冷凍食品の原産地表示義務づける都の試みに敬服
『原産地表示で都が独自基準、国産冷凍食品も義務付けへ』(読売)
素晴らしい試みですね。現状では、例えば餡をシナで作って日本で包めば国産。法律上許されるインチキ国産がどれだけ多いことか。
冷凍食品だけでなく、加工食品全般に適用すべきこと、言うまでもありません。また、養殖物の魚介は、どこで養殖されたのか、履歴をすべて表示すべきだし、天然物の魚介でも生産地ではなく取った海域を表示すべきです。家畜も同様。
もちろんコストがかかりますし、シナ産品はできるだけ排除されるでしょうから、輸入物の値段は上がるでしょう。しかし、いままで「顔の見える」物を売ってきた国産の業者は、今までもやってきたことです。
食の安全のためには値段が上がるのはやむを得ません。BSE騒ぎにより体制を整備したら牛丼の値段が上がったようなものです。今までが不当に安かったと考えるべきです。
PS.生協は重い腰を上げて原産地の情報公開を一覧表として公開しています(こちら参照)。これ自体は好ましい試みですが、問題はこの情報がネットでしか公開されていないこと。当然、この一覧表自体を生協店内の目立つところに大きく掲示すべきですね。
(続きは記事の保存です、当面はリンク先をご覧ください)
中国製冷凍ギョーザによる中毒事件を受け東京都は今年夏にも都条例に基づく食品表示の規則を改正し、新たに国内産冷凍食品で原材料の原産地を表示するよう食品製造会社に義務付けることを決めた。
都内で販売される冷凍食品が対象で、今月中に新基準の内容を検討するよう都の消費生活対策審議会に諮問する。
国内産の加工食品の表示について定める日本農林規格(JAS)法は、原産地表示について、合いびき肉やカット野菜など20種に限って義務付けているだけで、冷凍食品に外国産の原材料が使われていても、消費者にはわからない。都は食品への安心感を少しでも高めようと、独自に冷凍食品の産地表示を義務化することにした。審議会では、冷凍食品の包装にどのように表示するかなど、具体的な運用方法が検討される。
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