プリンスホテルの苦渋の選択は評価されるべき
『プリンスホテル―少し勇気を出したなら』(朝日社説2/28)
プリンスホテルの対応、未だに新聞は叩きます。朝日は再度の社説、さすがにしつこいですねえ。日教組の教研集会をキャンセルした対応、そこまで批判されるべきものでしょうか。私は苦渋の選択をしたプリンスホテルを断固支持します。
『街宣車で騒音をまきちらし、威圧的に走り回れば、集会をつぶせるという悪い前例を残してしまった。』
集会が脅迫にあって一時的に中止される、などごく普通の話でしょう。会場に爆弾を仕掛ける、という電話があれば、脅しに屈せずがんばれ、と言いますか?飛行機に乗ったとき、この荷物には爆弾が入っているとお客が冗談で言ったら、飛行機は離陸しますか?
街宣車を繰り出す「右翼」は、周辺で入学試験が行われることを知っていて、街宣車が来れば試験を妨害できることを知っていたわけです。つまり子供達を人質に取ったのです。会場に爆弾を仕掛ける、という電話並みの脅迫です。それでも「やれ」という裁判所。私には理解できません。文句を言うなら、「右翼」に文句を言うべきで、プリンスホテルに非はありません。
『ホテルに影響があるにしても、悪いのは日教組の集会ではない。』
そんなことはありません。日教組も日教組です。周辺で子供達が試験を受けるのだから騒ぎになったら子供達に迷惑がかかることはわかりきっています。過去の経験上、「右翼」の街宣車が来ることを知らないとは言わせません。集会を行うとき、そんなまわりに迷惑をかける場所でやろうとしますかねえ。言論の自由は保障されるべき。しかし、無制限ではない。人間として当たり前の「配慮」をすべきなこと、議論の余地がありません。
たとえば、リゾート地でオフの時期に集会を行えばいい。それくらいの配慮は当然です。それでホテルが街宣車を理由に裁判所の命令に従わなかったらそれはさすがにおかしいでしょう。
だいたい、普段は「国旗国歌法」を無視して卒業式で歌いたい歌を歌え、などと言っている連中が、他人には法律を守れ、ですからねえ…。また、槇枝元委員長は北朝鮮を理想の国としており、その体質は綿々と引き継がれています。日教組は生徒を人質に取った反社会的集団であり、「右翼」を非難する資格があるとも思えません。
『ホテルが挙げる混乱についても、裁判所は「日教組や警察と十分打ち合わせをすれば、防げる」と判断した。』
逆説的に言えば、プリンスホテルは裁判所の命令に従い集会をやらせる手もあったかも。まず大きな声で「裁判所の命令があり、マスコミも従え、と言っています。とても責任をもてる状況ではありませんが、やむなく従います。混乱が起き周辺に迷惑がかかるのは必定ですが、すべては裁判所と日教組、そしてマスコミに責任を取ってもらいます。」と宣言する。混乱が起きるのは必定ですから、「右翼」が批判され、日教組と裁判所とマスコミは笑い物になります。
もちろん、社会的責任を負った企業にこんなことはできません。書いてみただけ。悪いのは脅迫者たる「右翼」。しかし、無責任を助長する裁判所、マスコミ、日教組に、非がないはずありません。
繰り返します。プリンスホテルが混乱を避けて集会を断ったこと、非難覚悟で苦渋の選択をしたこと、評価されるべきものと思います。
(続きは記事の保存です、当面はリンク先をご覧ください)
PS.真っ当な右翼と、暴力団と変わらない街宣車右翼を一緒にされたくはないので、街宣車右翼を「右翼」と記載しました。なお、のんべは右翼ではなく単なる中道やや右程度の保守派です。
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