フジ）

パチンコ屋が元派遣労働者を「救済」？余計なお世話です。パチンコで金を使い果たした、パチンコ中毒になって一家離散になった、という元派遣労働者は非常に多いでしょう。それをパチンコ屋の店員として「救済」など、マッチポンプそのもの。

以前にも書いたように、ギャンブル性の高いパチンコはどう考えても禁止すべき。パチンコ中毒患者、駐車場に放置されて死亡した子供など、あれだけ被害者が報道されているのに、なぜ禁止されないのか。こんにゃくゼリーよりずっと危険です。今回こんな話を出している民団の祖国・韓国では、パチンコが禁止されているのはご存じの通りです。

なぜ禁止すべきなの？

・あまりにも害悪を垂れ流しているから。

・北朝鮮系のパチンコ屋からは北朝鮮へ金が流れて拉致被害者の帰国を邪魔しているから。

という理由だけでも十分。しかも、

・明らかな違法行為だから。

という当たり前の理由もあります。

刑法より

（賭博）第百八十五条 　
賭博をした者は、五十万円以下の罰金又は科料に処する。ただし、一時の娯楽に供する物を賭けたにとどまるときは、この限りでない。

（常習賭博及び賭博場開張等図利） 第百八十六条 　
常習として賭博をした者は、三年以下の懲役に処する。
２ 　賭博場を開張し、又は博徒を結合して利益を図った者は、三月以上五年以下の懲役に処する。

パチンコはお金を使いっぱなしではなく、相当な景品があります。日本語では賭博といいます。従って、「一時の娯楽に供する物」以外は景品として認められません。

ついでに風営法も見てみましょう。

（遊技場営業者の禁止行為）第二十三条
第二条第一項第七号の営業（ぱちんこ屋その他政令で定めるものに限る。）を営む者は、前条の規定によるほか、その営業に関し、次に掲げる行為をしてはならない。
一 　現金又は有価証券を賞品として提供すること。
二 　客に提供した賞品を買い取ること。
三 　遊技の用に供する玉、メダルその他これらに類する物（次号において「遊技球等」という。）を客に営業所外に持ち出させること。
四 　遊技球等を客のために保管したことを表示する書面を客に発行すること。

考え方としては同じですが、少し風営法の法が緩やか。洗剤や菓子なら刑法でもＯＫ、風営法でも明らかに賞金を出してはいけません。グレーゾーンは？本来ならグレーゾーン金利のように、厳しい方を適用すべきでしょう。

では、パチンコ屋では賞金はない？そんなことは誰も信じていません。いわゆる３店方式です。
・ホールは客の出玉を特殊景品と交換
・客は特殊景品を景品交換所に持参すると、古物商である景品交換所は特殊景品を現金で買い取り
・景品問屋が景品交換所から特殊景品を買い取り、ホールに卸す

３店が無関係を言い張るだけでいい。明らかな脱法行為です。パチンコ以外で３店方式をやったら即座に捕まります。

でも、警察は捕まえません。なら政治家は、三店方式は脱法行為であるとはっきり宣言すべきです。そうすれば警察も動かざる得ない。

でも、こんな自民の議連、民主の研究会があるわけだし、自公民の議員が堂々とパチンコチェーンストア協会のアドバイザーとして名前を出しているようでは期待薄です。情けない。

今のパチンコは日本の害悪の最たるもの、と思っているのでは私だけではありますまい。麻生首相は、反パチンコを強く宣言すれば、支持率アップ間違いないと思います。