拉致被害者奪還のため追加制裁を!
『「拉致再調査拒否」 北朝鮮が中国に伝達』(産経)
北朝鮮が「再調査」を拒否する動きに出ました。日本にとって追加制裁を行ういいチャンスです。今の制裁を継続するだけでなく、追加で締め上げるのが、北朝鮮を動かす方法。動かなければドンドン制裁を追加。麻生政権には、拉致問題解決のため決断を期待したいと思います。
以下、昨日の集会でのお話を少し紹介します。
以前、交渉の場で北朝鮮の要求するものはカネやコメなどでした。しかし、昨年6月の日朝実務者会議では船、人、飛行機の往来禁止の制裁措置解除を要求、8月には船を取り下げ人と飛行機の往来解禁で調査委員会の立ち上げを約束しました。9月に反古にしたのは、人と飛行機の往来解禁が喫緊の課題ではなくなったということのようです。
9月9日には北朝鮮での最重要行事「国家創建60周年慶祝閲兵式」が行われましたが、それを大々的に行い、多くの総連関係者も来させる(お土産付き)つもりだったのでしょう。航空券の予約がなされていた気配もあるそうです。ところが、将軍サマが倒れて、大々的にやるどころではなくなり、総連関係者も行く必要がなくなった。それで往来解禁は延期でもよくなり、フクダ首相辞任表明にかこつけて反古にしたそうです。
こういうことはすべて金正日将軍サマの決裁が必要。つまり、将軍サマに判断能力はあるらしく、病床で決裁している模様です。
北朝鮮を動かすには、さらなる追加制裁が必要。できることはいろいろあります。
・全面的な輸出禁止、送金停止
・人の往来の完全な停止
・北朝鮮籍船だけではなく、北朝鮮がチャーターした船も、全面入港禁止
・(現行法では難しいが)日本版金融制裁…日本の金融機関に対し、北朝鮮と取引した海外の金融機関との取引を禁止
なお、制裁を行うようになって北朝鮮は動かなくなった、という議論などはウソ。2002年9月から、最初の4年は制裁はありませんでした。その間連中のやったことは、偽の遺骨を出してきてカネやらコメやら要求してきたこと。単にインチキしてきただけです。北朝鮮を動かすためには、制裁を強化することが必要です。
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コメント
アメリカは経済制裁の肩代わりを他国に割り当てることを画策して日本の制裁効果をオシャカにしようとしています。
北朝鮮への制裁は人の完全な往来停止のほか日本在住の北朝鮮人の強制送還をすべきだと思っています。
日本から北朝鮮人を排除すれば北朝鮮工作員の数が激減すると思います。
投稿: 島谷 | 2008年10月31日 (金) 15時50分
島谷さま
オーストラリアに重油を出させようというあの許し難い動きですね。家族会の方々も怒っていらっしゃいました。
>北朝鮮への制裁は人の完全な往来停止のほか日本在住の
>北朝鮮人の強制送還…北朝鮮工作員の数が激減すると
そうですね。そうあるべきです。
投稿: 練馬のんべ | 2008年10月31日 (金) 20時13分