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2008年5月 5日 (月)

こどもの日

Hinomaru 今日は「こどもの日」、言わずと知れた端午の節供です。

こどもは「子供」と書きたいけど、祝日法の条文に従いました。法律上この日の意義は

「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」

なので、真の「母の日」なのですが、殆ど知られていません。

端午の節供とは、月の端(はし)、つまり月初の午の日で、「午」は「五」に通じることから、数字が重なる5月5日を呼ぶようになったそうです。

Shobu_koukyo 菖蒲の節供は旧暦の季節感。菖蒲→尚武で武家の男の子の節供となったのはご存じの通りです。

Koinobori1 季節感は旧暦のほうがしっくり来るものが多いのですが、鯉のぼりばかりは、雨の旧暦5月より青空の新暦5月のほうが気分いいですね。

Koinoborizenpukuji (善福寺池に渡された鯉のぼり…無風時、鯉目刺し…(笑))

鯉のぼり
作詞・作曲 不詳

甍の波と雲の波  (いらかのなみと くものなみ)
重なる波の中空を (かさなるなみの なかぞらを)
橘かおる朝風に  
(たちばなかおる あさかぜに)
高く泳ぐや 鯉のぼり  (たかくおよぐや こいのぼり)

開ける広き其の口に  (ひらけるひろき そのくちに)
船をも呑まん様見えて  
(ふねをものまん さまみえて)
ゆたかに振う尾鰭には  
(ゆたかにふるう おびれには)
物に動ぜぬ姿あり  
(ものにどうぜぬ すがたあり)

百瀬の滝を登りなば  (ももせのたきを のぼりなば)
忽ち龍になりぬべき  
(たちまちりゅうに なりぬべき)
わが身に似よや男子と  
(わがみにによや おのこごと)
空に躍るや 鯉のぼり  
(そらにおどるや こいのぼり)

背くらべ(せいくらべ)
作詞:海野厚 作曲:中山晋平

柱のきずは おととしの
五月五日の 背くらべ
粽(ちまき)たべたべ 兄さんが
計ってくれた 背のたけ
きのうくらべりゃ 何(なん)のこと
やっと羽織の 紐(ひも)のたけ

柱に凭(もた)れりゃ すぐ見える
遠いお山も 背くらべ
雲の上まで 顔だして
てんでに背伸(せのび) していても
雪の帽子を ぬいでさえ
一はやっぱり 富士の山

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コメント

わたしは、こどもの日という抽象的なものではなく、「端午の節句」という具体的な祝日であってほしいですね。りりしい武者人形、男子の魂というべき兜、また、柏餅や菖蒲(尚武)など、具体的なものが、男性の理想像を表わし、日本の文化なのだと思います。

投稿: 芹田陽子 | 2008年5月 6日 (火) 10時11分

 三四郎さん処には赤十字の件で、赤十字精神と武士道の共通点として、日本海軍との海戦で惨敗、沈没した英国海軍巡洋艦エゼクターの漂流生存者442名を敵潜水艦の雷撃の恐怖の中全員救助した、帝国海軍の駆逐艦雷の話を書き込みましたが、こどもの日に子供に聞かせて上げたい、大事な話の一つであると、痛切に思います。

 更に、この決断をした艦長であった工藤少佐は、転船の後、雷が海戦で雷撃を受け、乗組員の殆どが死亡した事を苦にして、この話を家族にも云っていなかった、事実が発覚したのは、救助された側の当時中尉だった英国人が、後に、爵位を貰うような業績を残す人となり、本を出版した際に明かしたからだった。

 工藤少佐は、部下の不運な行く末に煩悶していたかもしれませんが、私は彼と同じ日本人であることに誇りさえ感じます、そして、思います、「日本人とは斯く有らねばならない」と。

投稿: ナポレオン・ソロ | 2008年5月 6日 (火) 11時33分

 鯉めざし(≧∇≦)/ ハハハハ
 熊本の杖立温泉と言うところは、この「鯉めざし」で埋まります。
 使わなくなった「鯉のぼり」の寄贈が増えて、壮絶?な風景ですよ。
 私は、3~5日鯉のぼり仕様の車で、この2曲流しながら、繁華街を走り回っておりました。
 2曲じゃなかった、
 もうひとつの「鯉のぼり」を入れて3曲でした。
♪屋根より高い 鯉のぼり
 大きいまごいは お父さん
 小さいひごいは 子ども達
 おもしろそうに およいでる

投稿: tono | 2008年5月 6日 (火) 12時38分

芹田陽子さま
そう思います。他にも変な名前の祝日が多いので、「祝日正名運動」「祭日復活運動」でも起こしましょうか。例えば、「文化の日」は(「明治節」とまでは言わないけど)「明治の日」とか…

投稿: 練馬のんべ | 2008年5月 6日 (火) 15時40分

ナポレオン・ソロさま
工藤少佐の話は最近博士のところで再掲載されていましたね。
http://specialnotes.blog77.fc2.com/blog-entry-1577.html
仰せの通り、ぜひ子供に伝えたい話です。

投稿: 練馬のんべ | 2008年5月 6日 (火) 15時42分

tonoさま
この記事で一番書きたかった?!「鯉目刺し」に反応頂き有り難うございます(笑)
杖立温泉の鯉目刺し大軍団(一個師団くらい?)はよく写真で見かけますが壮観ですね。家族に見せたら、準備が大変そう、とも言ってました(笑)

鯉のぼりバージョントノゴジラ号、拝見しました。これはすごい、ド派手なトラックにも痛車にも圧勝ですね!

投稿: 練馬のんべ | 2008年5月 6日 (火) 15時47分

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