医療崩壊は日本崩壊の予兆
『「コンビニ感覚の受診やめよう」 医療守る丹波の住民ら』(神戸新聞)
これ、たまたま見かけたニュースですが、すばらしいですね。
医療のコンビニ化とは、例えば子供が軽症でも時間外に診察を受けに行く。昼間は仕事だからわざわざ夜連れてくる。医者をコンビニと勘違いしているわけです。これでは医者はたまりません。すべて自分の都合だけでまわりの迷惑を顧みない連中による医療の崩壊です。
危機感を持った地域住民が立ち上がったのはすばらしいですね。ぜひ全国に広がってほしいものです。というより、行政が率先して広げるべきです。
もちろん、軽症かどうかの判断が親ができないと困るので、行政として親への教育をしっかり行うことは必要です。また、モラルの低い連中にごね得を許せば元の木阿弥になりますので、例えば、軽症での夜間駆け込みを行うような親の情報は病院間で共有し警告する。家でできること(例えば吸入…うちでは吸入器を買って毎日やってます)は家でやらせる。従わないようなら保険適用を停止したり、さらには診察拒否もできるようにする、などの強硬措置が必要でしょう。
現在の法体系では悪法「個人情報保護法」などがネックになるでしょう。「人権侵害」だなどと言い出す連中もいるでしょう。しかし、現実に医療崩壊が起きているわけです。変な法体系があるから何もしないなど、まさに行政の不作為そのもの。
医療崩壊は一例に過ぎません。わがまま勝手で自分さえ良ければ、という連中の権利が過剰に保護されることで、日本はもはや崩壊寸前とも言えます。こういう声だけ大きい基地外どもと、社会の一員として真っ当にルール・マナーを守っている静かな人たちと、どちらの権利を守るべきか、言うまでもないことです。人権擁護法案とやらは、前者を断然優先させて一般人を弾圧しようというもの、成立したら日本崩壊が一気に加速します。
日本が暮らしよい国であるために、わがまま勝手はほどほどにして、みんなが協力する世の中でありたいですね。今のまま進むとどうなるか、医療崩壊は、厳しく警鐘を鳴らしています。
(続きは記事の保存です、当面はリンク先をご覧ください)
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小児救急患者の大半が軽症とされる中、患者側が受診のあり方を見直し、小児科医の負担を軽減しようとする母親たちの活動が丹波市で実を結んでいる。可能な限り「かかりつけ医」で受診し、診察時間外の利用を避けるよう訴えた結果、同市の県立柏原病院では軽症の小児患者が駆け込むケースが激減。緊急性の低い患者側が受診を控える例は全国でも珍しく、医師不足の歯止め策としても期待されている。
昨年四月、母親らでつくる「県立柏原病院の小児科を守る会」(丹生裕子代表)が、県に医師増員を求める署名活動を始めた。その中で住民へ向けて発したメッセージが、医師らの間で「画期的」と評価を受けた。
「本当に必要な人が利用できるよう、コンビニ感覚での病院受診を控えませんか」
時間外の小児患者の九割は発熱や嘔吐(おうと)など軽症とされる。このため、本来は重症患者のための救急窓口が機能しなくなり、医師への負担も重くなる。背景には、相談相手がいない若い親が慌てて駆け込んだり、共働きで昼間の受診が難しかったりと、社会構造の変化もある。
柏原病院の小児科医が減っていく中、同会は、「かかりつけ医」をつくり積極的に相談する▽緊急度を冷静に判断できる知識を得る-などのメッセージを保護者に発信。地域医療を守るため、住民自身が要望にとどまらず、行動を起こした。
昨年八-十一月、柏原病院の小児救急患者は二百十二人で、前年同期に比べ半分以下に減った。入院した重症者はほぼ同じ人数のため、利用者が緊急性の高い患者に絞られてきていることが分かる。一方で市内の診療所の負担は増えているが、ある開業医は「患者数が増えて大変だが、病院との連携を密にしながら、地域全体で何とか踏ん張っている」と話す。
住民運動の後押しもあり、市は柏原病院に対して医療充実の名目で負担金を投入。昨年十月から神戸大の小児科医が週一日の夜間当直などを務めるようになった。大学医局の強制はなかったが、二十人以上の医師が住民運動への関心もあって手を挙げ、応援に駆けつけている。
当直を務めた三十代の医師は、「軽症患者が少なく手を掛けるべき子どもに力を集中できる。こういう地域で働けたらいいと思う」と感心した様子。患者の顔を見るひまもない小児救急の現状に半ばあきらめもあったという。「住民の理解に支えられている病院があることが希望になる」
同会は医師に感謝の気持ちを伝えることも重視する。「先生、いつもありがとう」。母親から集めたメッセージカードが同病院内に掲示されている。病院や診療所の医師らに年賀状も出した。
昨年十二月、市立病院が小児科の入院を中止している西脇市の母親グループが同会と交流し、意見を交換した。「医師を守ろう」運動の輪が市外へも広がり始めている。
日本小児科学会の藤村正哲副会長は「病院と診療所の使い分けを、住民が自覚できるようになったということ。ぜひ全国に広がってほしい動き」と期待を寄せる。同会の丹生代表は「医療を守る考え方が、母親たちの間で代々引き継がれる地域にしていきたい」としている。
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コメント
憲法で自由が保障されているから、とわがまま放題な感覚の人が多いですね。
憂慮すべき事態だと思います。
投稿: 芹田陽子 | 2008年2月 5日 (火) 20時29分
芹田陽子さま
憲法(12条)にも「この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない。又、国民は、これを濫用してはならないのであつて、常に公共の福祉のためにこれを利用する責任を負ふ」とあるのですが、この条文、すっかり死文と化していますね。
投稿: 練馬のんべ | 2008年2月 5日 (火) 20時46分
私も色々と書きたいのですが、夕方に39℃近い高熱を出し、体の震え、高熱、フラフラ状態でしか歩けない、胃の不調、下痢・・・と色々苦しんでいます。
ですので、また元気になったらコメントをさせていただきます(医療崩壊がらみで)。
例のシナの殺人餃子ですがこんなニュースが・・・http://news.ameba.jp/world/2008/02/10791.html
中共はかなり情報を隠している(今迄から)と思うのですが・・・
あと、今日の朝日の社説読まれましたか?
大笑いwww
「小泉首相の靖國参拝で~」の文言がありました。
どうしても奴等は靖國だの過去の日本のアジアに於ける蛮行を出したいんでしょうな。
今日京都女子大学の赤本を見てまいりました。
’06年の日本史の入試問題の後半にこんな一文がありました。
「~(日本は)韓国や台湾で日本語使用の強制や創始改名などの『?』政策を取っていた」とあったのです。
『?』に入るべき答えは「皇民化」です。
この一文は歴史的観点からして如何なのでしょうか?
近現代史に疎いので是非教えて下さい。
投稿: ひろふみ | 2008年2月 5日 (火) 23時10分
ひろふみさん
まずはお大事に。
シナの国内のほうが食品の危険度は高い、それは間違いありませんね。向こうの連中が日本は必要以上に騒いでいる、と怒っているのは、シナすたんだあどで言えばあれくらい事故のうちに入らないから、という見方もできます。
例えば朝鮮では、「公用語」として日本語教育が行われたのが事実ですが、朝鮮語などの教育も積極的に行われ(ただし昭和16年に停止)、ハングルの識字率が大幅に上がったのは事実。
創氏は義務でしたが改名は任意。もともと朝鮮式の「姓」があり、それはそのまま。日本人の一員として日本式の「氏」も必要、ということで「創氏」が行われましたが、届出しないと「姓」と同じものが「氏」として登録されました。改名は任意で、有料でした(創氏は義務なので無料)。
「皇民化政策」は、朝鮮・台湾の民も日本国民として処遇しようという政策。
植民地政策なら、教育せずに搾取し奴隷にします。例えばイギリスの植民地政策で、インド人民に対する教育を積極的に行い、「イギリス国民化政策」を行った、などということはありません。
投稿: 練馬のんべ | 2008年2月 6日 (水) 07時08分
ひろふみさん
(続き)
アサヒル社説は笑えますね。「解決は日中の試金石」?!中共政府がどれだけ国内を統制できて輸出品に対する責任を持てるかどうかだけの話なのに。
投稿: 練馬のんべ | 2008年2月 6日 (水) 07時14分
犯罪加害者の権利ばかり守って、被害者の権利を無視する世の中ですね。真っ当な人の権利をしっかり守れるような社会にしなければ、将来はありません。救急車もタクシー代金以上の料金を取るべきだと思っています。我が家の奥には千軒も家はありませんが、ここ十数年で二千回以上の救急車がけたたましい音を発して走っていきます。我が家でも、隣の家も救急車など呼んだことはありません。恐らく、何回も呼んでいる家がなければ、こんなに救急車が動くことはないでしょう。
投稿: おっさん | 2008年2月 6日 (水) 10時49分
おっさんさま
仰せの通りですね。必要もなく救急車を利用した場合は、民間の患者搬送サービスの倍くらい取ってもいいと思います。うちでも2回ほど利用しましたが、子供が喘息の発作で危なかったときだけ、2回とも入院しました。
投稿: 練馬のんべ | 2008年2月 6日 (水) 20時49分
私は、是も「公より私」を優先した結果だと思います、もっと云うなら「公より個」でしょうね。
公を大事にしていないから、我が子の様子がオカシクなっても誰にも相談できない、パニックになって「住民の権利だ」と、ばかりに救急車を呼ぶ事になる、すると、救急車はてんてこ舞いになって本当に必要な救急患者には手が出せなくなる、是じゃ、知らぬ間に人殺しをしている可能性だって出てくる。
一方では、折角救急車が来ても自分のミスは棚に上げて不服しか云わないから、後難を懼れる病院関係者から診療自体を拒絶される、そう言う常習者がたらい回しに遭う現実が前提としてあって、本当に救急を要する場合も同じと見做されて、手遅れで大事になる事も多いのではないか。
特に小児科や産婦人科は、そう言うトラブルの宝庫で、中には、一括して救急を断る病院のケースもあるとか、病院側だけの問題では無さそうです、余程のことが起こっていると考えなくてはイケナイのでしょう。
解決策なんて皆無じゃないでしょうか、アンビュランスサービスを民間で始めたら善いと思います、勿論、有料ですが、地元自治体なり、国が補助を入れて、或る程度安くする必要はあるでしょう、患者の運搬先は会社が提携する、必ず開いていて、専門医が居る各種病院で、もし、患者が医者を指定するのなら、医者と本人や家族が掛け合い、救急車には特別料金を貰うべきです。
投稿: ナポレオン・ソロ | 2008年2月 6日 (水) 22時34分
ナポレオン・ソロさま
まさにその通りですね。
「個」がいちばん、の世の中は、結局「個」が全く尊重されないことになります。
わがままはほどほどに、というのがなぜ通じなくなったのでしょうか。戦後教育の精華か、それとも…
それにしても、この丹波市の住民のみなさん、すばらしいですね。やれば「ご近所の底力」でできるのかも。
投稿: 練馬のんべ | 2008年2月 6日 (水) 23時03分