YASUKUNI、ピンチ(笑)
『靖国神社、映像削除求める 高知での上映は延期』(西日本新聞)
『「靖国」出演の刀匠 「出演場面と名前を映画から削って」と明言』(産経)
『自民議員が出演者聴取 “靖国”監督が反発』(西日本新聞)
映画「靖国YASUKUNI」に対する公的助成金に対し、政治家が税金の使い方という観点でクレームを付けたら、それがいつの間にか言論の自由に対する圧力にされてしまいましたが、さて、いざ上映しようとしたら、今度は出演させられた刀匠の方と靖國神社からクレーム。上映延期に追い込まれました。
靖國神社は4月11日に以下のようなコメントを出しています。
『李纓監督作品の映画「靖国YASUKUNI」については、当神社境内における撮影許可手続が遵守されていないだけでなく、その内容についても事実を誤認させるような映像等が含まれており、当神社は、製作会社の有限会社龍影と李纓監督及び配給会社のアルゴ・ピクチャーズ株式会社に対して、質問と問題映像の削除等の適切な対応を求める通知を行いました。』
まことに当たり前。境内での撮影許可なしでゲリラ的に映画を作るなど無茶苦茶です。
刀匠氏に対しても嘘八百の説明をしておいて、いざ映画が出来たときにこれは酷いとクレームを受けても、今度は政治家の圧力で刀匠氏が変心させられた、と逆ギレ。まさに息をするようにウソを付いているのは明らか(笑)
無茶苦茶きわまりないルール違反で撮影された映画が許されるはずもありません。ルール無用の輩が「言論の自由」を主張するなど言語道断。とりあえず配給会社は当たり前の判断をしたようです。
政府は即刻助成金を取り消すべきです。また、もし上映を強行するような動きがあれば、靖國神社と刀匠氏には上映禁止の仮処分を裁判所に申請してほしいですね。
(続きは記事の保存です、当面はリンク先をご覧ください)
『靖国神社、映像削除求める 高知での上映は延期』(西日本新聞)
ドキュメンタリー映画「靖国 YASUKUNI」の上映問題で、撮影現場だった靖国神社(東京千代田区)が、境内での撮影許可の手続きが守られず、事実を誤認させるような映像が含まれているとして、李纓監督や配給会社「アルゴ・ピクチャーズ」などに対し、問題とする映像の削除を求める通知をしたことが、12日分かった。
11日付の靖国神社ホームページで、広報課が公表した。
一方、高知市の映画館「あたご劇場」が上映を決めたものの、アルゴ社の要請で延期したことが12日、分かった。また、市民団体などから上映会開催の希望が寄せられていた高知市の映画会社「四国文映社」にもアルゴ社から「待ってほしい」と連絡があり、見合わせているという。
映画は「靖国刀」を作り続ける刀匠を中心に、靖国神社の参拝風景などを描いている。
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『「靖国」出演の刀匠 「出演場面と名前を映画から削って」と明言』(産経)
ドキュメンタリー映画「靖国」のシーン 映画「靖国 YASUKUNI」に登場する高知市の刀匠、刈谷直治さん(90)が、作品から自分の映像を削除するよう求めている問題で、刈谷さんが11日、産経新聞の取材に応じ、「上映を了承したとは一言も言っていない。出演場面と名前を映画から削ってほしい」と話した。
刈谷さんは平成17年秋に、李纓(リ・イン)監督から、靖国刀の最後の刀匠のドキュメンタリーとして撮影したいと申し入れを受けて了承。作業場での撮影に応じた。
昨年春ごろ、李監督が刈谷さんの自宅を訪れ、試写を実施。その結果、夫人(83)が「初めの趣旨と(内容が)全然違うので、もう1回全部やり直して」と監督に伝えた。
「監督は“近いうちに違うもの(完成品)をもってくる”と言ったがその後は、なしのつぶて。今年の春に監督らが来たが(完成品は)持ってこんかった。利用された感じがする」と刈谷さんは話している。
一方、10日の会見で李監督から「(刈谷さんを)変心させた」と名指しされた自民党の有村治子参院議員は11日、産経新聞社の取材に対し「国会で質問するため、伝聞ではなく直接本人の話を聞こうと、電話した。上映うんぬんについて一度も言ったことはなく、変心させる意図も働きかけも一切ない」と反論した。刈谷さんは、この電話について「出演場面を削除してほしいというようなことを(有村議員サイドに)伝えた」としている。
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『靖国神社、映像削除求める 高知での上映は延期』(西日本新聞)
ドキュメンタリー映画「靖国 YASUKUNI」の上映問題で、撮影現場だった靖国神社(東京千代田区)が、境内での撮影許可の手続きが守られず、事実を誤認させるような映像が含まれているとして、李纓監督や配給会社「アルゴ・ピクチャーズ」などに対し、問題とする映像の削除を求める通知をしたことが、12日分かった。
11日付の靖国神社ホームページで、広報課が公表した。
一方、高知市の映画館「あたご劇場」が上映を決めたものの、アルゴ社の要請で延期したことが12日、分かった。また、市民団体などから上映会開催の希望が寄せられていた高知市の映画会社「四国文映社」にもアルゴ社から「待ってほしい」と連絡があり、見合わせているという。
映画は「靖国刀」を作り続ける刀匠を中心に、靖国神社の参拝風景などを描いている。
映画「靖国 YASUKUNI」の中心的出演者で刀匠の刈谷直治さん(90)夫妻=高知県在住=から有村治子参院議員(自民、比例)が事情を聴き「刈谷さんらは出演シーンの削除を希望している」と主張していることが分かった。李纓監督(44)は9日、共同通信のインタビューで「出演を納得してくれていた夫妻を変心させた。許せない介入だ」と訴えた。
映画は「靖国刀」を作り続ける刈谷さんの姿と靖国神社をめぐる動きを描いたドキュメンタリーで、上映中止が相次いだ。シーンの削除になれば作品の成立自体を左右しそうだ。
有村議員は9日夜「(監督の主張を)刈谷さんに電話で確かめたが、わたしの話で気持ちが変わったことはないということだった。監督の話は事実無根だ」と反論した。
有村議員によると、「刈谷さんが困惑している」との情報があったため、3月25日、刈谷さん夫妻と電話で話し、削除希望を聞いたという。
これに対し李監督は「(削除希望は)信じられない。どうして政治家がそこまで介入するのか」と反発している。
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コメント
おはようございます!
のんべさんの主張。
>ルール無用の輩が「言論の自由」を主張するなど言語道断。
この一言でこれまでの騒ぎを一刀両断ですね。
これぞ、日本刀の切れ味です!
スッキリしました。
投稿: taka | 2008年4月15日 (火) 08時45分
taka様
ありがとうございます。靖國の名刀にはおよびもつかないなまくら刀ですが(笑)
ルール無用といえば
♪ルール無用の悪党に正義のパンチをぶちかませ
ゆけゆけタイガータイガーマスク
…パンチは反則(笑)
投稿: 練馬のんべ | 2008年4月15日 (火) 20時40分