ひなまつり
東京では新暦で上巳の節供、ひなまつり。桃の節句というよりは梅の節供(笑)ですが、ハウスものを買ってきました。
男雛様、女雛様、二人並んでお内裏様。♪お内裏様とお雛様、というのは誤用ですが今はこの方が当たり前です。内裏とは御所、つまり両陛下の雛形が女の子の成長を見守っていらっしゃいます、お雛様は大切に扱いましょう。3月3日過ぎたらなるべく早く片付けないと嫁き遅れる、というのはWIKIによれば昭和になってからできた迷信のようです。
のんべ家のお雛様は立雛親王飾りですが、段飾りではお内裏様の下は「三人官女」「五人囃子」の順、位人臣を極めた左右大臣より上位。なぜでしょうか。
これは三島先生(宇摩説)におまかせ。この記事より引用します。
『お雛様は、簡単に言うと、お雛様は、天照大神と、スサノオの話を飾りにしたものだ。三人官女、五人囃子が居る。
三人官女は、天照大神が、スサノオに預けた子供達であり、宗像の三女神である。スサノオが大神に渡した五人の子供が、五人囃子である。詳しく解けば、古代の神話と同じ伝承が形に成ったと判る。』
なるほど、これなら納得です。
古事記のざっくりした話の展開だけ、のんべが紹介します。
「お、追放されたスサノオが攻め上って来る、気をつけろ」
アマテラス様が慌てて武装しました。スサノオ様がいらしたところ、戦意を感じません。
「姉上、一目お会いしたかったのです。他意はございません。ウケヒをしましょう」
まずアマテラス様はスサノオ様の剣を受け取り、噛み砕いて三柱の女神様をお産みになりました。続いてスサノオ様はアマテラス様の勾玉を受け取り、噛み砕いて五柱の男神様をお産みになりました。
「それぞれの道具の持ち主が親だ」
アマテラス様は宣言なさったので、三柱の女神様はスサノオ様の娘、五柱の男神はアマテラス様の息子となりました。
こんな感じです。でもなんだかよくわからない話ですね。ぜひ三島先生の解釈をご覧下さい。こちらのページなどぜひどうぞ。
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コメント
三人官女と五人囃子はウケヒを表している!なるほど~。勉強になりました。
ウケヒは、材料を提供した方と加工した方のどちらに親権があるかという点を曖昧なまま始め、結果が出てから「私が勝った。」「いや私だ。」ともめてしまうというところが、契約社会でない日本らしいと、どなたかの本に書かれていました。そちらも「なるほど!」でした。
投稿: milesta | 2008年3月 4日 (火) 09時57分
昨年は、マジックで何でも落書きする当時1歳10ヶ月の長男が恐ろしく、今年は妻が臨月のため雛人形を並べるのを断念しました。
ある方に言わせると、『大事なものは大事と教え込む絶好の機会だ』とのご意見。
至極もっともに思え、来年からはチャレンジしてみようと思います。
TBを一点送らせていただきます。(たいした記事ではありません)
PS.
なお、so-net BLOGリニューアルで、URL &RSSが変わってしまいました。
山本大成 「かわら屋の雑記帳」
http://kawaraya-taisei.blog.so-net.ne.jp/
投稿: 山本大成 | 2008年3月 4日 (火) 16時35分
milestaさん
なるほど、なにがウケヒなのかわからなかったけど、確かにいかにも日本的ですね。
投稿: 練馬のんべ | 2008年3月 4日 (火) 22時57分
山本大成さま
そりゃあまだ怖いでしょう。でも、来年あたりはもう大丈夫かも知れませんね。
投稿: 練馬のんべ | 2008年3月 4日 (火) 22時59分