都道府県名くらいは小学校できっちり教えるべき
『宮崎どこ? 小学生も??? 正答率46%、全国最下位』(朝日)
47都道府県の名前と場所は、小学校できっちり教えられて当たり前なのに、今の小学校では教育指導要領上その当たり前のことがなされていないと聞いています。でも、そんなのは当たり前として中学校以上では授業を進めます。うーん、困ったもんだ…
簡単なようで、案外難しいのは確かでしょう。関東人にとって、鳥取と島根のどちらが向こうか、というのは超難問かも(苦笑)。関西人には栃木と群馬を混同する人が多いかも知れません。無回答の多い佐賀…福岡と長崎に挟まれて存在感薄い。愛媛の「媛」、神話以外ではあまり見ません。(神話の教育をしないのも大問題ですが、それは置きます)確かに常識だけど簡単ではない。例に挙げた県のみなさま、まことに申し訳ありません。
でも、この正答率は低すぎます。やはり小学校で都道府県の名前場所と県庁所在地くらいはきっちり教えるべき。日本人の常識も習わないのでは、子供がかわいそうです。
(続きは記事の保存です、当面はリンク先をご覧ください)
宮崎がどこか正確に答えられた小学生は半分以下で、47都道府県で最も低い――こんな調査結果を財団法人総合初等教育研究所がまとめた。高校生、大学生の調査でも同じ結果が出ており、東国原英夫知事は宮崎の位置を示した法被を手に、各地を回っている。
調査は、社会科についての基礎知識がどの程度身についているかを知るのが目的。07年2~3月、北海道から長崎までの21都道府県の23小学校の5、6年生計3962人に47都道府県名を示し、全国の白地図のどこに当たるかを埋めてもらった。
正答率が9割を超えたのは北海道、沖縄、青森の三つのみ。岩手と秋田、栃木と群馬、鳥取と島根、熊本と大分と宮崎など近隣で間違えたり、福島と福井と福岡、愛知と愛媛、宮城と宮崎など似た名前を混同したりした誤答がめだった。無回答が最も多かったのは佐賀(22.3%)だった。
半分以上が位置を答えられなかった宮崎県は、日本地理学会が今年3月に発表した10都県の位置を答えさせる調査でも、正解が高校生の4割、大学生の3分の2と最も低かった。
これを受け、みやざき観光コンベンション協会は背中に宮崎の位置を入れた法被を30着作製。東国原知事が4月17日に東京都庁であった観光PRコーナーの開設記念式典で披露した。その後も、山形、仙台、福島で開かれた宮崎県産品フェアで着用し、アピールしている。
研究所は「東国原知事誕生直後の調査なので、今の状況なら違う結果になるかもしれない。都道府県を覚えるには、家でも、何かあるたびに『これ、どこだろう』と地図を見て話題にするのが大事」と話している。
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コメント
これに、県庁所在地が絡むと、もっと混乱しますね。
「金沢県」「名古屋県」「仙台県」なんかでてきそうですね。
子供の脳はどんどん吸収するから、詰め込むべきだと思います。
投稿: tono | 2008年5月 2日 (金) 10時39分
ご意見に大賛成です。
小学生低学年の下校時間に合わせて下校道路を散歩していますが、先生の都合に合わせて短縮授業が多いのには驚きます。4月の中旬、先生が入れ替わられる際、父兄が新しい先生を迎え、転出する先生を送るために、児童の授業時間が短縮されていました。これは毎年のことです。本来は児童の授業時間は削らずに、先生の行動で時間を合わせるべきです。このような状況ではまともな授業はできませんね。
投稿: おっさん | 2008年5月 2日 (金) 18時47分
tonoさま
さいたま県埼玉市、とか書きそうですね。もっともこれは「さいたま市」などという名が悪いけど…
学生の頃、飲み会の席で四国の県名を全部言う、という話になり、ある仲間が「松山県」しか言えずにしばらく笑われていました。その人、卒業後社会の教師になった…(苦笑)
投稿: 練馬のんべ | 2008年5月 2日 (金) 22時02分
おっさんさま
>先生の都合に合わせて短縮授業が多いのには驚きます
それは酷すぎますね。
>児童の授業時間は削らずに、先生の行動で時間を合わせるべき
大いに賛成!それが当たり前ですね。
投稿: 練馬のんべ | 2008年5月 2日 (金) 22時03分
都道府県の名前と位置くらいは言えるようにならないといけませんね。
私自身は、というと、昔から地図を広げるのが好きでしたから場所と名前は自然に正確に覚えてしまいましたけど・・・。
投稿: かついち | 2008年5月 3日 (土) 09時40分
かついちさん
地図を見るのは楽しいですね。私もそれで覚えたクチです。
投稿: 練馬のんべ | 2008年5月 3日 (土) 10時36分
宮崎県の位置が最も知られていないとは、東国原さんもさぞかしガックシしていることでしょうね。ただいま評判のこの知事の下でもこの状態では、前任者以前ならば、もっと悲惨な結果だったでしょうね。
いまは、宮崎県産の食べ物のパッケージに、知事の顔の絵が添付されているものを見かけることができますから、これからもっと宮崎県の知名度が高まっていくことでしょう。
投稿: DUCE | 2008年5月 4日 (日) 08時36分
DUCEさま
東国原知事以前で宮崎で有名なことは、新婚旅行のメッカ(私が生まれた頃)、巨人のキャンプ地、早場米、くらい?戦前なら神話で高千穂か…
今は知事の活躍で有名になりましたね。他の県も知恵を絞ってほしいです。
PS.会社近所の宮崎料理、神保町「鶏華」はランチのチキン南蛮や冷や汁は結構美味しい。夜も鶏料理と焼酎が人気の模様です。
投稿: 練馬のんべ | 2008年5月 4日 (日) 09時27分
私の生まれは、本土の最果て鹿児島県ですし、育ったのはその中でも最南端に近い指宿ですから、日本中に興味が有りました、手始めに九州全県を地図でなめ回し、次は四国、中国・・と、漢字が好きだったので、火山の名前を覚えるのも面白かった、勉強とはちっとも思っていなかった記憶があります。
他にも「山の向こうに何がある」「あのてっぺんから下を眺めてみたい」と、予て思っていると、友人にうち明けると、彼も同じであることを知り、二人で山の道無き道を探検に出かけたは善いが、帰りが夜中になって、後でたっぷり叱られた経験もありますが、良い思い出です。
フィールドワークと呼べる様な大仰な事では有りませんが、地図を看て実際に歩いてみるのは、地図がどうして必要なのかとか、何を基準にして詳密さを決めているのかと言った事の発見にも繋がります。
余談ですが、商船学校の1年生の時、地理の教官が地図を集めていると聴いて、鹿児島県の詳密地図を帰省のお土産に持っていった処、何故か苦笑して居られました、私としては喜んで貰える自信満々だったので、ややガッカリした事を覚えています、教官と私では、何か興味の方向が違った様な気がしました。
投稿: ナポレオン・ソロ | 2008年5月 4日 (日) 11時04分
ナポレオン・ソロさま
>勉強とはちっとも思っていなかった記憶
興味を持てば自然に覚えてしまいますね。
>地図を看て実際に歩いてみるのは、地図がどうして
>必要なのかとか、何を基準にして詳密さを決めて
>いるのかと言った事の発見にも繋がります。
子供の頃、私も近所の歩いた範囲の地図を書いたことが何度かありますし結構良くできていたようですが、後でほんものの地図を見て違いにびっくりしたことがあります。子供ですから微妙な曲がりが地図に書けない(大人でも難しい)ので、その累積ですぐに狂ってしまうこと、わかったのでしょうね。
投稿: 練馬のんべ | 2008年5月 4日 (日) 12時30分