皇室のことは皇室にお任せするしかない
『「参内回数増えてない」宮内庁長官 皇太子さまへ異例の“進言”』(産経)
先日、皇室についてマスコミの過剰報道を批判しましたが、今度は宮内庁長官の余計な発言。なんで記者会見で言う必要があったのでしょうか。
こんなことは皇室内で内々に済ますべきこと。宮内庁長官が東宮殿下の批判を国民の前で堂々と話すなど、ちょっと信じられません。国民の不安を煽るだけです。
それだけ東宮殿下のご行状が問題なのかも知れません。よほどの場合には、皇室典範の規定に従って、最後は皇室会議で皇位継承権の変更の決断、またその後に臣籍降下の可能性もあるのでしょう。
皇室典範第3条「皇嗣に、精神若しくは身体の不治の重患があり、又は重大な事故があるときは、皇室会議の議により、前条に定める順序に従つて、皇位継承の順序を変えることができる」
第11条の2「親王(皇太子及び皇太孫を除く。)、内親王、王及び女王は、前項の場合の外、やむを得ない特別の事由があるときは、皇室会議の議により、皇族の身分を離れる。」
しかし、そのことを詳しく知りたいとは思いません。まして、国民の側から要求すべき問題などではあり得ないと思います。結果を粛々と発表いただければそれでよいでしょう。
皇室のことは皇室にお任せするしかない。私はそう思います。もちろん、平成の和気清麻呂に出でてほしい気持ちもありますが…
(続きは記事の保存です、当面はリンク先をご覧ください)
天皇誕生日の夕食会のため皇居に入られる皇太子さまと愛子さま=昨年12月23日午後、皇居・半蔵門(代表撮影) 皇太子さまが昨年2月の誕生日会見で、「(敬宮愛子さまが)両陛下とお会いする機会をつくっていきたい」と述べられたことについて、宮内庁の羽毛田信吾長官は13日の定例記者会見で、「(参内=皇居・御所を訪れる)回数は増えていない。両陛下も心配されていると思う」と、異例の発言をした。
天皇陛下は平成18年12月の誕生日会見で、「残念なことは、愛子は幼稚園生活を始めたばかりで、風邪をひくことも多く、私どもと会う機会が少ないことです。いずれは会う機会も増えて、うち解けて話をするようになることを楽しみにしています」と話された。
皇太子さまのご発言はこの2カ月後で、陛下のお言葉を受けたものだった。
羽毛田長官は会見の中で、「天皇陛下は皇太子時代、当時の両陛下がご在京の際は、できる限りご一家で週に1回は参内されていた」と指摘。
昨年1年間に皇太子ご一家が御所を訪問された回数について、「陛下がお招きになられる場合は行事に伴って参内されることはあるが、皇太子殿下のご発意で、ご一家で参内されるのは年2、3回にとどまっている」と述べた上で、「(皇太子)殿下ご自身が会見で発言されたことなので、大切になさっていただきたい」と続けた。
羽毛田長官は皇太子さまにこの旨を既にお伝えしているといい、皇太子さまは「努力したい」と答えられたという。
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コメント
はっきり申し上げて東宮殿下が、というより宮内庁側のサポートがしっかり出来ていないことの方が問題だと思います。皇室の身の回りをお世話していて何をやっているのかと思います。
東宮ご自身が両陛下と確執があってお会いになるのを拒んでいらっしゃるのであればきわめて憂慮されることですが、そうではなさそうですし(そう信じたいのですが)やっぱりご家族のことは臣下たるものがとやかく口を挟むべきではありません。ましてやそれを会見の場で堂々と話すことでもありません。
この長官、ホントに口の軽い男だと私は感じました。
投稿: かついち | 2008年2月14日 (木) 09時46分
私も、宮内庁は一体どういう料簡なのかと疑っています。
皇室の方々をお守りする役目の長にある立場の羽毛田長官にして、陛下と殿下の間がうまくいっていない様な、皇室の内情を暴露したかの様な、発言があれば、やがて、皇室に対する国民の不信感を煽る様な効果をもらす可能性がでてきはしないかとの懼れを抱くべきで、其れを斟酌しているか疑わしい軽佻な発言は、長官として不届き千万であろうと私は思います。
正に「口の軽い男」という表現がぴったりです、それとも、宮内庁にも彼の道鏡に似た「庶民の王」の力が及んで、にっちもさっちもいかない状態だというのでしょうか、それなら判らないこともありませんが、もしソウであろうとも、のんべ様が仰るように、皇族の事は皇族の方々によってご決断、ご裁可戴くのが筋でありましょう、皇室とは云え、飽く迄もファミリー単位のお話なのですから。
御公務を欠席され過ぎている事は、咎められるべき事ではあります、しかし、表向きは「ご病気」であるとの声明をお出しに成っているのですから、御身の行動を慎んでいただき人目をお避けに成っていただく位しかありません、私的にオープンな外食・観劇などされますと、否が応でもそう言う噂が巷に飛び交い、ハイエナの様な週刊誌の好餌となるでしょう。
御自覚を灼かにしていただきたいとは思います。
投稿: ナポレオン・ソロ | 2008年2月14日 (木) 14時16分
かついちさん
>宮内庁側のサポートが出来ていないことの方が問題…
>この長官、ホントに口の軽い男だと私は感じました。
どうしょうもありませんね。今回の件で引責辞任してもいいくらいです。
ナポレオン・ソロさま
>宮内庁にも彼の道鏡に似た「庶民の王」の力が及んで、
>にっちもさっちもいかない状態だというのでしょうか、
うーん、それは一番憂慮すべきことですね。次の祭祀王たる殿下が万が一にも「庶民の王」などに誑かされてはいけません。
>御公務を欠席され過ぎている事は、咎められるべき事…
>「ご病気」であるとの声明…御身の行動を慎んで
仰せの通りかと。自らパパラッチの餌食になりにいくのは、私ですら批判したくなります。
投稿: 練馬のんべ | 2008年2月14日 (木) 19時57分