軍のメンツ>>被災者の命…(怒)
『日本の緊急援助隊は煙たい?住民歓迎も軍は「メンツが…」』(産経)
「軍が仕切る現場で日本隊に生存者を発見させると思うか?」…まあ、本音でしょうねえ。つまり、軍のメンツ>>被災者の命。そんなもんかも知れませんが、こいつら人間とは呼べません。
阪神大震災などで鍛えられた日本の救助隊は、ダントツ世界一の救助技術を持っているそうです。(ぶったま・青山繁晴氏の解説→ようつべから消されてしまいました、残念)でも、生存の見込みのないところに連れて行かれたら、それでは仕事になりません。人民解放軍は生存者を救出するが、日本隊は遺体収容しかできない、という宣伝に使われて、助かるべき人が死ぬなんて、あまりに酷すぎます。
信じがたいほど人の命が軽い、それが中共の本質、ということが再確認できました。こんな国が現代にある、というのもいささか信じられない話ですが、現実なのですね。うーん…
また、こんな話もあります。
『北京五輪の…関係者は「言い方は悪いが、これは神の助けかもしれない」とつぶやいた。五輪関係者の間では、大地震がチベット問題の影を薄め、国際社会との溝を埋める役割を果たすとの期待が出ている。』(『1000万人、厳しい避難生活 四川大地震1週間』(中国新聞)より)
うーん…(怒)
言っても無駄でしょうが、やっぱり書かずにはいられませんね。
中共政府は被災者の救助にありとあらゆる手段を尽くせ!
救助をプロパガンダの場にするな!
北京五輪などやっている場合ではない!
チベット人などのいわゆる「少数民族」も救え!
フリー・チベット!
(続きは記事の保存です、当面はリンク先をご覧ください)
『日本の緊急援助隊は煙たい?住民歓迎も軍は「メンツが…」』(産経)
四川省北川県曲山鎮の中学校で捜索活動を始めた日本の国際緊急援助隊=18日午前(共同) 日本の国際緊急援助隊は18日、「いちるの望み」(隊員)をかけ、多くの生徒、児童が下敷きになった学校の倒壊現場での捜索・救助活動を始めた。ただ、同隊への感謝の声が絶えない被災民とは異なり、人民解放軍などの反応は手放しで「歓迎」とはいかないようだ。(綿陽市北川県 野口東秀)
中国政府が日本の援助隊を真っ先に受け入れたのには、日中関係の重視や国際協調をアピールする狙いがあったが、民政省などは「反日感情」を危惧(きぐ)し受け入れに消極的だったという。
その懸念は、被災住民に関する限り払拭(ふっしょく)されたといっていい。しかし、捜索・救助活動にあたる軍などの間には複雑な感情がみられる。
捜索・救助活動を現場で統括するのは基本的に人民解放軍だ。実際、大規模な災害時に救助や物資の輸送などを行えるのは、軍や消防などをおいてほかにない。
17日、日本の援助隊は青川県の被災現場で活動したが、軍の兵士の1人は「あれは日本隊だろ。早く帰れよっていう感じだ」と口走った。それ以外にも不快感を示した救助関係者もいた。
ある中国筋は「軍が仕切る現場で日本隊に生存者を発見させると思うか?」と話す。日本の援助隊に中国側が指定した被災現場は、すでに捜索を終えたか、あるいは巨大な土砂崩れで埋まり、中国側も救助などは「無理」だと判断した小学校だった。同筋は「軍などがいったん捜索し救助活動をすでに終えた現場で、もし日本隊が生存者を発見したら、それこそメンツが立たない」ともいう。
それでも日本の援助隊が生存者を救出すれば、日中関係の改善にはプラスとなる。現場の軍関係者などによる感情の吐露は、日本から援助隊を受け入れる土壌が整っていないことを浮き彫りにしている。
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『1000万人、厳しい避難生活 四川大地震1週間』(中国新聞)
マグニチュード(M)8を記録、死者約五万人と推計される中国・四川大地震の発生から十九日で一週間。被災者は一千万人を超え、被災地では支援物資も十分に行き渡らず、住民らは厳しい避難生活を強いられている。相次ぐ試練に胡錦濤こ・きんとう指導部は正念場を迎えているが、未曾有の自然災害でチベット問題は影を潜め、国民の一体感も高まり、北京五輪関係者からは「神の助け」との声も聞こえてくる。日本政府は各国に先駆け国際緊急援助隊を派遣、日中信頼関係確立への期待が高まっている。
▽政権強化へ正念場 胡主席、試練相次ぐ
中国の胡錦濤国家主席は十二日の四川大地震発生後、直ちに温家宝首相を四川省に派遣、十六日からは自ら被災地入りして救援活動の陣頭指揮を執っている。今年三月に二期目の「胡―温体制」が本格的にスタートして以来、チベット暴動に続く厳しい試練で、政権掌握力の強化に向けて正念場となりそうだ。
「苦しく悲しい思いはみんなと一緒。全力を尽くし救出活動に当たります」。胡主席は被災地入りの直後、地震で特に大きな被害が出た四川省綿陽市北川県を視察、国営の中国中央テレビは住民の手を握り懸命に励ます様子を繰り返し報じた。
視察途中、道路がふさがれていたため、胡主席は歩いて移動。中国紙は「徒歩で被災状況を視察、住民を見舞う」(人民日報)とアピールした。温首相の視察時と比べ、軍兵士への激励場面が多いのも特徴だ。
胡主席と温首相の二人が視察先で顔を合わせ打ち合わせするのは異例で、胡指導部が今回の震災対策を極めて重視していることを示している。
しかし、インターネット上では「胡主席が現場に行くのが遅すぎる」「地震後の反応が鈍い。救助隊の規模も小さい」などと一部に批判もある。北川県では胡主席視察のため救助活動が一時ストップ、住民が不満を言う場面も目撃された。
一期目の胡―温体制発足後の二〇〇三年、新型肺炎(SARS)が国内で猛威を振るい、国際社会から「情報隠ぺい」と批判を受けた際は、温首相との二人三脚で難局を乗り切り、政権基盤固めにつなげた。
北京五輪という大イベントを控えた胡主席にとって、震災対策は「党内の求心力を高める上で大きな試金石」(北京の外交筋)となっている。(北京、共同=加藤靖志)
▽チベットの影薄まる 「神の助け」と五輪関係者
中国・四川大地震が発生した十二日夜、北京五輪のリスク評価担当チームの関係者は「言い方は悪いが、これは神の助けかもしれない」とつぶやいた。五輪関係者の間では、大地震がチベット問題の影を薄め、国際社会との溝を埋める役割を果たすとの期待が出ている。
発生翌日の十三日朝、福建省竜岩で予定通り聖火リレーが実施されると、国内のインターネット上で「われわれ中国人に良心はないのか」といった非難が続出。その後はリレーと並行して募金活動などが行われるようになり、今や聖火リレーは「被災者との連帯」がテーマだ。
人権やチベット問題への批判から「反中国」の象徴となった聖火リレー。中国では国際社会の非難に対する反発から「団結」の声が強まり、それに比例して排外感情が高まった。しかし、大地震による中国人の「一体感」にはそうした危険要素はない。
一九九五年一月の阪神大震災では、二カ月後に被災地兵庫県西宮市の甲子園球場で選抜高校野球大会が開かれた。一時は開催すら危ぶまれたが、外野フェンスに「復興・勇気・希望」の文字を書き開会式を行った。
北京五輪でも「批判集中」から「メッセージ発信」という「攻守交代」が起きるかもしれない。もちろん、チベット問題には依然として国際社会が大きな関心を払い続けている。中国側に政治的意図が見えすぎると、新たな批判につながりかねない。(北京、共同=松村圭)
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コメント
のんべさん、こんにちは。
青山氏の動画が見れませんでした。
残念。
青山氏が以前、ブログでTVタックル収録後に中国人
ジャーナリストの女性から因縁つけられたと書いて
ました。
一般視聴者が見てないところで陰湿ですわね。
中国人民はどこまで行っても人命軽視の中共の味方
になってそうな気がします。
偏向愛国MC(マインドコントロール)の根は深い
ですし大変です。
この産経ニュースの写真。
日本の隊員が合掌してるところ、そそくさと遺体を
運び出す中国人部隊の図が印象的でした。
命を尊ぶ心はどこへ行ったのか。
悲しいですね。
ミャンマーの犠牲者も膨大ですが、その犠牲を後押
しするのが軍事政権であり、それを支えるのが
中国共産党なわけでもあり。
ミャンマー、四川省で亡くなられた多くの命に祈り
を捧げたいと思います。
合掌
投稿: ぴよぴよ | 2008年5月19日 (月) 13時07分
ぴよぴよさん
確かに消されてますね…残念。本文も修正しました。
>中国人民はどこまで行っても人命軽視の中共の味方
そうしないと立場がなくなり命も危ないからでしょうねえ。断固立ち上がれる人は少数派でしょう。残念なことですが…
>命を尊ぶ心はどこへ行ったのか。悲しいですね。
まことに。合掌。
投稿: 練馬のんべ | 2008年5月19日 (月) 20時58分
1000万人の被災者の行く末の方も心配ですね、日本の様に見舞金が出るわけでも、無料の仮設住宅が建設されるわけでも無さそうです、もし有ったとしても其の対象となるのは漢族ダケでしょう、一千万の中にチベット族やウィグル族が入っているのかも判りませんし。
4-5月頃から、アジアモンスーンが始まり、インド洋から東南アジアにかけて南西風が強まってくる、この南西風によってインド洋から運ばれる水蒸気が、ヒマラヤ山脈にぶつかり、四川の山岳部や雲南地方に強い雨を降らして長江の源流となる水と成り、その後日本に梅雨をもたらすと言われていますが、20数カ所ある事が判った偶発的に出来たダムや、亀裂が入って居るのが確認されているダムの決壊が心配されます。
もし決壊すれば、更に多くの人々が生命の危機に晒されますから、先ずはその対策に傾注すべきですし、何より、衛生的な飲み水が不足する懼れがありますし、ダムの決壊対策で発電休止して失う発電量を回復する手段も講じなくてはイケマセン。
亦、これは、神戸の震災で一番大変だった、震災で発生した巨大な量のゴミの始末も真剣に考えなくてはイケマセンが、これらをもし安易に川に流したりすれば、下流域にある三峡ダムへの砂の蓄積が急速に進んだり、他の都市へ甚大な影響が及ぶ懼れが出てきます、それらの対処には、国中の力の結集が必要です、正に、オリンピック所ではない筈です。
投稿: ナポレオン・ソロ | 2008年5月19日 (月) 22時42分
ナポレオン・ソロさま
>1000万人の被災者の行く末の方も心配
まことに。がれきとゴミの山をどうするのか、遺体処理をどうするのか、疫病は大丈夫なのか、などこれからが本番ですが、人民解放軍がそんなことに対応できるとはとても思えません。
>国中の力の結集が必要です、正に、オリンピック所ではない
その通りです!
投稿: 練馬のんべ | 2008年5月19日 (月) 22時52分