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2008年12月14日 (日)

子供に罪がなくても親には罪がある

無保険救済法案が衆院で可決  中学生以下に短期保険証交付』(47NEWS)

こういうニュースを聞くと、国籍法改悪、民法改正要求訴訟(離婚300日規定)、給食費未納、赤ちゃんポストなどなどの話を思い出してしまいます。

どれもこれも見事に共通なのは「子どもには罪がない」というサヨクの論理です。「子ども」ですよ、「子供」じゃないですよ。

確かに子供には罪がありません。でも、例えば今回の国籍法改悪は、子供を作りっぱなしで放置した父親が悪いのに、その責任を国家に押しつけようというもの。民法の離婚300日規定適用も赤ちゃんポストもその原因は、無責任でふしだらな親。無保険も給食費未納も払わないのが悪い。すべては親の責任です。

子供に罪はない、という言葉の裏には、責任はすべて親が取る、という言葉が隠れています。でも、責任を取れないパッパラパーは昔からいるもんで、その場合は「親の因果が子に報い」ます。今は「親の無責任が国家に報い」となるわけです。

「子どもがかわいそう」という論理をすべてに優先させてしまうのは、無責任に生きることの奨励です。言い換えれば、まじめに生きている庶民は税金を、ふしだらなパッパラパー連中へまわすことを、正当化するものです。

それどころか、結局子供のためになりません。子供がこのことを知ったら「何やってもいいんだな、自分は常に正しくて悪いのは社会なんだな、結局誰かが助けてくれるんだな」となるでしょう。パッパラパーの再生産です。

こんなことをやっていては日本も社会も家族も崩壊します。既にだいぶ崩壊していますね。ああ、嫌だイヤだ。

パッパラパーにはきっちり責任取らせましょう。保険料も給食費も税金並に取立てないといけません。どうしょうもない場合に限り救済措置を講ずればいい。また、認知する場合は養育義務、払えない場合は債務不履行で牢屋行き。不義密通は天下の御法度、姦夫姦婦は重ねて四つ。だんだん過激になってきました(笑)

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コメント

練馬のんべさんのご意見に大賛成。国籍法の改正で、父親が認知すればその子どもの日本国籍が認められるとすれば、認知した父親に、その子が成人になるまで、あるいは収入を得て税金、年金、保険の掛け金を納めるようになるまで、子供一人につき、毎月2万円程度の税金なり、保険金なりを徴収すべきだと思います。とにかく親に責任を取らせる何らかの法を決めるべきでしょう。

投稿: おっさん | 2008年12月15日 (月) 08時16分

おっさん様
そうですね、国籍法改悪にせよなんにせよ、公明党主導でお得意のバラマキ。しかもばらまく相手は日本人だけでなく特亜まで。今まではカネのバラマキだけだったのが、今度は国籍のバラマキまで…次は領土のバラマキ、最後は主権のバラマキ…

投稿: 練馬のんべ | 2008年12月15日 (月) 08時50分

わたしも同じ考えですね。昔の発想だったら「子供に罪はない」と言うのであれば、親が代わって負担をするのが当然だったのが、今では、飼い犬がほえまくるのど同じ感覚で知らぬ存ぜぬを決め込む親が続出してきたようですね。
国籍法改悪に関しても、はなから否定的に考えるのも、所詮は両親の不道徳から生じた物でしかなく、それに対してみすみす利益をくれてやるというのが、どうしても容認できないからなのであります。
父親が認知するくらいならば、自らの負担で養育すべし! 現実には、相手の親子が母子家庭ということで、お上が生活保護かなんかで援助してやらなくてはいけない。こんなの冗談じゃないですよ。誰かの不道徳の分をどうして負担してやらればならんのか!

投稿: DUCE | 2008年12月15日 (月) 11時04分

のんべさん、こんにちは。

そうです、税金並みに取り立てねば
「楽したい」「お金払いたくない」
の無責任親がまかり通る世の中になるような気
がします。
今のご時世、生活保護を受けながら、パチンコ
やスナック通いする人もいるのに、何か信用が
私はできないです。

国籍法改正になれば、入管と警察に責任は丸投
げ。
入管の総務課のお姉さんに電話で聞きましたが
ただでさえ、入国申請手続きの外国人が列を
なしててんてこ舞いだそう。
あきらかに「人員不足」と申しておりました。

投稿: ぴよぴよ | 2008年12月15日 (月) 13時49分

私も同じ考えです。「救済」などと、しかも
「子供」を、となると異論が挟みにくいのが
卑怯な気がします。基本的に支払いのないものは
受けられない、と徹底させるべきです。
まして「保険」は相互扶助の理念の下に始められたのであれば、自らそれを壊したことになり
それじゃあ、無理して払うのやめようか、と思う人だって出てくる可能性はあります。
こんなことがまかり通れば、真面目にやってても
報われないんだ、と思わせることになります。
親の責任をこそ、徹底追求すべきで
それが実は真の「優しさ」であり
「救済」だと思います。

投稿: 翡翠 | 2008年12月15日 (月) 18時05分

DUCEさま
飼い犬が吠えて他人が転けて怪我しても飼い主に賠償責任が発生するのに、子供のことに無責任が認められるというのは、正直者が馬鹿を見るふざけた制度ですね。さすがに堪忍袋の緒が切れた日本人は多いのでは。でも、ふざけた自公政権を倒せば、日本を滅ぼす民主政権が誕生するわけで…(泣)

投稿: 練馬のんべ | 2008年12月15日 (月) 19時05分

ぴよぴよさま
恥の観念がなければ、払わないでいいのなら払わないですよね。戦後教育の精華というべきか…

>国籍法改正になれば、入管と警察に責任は丸投げ
許し難い話です。立法府と法務官僚の責任放棄。

>ただでさえ、入国申請手続きの外国人が列をなして
>てんてこ舞い…あきらかに「人員不足」
国籍取得については、お役所仕事を認めましょう。のんびりのんびり仕事して、ちょっとでも不備があればポイッ。9:30開店、昼休みは11:30-13:30、夕方は16:00で受付締め、17:00になったら有無を言わせず閉店。長蛇の列をなしているうちに国籍法再改正ってどうですか(笑)

投稿: 練馬のんべ | 2008年12月15日 (月) 19時11分

翡翠さま
>親の責任をこそ、徹底追求すべきでそれが実は真の
>「優しさ」であり「救済」だと思います。
まさに同感!

投稿: 練馬のんべ | 2008年12月15日 (月) 19時13分

私は、子供を守れない親には2種類の親がいると思います。子供を守れない親と、守らない親との2種類の親がいると思います。
今回の法案でみなさん心配されていることは、守らない親がより増えるのではないかということにつきると思います。守ることが出来ない親と守ることをしない親とでは雲泥の差があります。
子供を守るためという主旨の法案であれば、守ることの出来ない親を助け、守ることをしない親を減らすような法案にして欲しかったと思います。今は親に守られている子供もいつかは、自分の子供を守る義務がある親になるのだから、そのような法案が子供の為になると感じました。

投稿: さんぼ | 2008年12月15日 (月) 22時23分

さんぼさま
仰せの趣旨はよくわかります。どう頑張っても子供を守れない親がいるのも当然なので、その場合の救済措置は必要ですね。

>守ることの出来ない親を助け、
>守ることをしない親を減らすような法案にして欲しかった
まさに。今作られている法律はどれも、救済の必要な人たちを助けると称して、無責任パッパラパー連中へ救済措置ただ乗りを促進するものばかり。いささか許し難いと思います。

投稿: 練馬のんべ | 2008年12月15日 (月) 23時09分

>パッパラパーにはきっちり責任取らせましょう。保険料も給食費も税金並に取立てないといけません。どうしょうもない場合に限り救済措置を講ずればいい。また、認知する場合は養育義務、払えない場合は債務不履行で牢屋行き。不義密通は天下の御法度、姦夫姦婦は重ねて四つ。(拍手!)

もう全く大賛成です。私の思っていることを本当にスカッとするほど上手に記事にしてくださっています。もう嬉しくて。
昔の日本人は恥を知る民族だったから 本当にぎりぎりまで生活保護など申請しなかった。
うちだって30年以上前ですが奨学金を申請しようとしたとき 二親がいて奨学金などもらえるのかと薄給の親が申請を渋っていました。

ところが今はもらえるものはもらわにゃ損損とばかり就学援助に群がるは、滞納はするは、
生活保護受けているから教育費は出ているはずなのに学校にお金を持っていかず生活費にすべて使ってしまうは、もうやりたい放題。

何でこんな輩のつけをわれわれ普通のちゃんと税金納めている人間が払わなければならないのか。
のんべ様のおっしゃる通りきちっと親に責任取らせましょう。

投稿: さくらこ | 2008年12月20日 (土) 21時19分

さくらこさま
>昔の日本人は恥を知る民族だったから 本当に
>ぎりぎりまで生活保護など申請しなかった。
それが当たり前ですよねえ。良貨が駆逐されないように、悪貨は駆逐しないと…

投稿: 練馬のんべ | 2008年12月21日 (日) 07時59分

真っ当な方は全くもって心が狭くていらっしゃる(苦笑)すぐに言いますね、税金納めてグータラな奴を養ってる!って。でも実際にグータラを養っているのは、そんな事を考えもせずに天引き税金を納めている、善意のその他大勢ですよ(笑)

投稿: りんりん | 2009年6月10日 (水) 01時44分

りんりんさま
知らぬが仏、ですか。「善意」とは知らないことって、「善意の第三者」みたいな使い方ですね。あなた、そういう方々を馬鹿にしてますね。

投稿: 練馬のんべ | 2009年6月10日 (水) 07時04分

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