重陽後一日に始まる総裁選必勝法
重陽と言えば最高の陽(奇数)が重なるめでたい日。日本ではすっかり忘れられていますけど…菊の節供が残暑厳しき折では、忘れられるのも仕方ないかな。
さて、前も書いたけど、重陽といえばこれ。
重陽後一日(九月十日) 菅原道真 作
去年の今夜 清涼(せいりょう)に侍(じ)す
秋思の詩編(しへん) 独(ひと)り断腸
恩賜(おんし)の御衣(ぎょい) 今此(ここ)に在り
捧持(ほうじ)して毎日 余香(よこう)を拝す
道真公と言えば、和歌なら「東風吹かばにほひをこせよ梅花主なしとて春を忘るな」が有名ですが(春な忘れそ、は後世の表現)、漢詩ならこれが一番有名でしょうか。
道真公は遣唐使を廃して国風文化を花開かせました。平安遷都百年後のこと、既に唐の国は乱れ、遣唐使には弊害の方が多いとみてのご決断。白紙(894)に返せ遣唐使、と覚えたものです。唐の滅亡はそのわずか13年後のことでした。(唐王朝は西暦618~907)
重陽後一日の日に、まさに総裁選が始まります。道真公なら、自由と繁栄の弧を理解してくださるに違いない。となれば、麻生氏はまず旧・官幣中社の太宰府天満宮または北野天満宮にまずお参りを…と言いたいけどそれは地理的に難しい。
となれば、湯島天満宮に必勝祈願するのがいい。そして、数分歩いて秋葉原で第一声を上げる、というのが麻生氏必勝の策、と信じます。
写真は今朝(9/9朝)の湯島天神。のんべは道真公に「日本をシナからお守り下さい」とお願いしました。
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コメント
>のんべ様
>>のんべは道真公に「日本をシナからお守り下さい」とお願いしました
遣唐使を見限る見識、さすがのモノがあったワケですね、善悪・得失を見抜くには、我が方の現状を知らねば、比較さえ出来ないのですが、彼が唐土に渡り、無効の事情を善く知っていたワケでもないのにそう言う判断を下せたには驚くしかない、唐は当時、世界でもトップクラスの繁栄と文化度の高さと言う評判を博していた筈ですから。
唐の高祖李世民からしてチャン族の出自で畑作・牧畜の民の出自、栄えていると言っても、その文化は秦漢時代、亦はそれ以前の文化を剽窃したモノか、遺産に過ぎない事は、渡来したモノを、道真公の慧眼を持って観察すれば判った可能性がある、同系文化と異文化の差異は見分けが着け易い、道真公は、真のシナ文化の創作主は、稲作・漁労の長江文明の民である事を知っていたのかも知れない。
長江の民の末裔は、4千年近い前に日本に渡って、列島現住人になっているのですから、日本文化が長江文化の特徴を引き継いでいるのなら、関連性の推定は簡単に出来たでしょう。
投稿: ナポレオン・ソロ | 2008年9月11日 (木) 06時46分
ナポレオン・ソロさま
>唐の…文化は秦漢時代、亦はそれ以前の文化を剽窃したモノか、
>遺産に過ぎない事は、渡来したモノを、道真公の慧眼を持って
>観察すれば判った可能性がある
なるほど!
わずかな情報で的確な判断をした道真公。今の政治家はこぞって参拝してほしいものです。
投稿: 練馬のんべ | 2008年9月11日 (木) 07時15分
TB有り難うございます。
九日に菊の花には早いですが、酒は飲まれたことでしょう。
自民党総裁戦も始まりました。
現時点では麻生氏が有利となっていますが最後まで分かりません。
金正日の重病説が流れてきた今、拉致や外交政策をちゃんと取り上げて欲しいですね。
投稿: まさ | 2008年9月11日 (木) 08時22分
まささん
>拉致や外交政策をちゃんと取り上げて欲しい
そう思います。単なる馬鹿騒ぎでなく、まじめな選挙戦であってほしいと思います。
投稿: 練馬のんべ | 2008年9月11日 (木) 21時01分