敗戦の日
今日は敗戦の日、鎮魂の日。東京は今年一番の暑さです。
まず朝、靖國神社に参拝しました。可能であれば、まだ静かなうちに参拝しておくに限ります。朝寝坊(苦笑)のんべも少し早起き。英霊の皆様、日本をお守り下さい。
昼、再び靖國方面へ。暑さはいよいよ本番です。神保町あたりで、サヨクがデモ行進してました。暑いのにご苦労さんなことで。石原慎太郎の参拝に反対、政治利用をするな、ですか。こういうデモこそ「靖國の政治利用」なのに(笑)それに対し街宣右翼がお待ちかね。警察も大変です。
どっちもどっち、今日は半旗を揚げる鎮魂の日なんだから静かにしてくれ…
九段下駅周辺も騒然としています。今度は保守系ブログの方などもいました。河野談話反対、外国人参政権反対、台湾人国籍表記の更正など。静かに署名運動などなさるのは反対しません。しかし一部に、拡声器を使って主張なさる方がいたのはちょっと残念。繰り返しますが、今日だけは静かに鎮魂。そう思うのは私だけでしょうか。
靖國は今朝参拝したので、今度は千鳥ヶ淵戦没者墓苑に参拝。こちらも人は少なくないけど、静か。国立の「無名戦没者の墓」であり、身元が特定できない多くの遺骨が納められています。合掌。
再び靖國へ。多分年間で一番参拝者の多い日なので、大混雑。(写真右端は報道陣)
列の横へ抜けて鎮霊社へ…と思ったら、入り口が閉鎖されていました。鎮霊社は世界の戦没者すべてが祭神の鎮魂の社。仕方がないので、閉ざされた入り口手前から礼。
参道ではフクダ首相の参拝を求める署名をしました。無駄だと思うけど、最低限の主張はしないと。本当は、フクダ首相の退陣を求める署名をしたかったのですけど(笑)なお、今日は閣僚では太田氏、保岡氏、野田氏、他に小泉元首相、安倍前首相などが参拝なさったそうですね。安倍前首相は、首相として一度も参拝しなかったことを、英霊にお詫びしたのでしょう。
1時過ぎたところで今度は北の丸公園へ。例年のように戦没者追悼式が武道館で行われたので、1時までは一般人は田安門からは入れません。
追悼式ではまた余計な挨拶があったようで。鎮魂の場で、不戦の誓いを言うのはわかりますが、「アジアの諸国の人々に多大の損害と苦痛を与えました(フクダ首相)」「歴史に背景を持つ未解決の問題がとげとなり、摩擦…政府が特定の宗教によらない追悼施設の設置(江の傭兵)」などというのは理解不能です。戦没者の鎮魂の場で他国のご機嫌を取る国。どういう国なんだ…
開放された田安門から入って、弥生慰霊堂にお参り。初老の夫婦が、この入り口を見てなんだろう?という表情をしているので、ここは警視庁と東京消防庁などの殉職者を祀る無宗教の施設ですが昔は弥生神社でした、と説明しました。そりゃあ、そんなこと知らないよなあ…ぜひ、入り口に説明の看板を立ててほしいものです。
暑い日でした。鎮魂の日には、これくらい暑いのがお似合いなのかも知れません。
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コメント
「右翼の正体」
右翼団体の多くは、騒音をまき散らしながら国民を威嚇して、愛国者 =「変質者、危ない人」というイメージを植え付け、
さらに日の丸や、天皇陛下のイメージを汚しながら、企業に無理難題を押し付けて金銭を要求するなどの犯罪を行っています。
(参考URL)
http://www.geocities.jp/uyoku33/
投稿: 「右翼の正体」 | 2008年8月16日 (土) 00時46分
「右翼の正体」さま
コメント有り難うございました。
昔、韓国が反共の牙城だった頃に、右翼が在日韓国人を多く勧誘した、という説を聞いたことがあります。
投稿: 練馬のんべ | 2008年8月16日 (土) 06時26分
まずは不謹慎ながら、どうせなら今日のほうを晴れにしてくれよと嘆きたいです。(ToT)トホホ わたしの場合、今日が休みでありまして、晴天ならば、観光にはふさわしいのであります。どうも、休みのときに限って天気が好ましくない状態になるケースが多いのが不満であります。
しかし、時期が時期だけに、昨日の場合はどちらにしても混雑は免れなかったのでしょうな。靖国神社へ行けば混雑。観光にいこうにも、高速道路は渋滞。
その上、署名活動に従事されていた方々は、炎天下の下で一定の場所に鎮座していたわけですから、水分補給は頻繁におこなわねばならない苦労をしていたわけでしょう。
わたしなどはとても、そういう環境の下では水道が近くになければ、堪えられないでしょうな。飲み水だけではおっ付かず、蛇口の下に頭を持っていって、頭を冷やすのです。(;´ρ`) グッタリ
投稿: DUCE | 2008年8月16日 (土) 09時19分
DUCEさま
暑かったですねえ。私も水道の脇を通るたびにタオルを絞ってました。炎天下の中、立ちっぱなしで署名活動なさっていた方には敬服です。
投稿: 練馬のんべ | 2008年8月16日 (土) 09時29分
私が尊敬する相田みつをさんのお兄様2人も戦争で
亡くなったそうで、残された家族の心の傷と言う
ものを感じます。
アルピニストの野口健さんは戦死し、祖国
の為に亡くなられた方を敬いましょうと言っただけ
で右翼呼ばわりされると批判してました。
亡くなった人は皆、仏様で、右も左もありません。
どうも、靖国に行くだけで鼻息荒くするのは止めて
くださいって感じですね。
投稿: ぴよぴよ | 2008年8月16日 (土) 10時09分
私は靖国さんと言ふ場所は、生き残つた我々が英霊に代つて戦ひを誓ふ場所だと考へて居ります。戦陣で志半ばで散つた英霊のためにも、その遺志を継がねばならぬと考へて居ります。
遺族の方にとつては英霊と出会へる再会の場ですが。
投稿: 葦原屋 | 2008年8月16日 (土) 11時59分
ぴよぴよさま
靖國参拝、と言った瞬間「ウヨク」にされますね。そりゃあ、極左からみれば中道左でも十分に「ウヨク」なのでしょう。
>亡くなった人は皆、仏様で、右も左もありません
>靖国に行くだけで鼻息荒くするのは止めてくださいって感じ
そう、亡くなられた方は仏様であり神様。家で仏式で祀った方を靖國で(靖國に限らないが)神様に合祀すること、それがなんら矛盾ではないのが、普通の日本人が自然に持つ死生観。わからん人たちが騒いでいるのでしょう。
投稿: 練馬のんべ | 2008年8月16日 (土) 22時30分
葦原屋さん
>靖国…生き残つた我々が英霊に代つて戦ひを誓ふ場所だと
なるほど。顕彰の場ですから、そういう面は間違いなくありますね。戦いとは武力だけではないわけですし。
投稿: 練馬のんべ | 2008年8月16日 (土) 22時40分
15日は用事で行けないということで、14日に地元の
「鶴岡護国神社」に参拝しました。いつか15日に
靖国神社に参拝したいです。
それにしても、河野洋平はそんな事を言ったんです
か。本当にクズですね。追悼式典でそんなことを
言うなんて、英霊やご家族の方々の気持ちを踏み
にじる発言ですよね。
近い将来、靖国神社参拝は当然だという世の中に
したいですね。
投稿: abedai | 2008年8月17日 (日) 00時04分
abedaiさま
護国神社参拝お疲れ様でした。
河野洋平とフクダ首相の発言は朝日によれば以下の通りです。
http://www.asahi.com/politics/update/0815/TKY200808150201.html
戦没者追悼式での河野衆院議長の追悼の辞(要旨)は以下の通り。
今日のわが国の平和と繁栄は、戦没者の方々の尊い犠牲の上に築かれたものであり、私たちは300万余の犠牲を決して忘れてはならないと思います。残されたご遺族の悲しみを思います時、私は失ったものの大きさに胸ふさがれる思いであります。
戦火に巻き込まれたアジア近隣諸国の方々、わが国と戦って生命を落とされた連合国軍将兵のご遺族にとっても同じ悲しみであることを胸に刻まなければなりません。
私たちが63年前の「決して過ちを繰り返さない」という決意を新たにし、戦争の廃絶に向け着実な歩みを進めることこそ、戦没者の御霊を安んずる道であると考えます。
わが国と近隣諸国との関係において歴史に背景を持つ未解決の問題がとげとなり、摩擦を引き起こしている現状を考えるとき、私は政府が特定の宗教によらない、すべての人が思いを一にして追悼できる追悼施設の設置について真剣に検討を進めること、領土問題についても、お互いに内向きに領有権を声高に主張するばかりでなく、相手側と真摯(しんし)に向き合い、話し合いによる解決を実現していくことが強く求められていると考えます。
私は、国際紛争解決の手段としての戦争の放棄を宣言する日本国憲法の理念を胸に、戦争のない世界、核兵器のない世界、報復や脅迫の論理ではなく、国際協調によって運営され、法の支配の下ですべての人の自由・人権が尊重される世界の実現を目ざして微力を尽くして参りますことを全戦没者の御霊を前にお誓いし、私の追悼のことばといたします。
http://www.asahi.com/politics/update/0815/TKY200808150203.html
戦没者追悼式での福田首相の式辞(要旨)は以下の通り。
先の大戦では300万余の方々が、戦場で、あるいは銃後の地において、そして戦後、遠い異境の地において、祖国の弥栄(いやさか)を念じ、愛する家族のことを案じつつ、亡くなっていかれました。また、我が国は多くの国々、とりわけアジアの諸国の人々に多大の損害と苦痛を与えました。私は国民を代表して、ここに深い反省とともに、犠牲となられたすべての方々に対し、謹んで哀悼の意を表します。
私たちは今日の平和と繁栄が、戦争によってかけがえのない命を落とされた方々の尊い犠牲の上に築かれたものであることを、ひとときも忘れることはありません。私たちが悲惨な戦争の教訓を風化させることなく、史実を未来に正しく引き継いでいくことこそ、多くの戦没者の思いに応える道であります。
今日、一部国際社会の情勢が不安定さをみせる中、一国だけの利益を追求しようとする風潮がないとは言えません。私たちは内向きな志向のとりこになることなく、心を開き、そのまなざしをしっかりと世界に向けながら歩んでいきたいと思います。
終戦から63年を経た本日、私たちはいま一度不戦の誓いを新たにし、平和協力国家として国際社会の先頭に立ち、世界の恒久平和の確立に向けて積極的に活動していくことを誓います。戦没者の御霊の安らかならんことを、そしてご遺族の皆様のご健勝をお祈りして式辞といたします。
投稿: 練馬のんべ | 2008年8月17日 (日) 00時13分
>のんべ様、ご紹介有り難う御座いました。
読了して、ムラムラと怒りが湧いてきました。
先ず河野衆議院議長の弁に対して
>>政府が特定の宗教によらない、すべての人が思いを一にして追悼できる追悼施設の設置について真剣に検討を進めること、
「特定の宗教に拠らない」とは、実は戦前の国家神道に他ならないワケですが、それが認識できていないレベルで、具体的な追悼施設を企図すると言うのなら、一体、どの様な形を想定しているのか、神社か、仏閣か、教会か、それともメッカの黒い石の様なモニュメントか、何れを選んでも大きな批判が湧き起こる事さえ、この人は予想すら出来ていないことになります、慰安婦問題と同じくこの人には物事を予見する知性が備わっていない。
自分が批判して居るつもりの正体やその手続などにさえ、関心さえ無く、当然理解が及んでいないと言うことです、その線で↓の発言を考えれば、彼の、「真摯に向き合う」事が、如何にトンデモナイ現実を示しているかは容易に想像が出来る。
>>領土問題についても、お互いに内向きに領有権を声高に主張するばかりでなく、相手側と真摯(しんし)に向き合い、話し合いによる解決を実現していくことが強く求められている。
結論から云えば、唯のバカです。
さて福田総理大臣、何時でもこの人の弁は意味不明。
>>一部国際社会の情勢が不安定さをみせる中、一国だけの利益を追求しようとする風潮がないとは言えません。
一体何処の国の事をいわんとしているのか、シナか、韓国か、朝鮮か、ロシアか、はたまた米国か、思い当たりが有り過ぎるのは、そう言う傾向が外交に臨むに、独立国として当たり前だからでしょう、外交が、「一国だけの利益を追求する立場」に立ったモノであるというのは、極めて基本的なことですよ。
>>私たちは内向きな志向のとりこになることなく、心を開き、そのまなざしをしっかりと世界に向けながら歩んでいきたいと思います
一体誰の作文か知りませんが、是亦、意味不明、何を以て「内向きな志向」と云っているのか、外から看て、主権国家同志の争いの場で「防衛や主権主張の際の外交姿勢」等が、我田引水的、右傾化して見えるのは当然の話で、そう言う感覚や視点が外交には必要なのだと言う、肯定的な理解が欠けているから、町内会長も務まらない器量だと云われる。
脳内お花畑とは正にこの人の外交姿勢を指すのであって、空想的平和主義を具現化した最たる政治家と言って良い。
投稿: ナポレオン・ソロ | 2008年8月17日 (日) 15時30分
ナポレオン・ソロさま
河野衆院議長もフクダ首相も、こんな人たちがよくもまあ国民の代表でいられるものですね。さっさと引退してほしい。
投稿: 練馬のんべ | 2008年8月17日 (日) 16時50分
福田総理も河野議長も、日本人でしょうか?
四面海の国土と天皇の御して日本在り
日本と言う国在りて民あり
民在りて社会在り
社会在りて政府あり
靖国神社は宗教のへったくれのいう場所では無いと思いまする。
当時の政府の為ではなく「日本」と言う国の為に戦った方々の御霊の鎮まる場所でありましょう。
本来、政府・政治等は遠く及ばぬ、日本人の心を現す場所やもしれぬ。
そう考えれば、日本という国の存在が恐ろしく、ネチネチと日本の国体の破壊を目指す左翼が騒ぐのも大いに納得できる。
しかし、騒ぐ連中は皆、斯様な空け者である事に、多くの日本人が気がつけば、事は収まる。
そうなる事を祈りたいものです。
投稿: tono | 2008年8月20日 (水) 10時57分
>福田総理も河野議長も、日本人でしょうか?
うーん…行動や発言は日本人とは思えないけど…
>靖国神社は宗教のへったくれのいう場所では無い…
>「日本」と言う国の為に戦った方々の御霊の鎮まる場所…
>本来、政府・政治等は遠く及ばぬ、日本人の心を現す場所やも
さすが、天晴れなお言葉です。感服つかまつりました。
投稿: 練馬のんべ | 2008年8月20日 (水) 21時44分