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2008年8月17日 (日)

亡霊が迷い出てくるお盆明け(笑)

「遺族は大きな決断を」A級戦犯分祀で古賀氏』(産経)

Ponkoさんにご指摘頂いた通り(感謝!)、古賀誠氏が遺族会に対して、(いわゆる)「A級戦犯」を(いわゆる)「分祀」せよと迫っています。(変な用語を使うから『いわゆる「」』連発…)

いわゆる「分祀」などできないことは既に書いた通りですので、ここでは少し見方を変えて書いてみます。

古賀誠氏は、要するに一般の遺族に対し、「いわゆる「A級戦犯」の柱をエンガチョすれば天皇陛下が行幸なさるのですよ」と悪魔のようにささやいているわけです。

遺族の方々は騙されてはいけません。

中共の横暴に屈して、神道の教義をも曲げて、そんな前例を作ったらどうなるか。中共の要求が際限なくなるのは火を見るより明らかですね。次は(いわゆる)「BC級戦犯」、そして日華事変戦死者、大東亜戦争戦死者、日清日露戦死者…靖國神社がなくなるまで続くに決まってます。

靖國神社がなくなっても終わらない。なんせシナは墓を暴く文化。となれば、千鳥ヶ淵墓苑、その次は各家庭の墓地まで、墓も掘り返せ、遺骨は全部破棄せよ、などと言ってくるでしょう。もちろん「国立追悼施設」でも同じ。一番泣きを見るのは遺族です。

遺族会会長を名乗るほどの人物なら、こんなことは百も承知の筈。それでいての発言でしょうから、悪質極まりない。

8月15日の武道館には「国立追悼施設」亡霊が出てきたわけですが、今度は「いわゆる分祀」の亡霊。お盆も明けたのに成仏できない亡霊には困ったもんですね(笑)

(続きは記事の保存です、当面はリンク先をご覧ください)

『「遺族は大きな決断を」A級戦犯分祀で古賀氏』(産経)

 自民党の古賀誠選対委員長(日本遺族会会長)は16日、愛知県豊田市で講演し、靖国参拝問題に関し「すべての国民、首相や天皇陛下も行けるような環境整備のため、私たち遺族が大きな決断をしなければならない」と述べ、靖国神社からA級戦犯を分祀すべきだとの考えをあらためて強調した。

 一方、新たな国立追悼施設の建設や千鳥ケ淵戦没者墓苑(東京都千代田区)の拡充案には「簡単に賛成はできない。靖国神社こそ戦没者遺族の唯一の追悼施設だ」と反対姿勢を示した。

 古賀氏は衆院の解散時期に関し「福田カラーが出るまで時間的余裕があってしかるべきだ。いま解散して政治空白をつくってはならない」と指摘。同時に「選挙は暑いより涼しい時期の方がいい」と述べ、来夏までに総選挙が実施されるとの見通しを示した。

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コメント

宗教のしきたりに政治家とは言え口を出すのはやりすぎでしょう。
政教分離などと、めんどうな話でなく、神社が分詞は不可能、と言われたら引き下がってお終いの話です。
イスラム原理主義なら、こういう横槍を入れる人物には天誅が下されるのは常ですよね。

それを、政治的に持っていくから、ややこしいわけで、神社のしきたりが厭なら、古賀さんの父上の合祀を取り下げてくれるよう願い出てみては如何?
(しきたりとして、取り下げはダメだったかも知れませんが・・・。)

投稿: NEVER | 2008年8月18日 (月) 14時34分

NEVERさま
そうですよね。人は神に従うか神を無視するしかありません。ただ、日本人一般の悪しき感性として、神は下僕であってほしい(賽銭をあげさえすれば、勝手な願いでも聞いてほしい)というのもあり、古賀誠氏はそういう「悪い意味での日本人らしさ」の代表かも知れません。
>古賀さんの父上の合祀を取り下げてくれるよう願い出てみては
ははは。靖國は教義上お断りしますけど(笑)

投稿: 練馬のんべ | 2008年8月18日 (月) 21時30分

最近この問題は宗教上の手続きの可否で語られている場合が多く感じていますが、本質的な問題は「いわゆるA級戦犯」は、日本国民にとっての犯罪者なのかという点以外にないと感じています。(神道の儀式的に可能だとしても分祀は納得できません)
 国民に対して道義的な責任はあるにせよ、私利私欲のためではなく自分の持ち場で戦った人を後世が遇することが出来ないとするならば、何のために国を背負い戦勝国側からの汚名をかぶる覚悟までしたのか、草葉の陰で悲しい思いをしていらっしゃると感じています。

投稿: 山本大成 | 2008年8月19日 (火) 14時33分

山本大成さま

>日本国民にとっての犯罪者なのか
その通りと思います。(逆賊でも死ねば神ですが、靖國の祭神としてはそこまで割り切れないかも)
いわゆる「A級戦犯」で問題にされるのはまず東條英機。例えば広田弘毅を問題にする人などいますまい。松岡洋右などはちょっと措きます。
東條の決断が二百数十万の日本人を殺した、と思う人もいるでしょうし、日本は自衛戦争に走らざるえない状況で首相の問題ではない、東條は命を捨てて陛下を守ったのだ、という人もいるでしょう。どちらが正しい、と言い切るのは不遜というもの。古賀誠は前者と言い切る自信があるのでしょうか。

>私利私欲のためではなく自分の持ち場で戦った人を後世が遇する
>ことが出来ないとするならば、何のために国を背負い戦勝国側
>からの汚名をかぶる覚悟までしたのか、草葉の陰で悲しい思い
まことにそう思います。

投稿: 練馬のんべ | 2008年8月19日 (火) 21時27分

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