日本海海戦の日
毎年同じですが…そりゃあ記念日は毎年同じ(笑)、というわけで去年の記事にちょっと手を加えて再掲。東郷神社を取り上げた記事の直後になったのは偶然です。
日露戦争の勝利を決定づけた日本海海戦の日です。戦前は海軍記念日でした。
「敵艦見ユトノ警報ニ接シ、聯合艦隊ハ直ニ出動、之ヲ撃滅セントス、本日天気晴朗ナレドモ浪高シ」
有名な秋山真之のものと言われる電文、ぶるっと震えがくるほどの名文です。
東郷聯合艦隊司令長官は、無謀とも思える丁字戦法を採用し、完膚無きまでに勝利しました。奉天会戦勝利とあわせて、なんとか日露戦争に勝利。日本はロシアの植民地にならずに済みました。ロシアの侵略に勇敢に立ち向かった先人のみなみなさまに、敬礼。
東郷長官の「聯合艦隊解散の辞」より。これも恐るべき名文。
「神明はただ平素の鍛錬に力(つと)め戦はずしてすでに勝てる者に勝利の栄冠を授くると同時に、一勝に満足して治平に安(やすん)ずる者よりただちにこれをうばふ。古人曰く、勝って兜の緒を締めよ、と」
聯合艦隊の旗艦は三笠。東京から電車で1時間ほどで横須賀、記念艦・三笠の見学をするのも楽しい。毎年この時期には東郷平八郎展をやる模様(記念艦三笠ホームページ参照)です。(写真は約3年前に撮ったもの、ちょうど日本海海戦100周年でした。)
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コメント
画像をお借りしました~。ご了承くださいませ^^
投稿: coto matoca | 2008年5月27日 (火) 21時40分
ことさま
紹介多謝。公共コピペ機構、参加歓迎(笑)
投稿: 練馬のんべ | 2008年5月27日 (火) 21時54分
この日本海海戦の歴史的大勝利に敬意を表して同盟国の英国王エドワード七世は明治天皇にガーター勲章を授与しました。ガーター勲章の受章資格はキリスト教徒であること、英国王を表敬訪問することの二つが重要です。しかし明治天皇はいずれの条件も覆して授与されました。トルコやペルシャの皇帝はイスラム教徒ですが訪英したので授与されています。清国皇帝には一回も授与されていません。以後ガーター勲章は明治・大正・昭和・今上の近代日本の4天皇全てに授与されています。特に昭和天皇の御代には世界大戦で日英開戦となり昭和天皇からガーター勲章は剥奪されました。大戦後の日英国交回復後にガーター勲章の資格が復活されました。剥奪されたガーター勲章を再授与されたのはガーター勲章史上昭和天皇のみです。今年は今上天皇が訪英時にエリザベス2世女王からガーター勲章を授与されて10周年記念の年にあたります。そして非キリスト教徒でガーター勲章を授与されうる君主は日本の天皇のみとなり今日に至っています。
投稿: ツシマ | 2008年5月30日 (金) 21時08分
ツシマさま
全然知らないお話しで非常に参考になりました。有り難うございました。
投稿: 練馬のんべ | 2008年5月30日 (金) 21時25分