IOCのご都合主義に一言(怒)
【北京=松本浩行】中国政府のチベット政策などに対する反発から、開会式の入場行進で、政治的なアピールをする選手が出る可能性が指摘されている問題で、五輪組織委の張和平・開閉会式部長は6日の記者会見で、「(行進中に)スローガンを叫んだりすることは、五輪憲章違反に当たる。そんなことには反対だし、政治と五輪をリンクさせるような選手はいないと信じる」と、楽観的な見方を示した。
4月7日のパリでの聖火リレーでは、スポーツ選手を含む参加者の一部が、中国政府への抗議の意味を含めて、「よりよい世界のために」と書かれたバッジを着用して参加。開会式でも同様な行動を計画する動きがあると伝えられる。
また、同組織委新聞宣伝部の孫偉徳副部長は、この日早朝、五輪会場周辺で、チベット問題について抗議活動を行った英国人ら4人が一時的に拘束された問題について、「我々は五輪を政治利用するいかなる行為にも強く反対する。海外から来た人でも、中国の国内法を尊重しなければならない」と話した。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント