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2008年3月13日 (木)

永久平和を願って

Eikyuuheiwawo_negatte 南京の真実「七人の死刑囚」で、石碑「永久平和を願って」が映る場面があります。私はそれが何か知らなかったのですが、この映画の舞台、巣鴨プリズンの刑場、いわゆるA級戦犯7人をはじめとして60人の死刑が行われた場所ということです。

サンシャイン60自体が巣鴨プリズン跡に建てられ、サンシャインシティーの一角の東池袋中央公園にある、ということも初めて知りました。のんべの無知を痛感。なお、60階というのは死刑囚の人数を示している、という都市伝説があるそうです。

ともあれ、行ってみました(場所はここ)。東池袋中央公園の中でもなんとなく隔離されたような厳粛な一角にある自然石で出来た立派な石碑。新しい花も供えられています。思わず手を合わせました。

Eikyuuheiwawo_negatte_ura 裏には由来が書かれています。
「第二次世界大戦後、東京市谷において極東国際軍事裁判所が課した刑及び他の連合国戦争犯罪法廷が課した一部の刑が、この地で執行された。
 戦争により悲劇を再びくりかえさないためこの地を前述の遺跡とし、この碑を建立する
昭和五十五年六月」

公務死なさった諸先輩方。連合国の復讐を一手に引き受けて逝かれた方々です。この方々のおかげで戦後日本があります。感謝、合掌。

PS.石碑を建てるにあたり、左翼連中から「憲法違反」という猛反発があり訴訟は最高裁まで争われたそうです。石碑のどこが「憲法違反」なのか、のんべには全く理解できません。

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コメント

私は、この石碑の存在を知ってから12月23日には
手を合わせに行っています。昨年は仕事の最中に(笑)
行ってきました。英霊7氏も、さぞ苦笑なさった事でしょう (^^;

投稿: ハーグ竹島 | 2008年3月14日 (金) 18時51分

ハーグ竹島さま
それは素晴らしいことですね。多くの方にそうしてほしいものです。

投稿: 練馬のんべ | 2008年3月15日 (土) 00時22分

この石碑の文字は私はおかしく思います。
まるで広島原爆慰霊碑の碑文と同じようです。
本来なら「昭和殉難者を慰霊す」とか「永久平和を願いながら命を捧げし殉難者を慰霊す」と書く方が合うと思うのですが。

今の碑を裏の文と合わせて読めば、「悪かった戦争犯罪者を処刑したので以後平和であるように願います」と読めます。
この石碑はどこか日本を貶めているように思えるのですが。

投稿: まさ | 2008年3月16日 (日) 18時36分

まささん
当初は「戦争裁判の遺跡」だったのが、左翼の猛烈な妨害でこの言葉に変わったそうです。
仰せのことはごもっともで、まささんの仰せの文章であるべきと思います。

ただ私は勝手に、
「処刑」=(日本が負けた)戦争の悲劇
繰り返さない・永久平和を願って=後生の我々が(あらゆる手を尽くして)日本を守るという宣言
という趣旨かなあ、と思っています。

投稿: 練馬のんべ | 2008年3月16日 (日) 19時16分

>石碑のどこが「憲法違反」なのか、のんべには全く理解できません。


連中の脳みそからはトンデモナイ意見が飛び出しますよね。
なんでも、訴訟を提起した原告団の主張では、


「前文の右部分は、一五年戦争が天皇を元首と
する政府によつて引き起こされたものであるという憲法事実を明確に示すとともに、A級戦犯等の戦争指導者につき、国民を戦争に駆り立てた責任により非難、糾弾されるべき対象であるとの評価を示してその戦争遂行責任の所在を明らかにしさらに、これらの者を免責することなく、その復活を許さないことが、平和主義の確立の第一歩であることを明確に示している。
したがつて、このような憲法前文第一段の趣旨からすれば、一五年戦争を惹起した最高指導者であるA級戦犯を戦争犠牲者、殉難者として慰霊、顕彰することは、憲法の根本原理である平和主義に背反する」

「被告が本件刑場跡地を前記目的及び効果を持つ遺跡として保存することは、戦争犯罪人の行為を肯定的に評価し、戦争に対し好意的な印象を与えて戦争へと人々を駆り立てることになり、区民の平和教育を求める権利を侵害し、公権力たる豊島区長の憲法遵守義務に違反する」


こんなことをいっているそうです(判例参照)。


A級戦犯を免責せず云々とか、碑は戦争に対し好意的な印象を与えて戦争へと人々を駆り立てるとか・・・。なかなかの珍説。裁判所の判決で見事に論駁されています。


碑文もそこまで偏っていませんので、このぐらいでも妥当なんだと私は思います。ただ、普通に「戦争裁判の碑」とか「巣鴨プリズン処刑台跡地」とか事実関係だけ述べたものの方が良いと私個人は思うんですけれど・・・。

投稿: 何某 | 2008年7月14日 (月) 23時29分

何某さま
すさまじい「ヘ」理屈ですね(笑)
もしそんなのが認められるなら、例えば
『日本人を拉致した北朝鮮、チベットを侵略した中共に対しては、日本国憲法の前提となる「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼」することはできない。従って日本国は両国に対する限り、政府は日本国憲法9条を遵守する必要はない』
などという乱暴も成立してしまいます(笑)

投稿: 練馬のんべ | 2008年7月15日 (火) 00時02分

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