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2008年1月10日 (木)

学研の英断に敬意

Gakken_globe2承前。

学研のHPによれば、台湾を中共領と明記した地球儀は販売中止、返却希望者には全額返却となるそうです。

子会社の暴走に対して、親会社の適切な判断、敬意を表します。

「長い(赤い?)ものには巻かれろ」を世論が叩き潰し、事なかれ主義者が大きな損害を蒙った例として、記憶されるでしょう。

そして、目先の大損害を覚悟した学研本社の英断こそが、被害を最小限にとどめ会社を救いました。これこそ真の「コンプライアンス」と思います。

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コメント

のんべさん、

どのような経緯でこの「英断」にいたったかはさだかではありませんが、まず良し、としましょう。
しかし、博士が指摘されたように、希望者は返却可だけではなく、販売したもの全てを回収すべきでしょう。そこまでやって、二重丸あげてもいいかな、と思いました。

投稿: マルコおいちゃん | 2008年1月10日 (木) 21時39分

相当な風当りをうけたのでしょう。
それにしても学研の判断は正しいですね。

この件を通して日中関係を始め、その他歪んだ国際情勢に対し、世論の波をもっともっと作り出すことが重要ですね。

投稿: ○○○ | 2008年1月10日 (木) 22時02分

マルコおいちゃんさん
仰せのとおりです。
でも、社内でも議論が多かったでしょうから、相当の金をどぶに捨てて販売を中止し希望者には返金する、という線まで頑張った経営陣に敬意を表したいと思います。

投稿: 練馬のんべ | 2008年1月10日 (木) 22時14分

○○○さま
そうですね。媚中の親玉ともいえる政治家や財界人は肝を冷やしたことでしょう。今後ともこの連中の肝を冷やすように世論を盛り上げないといけませんね。

投稿: 練馬のんべ | 2008年1月10日 (木) 22時34分

台湾島表記の記事をインターネットで見た時には、目を疑うとともに強い憤りを感じましたが、回収記事に ひとまずホッとしました。しかし、全商品の回収と、暴走したとされる子会社の幹部の処分を表明して欲しいものです。

投稿: パンプキン | 2008年1月10日 (木) 22時38分

パンプキンさん
まさに仰せのとおりです。

ただ、そこまで追い詰めて逃げ場をなくすのは遺恨を残しそうです。まあこれくらいにとどめておくのが私らにとっても好い加減な相場ではないかなあ、と私は思います。

投稿: 練馬のんべ | 2008年1月10日 (木) 22時45分

>今後ともこの連中の肝を冷やすように世論を盛り上げないといけませんね。

ホントですね!
ブログではこうやって、世論形成をしていることが彼らにようやく届くようになってかもしれません。これは「偽」一色の2007年とは少し変わってきたように思える事件でしょう。

当記事と前記事をるいネットという社会について考える掲示板にて紹介させてもらいました。TB貼っております。
マスコミ、政治家、官僚のゆがみを指摘し、日本の未来を真剣に考えている記事あるのでよかったらご覧になってください。

投稿: ○○○ | 2008年1月10日 (木) 22時56分

 「反応が迅速であった」、「措置が果断と言える段階に達して居た」、この2点を以て、学研は日本で生き延びることが出来たと申し上げられると思います、目先の利益に拘泥せず、自分達の商売の本質を見抜き、マトモな価値判断の出来た経営陣に(密かに)拍手ですね。

 こういう決断がちゃんと出来る経営者こそ、多くの国民を、政治面とは別の面で、引っ張っていけるのだと思います、経団連はその為にあるのでしょうが、目先の金儲けだけに価値観を措いたのでは。これからの日本が危うくなる端的な例示であったと思います。

 

投稿: ナポレオン・ソロ | 2008年1月11日 (金) 06時23分

○○○さま

ご紹介有難うございます。確かに「偽」から脱却するいいチャンスですね。余談ですが、年末年始の朝日新聞は「偽」を非難する記事の多かったこと…お前が言うな、の突っ込みどころばかりでした。

ところでTBが利かないようで申し訳ありません。紹介いただいた記事のURLを貼っておきます。

http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=168796

http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=168798

投稿: 練馬のんべ | 2008年1月11日 (金) 07時06分

ナポレオン・ソロさま
>マトモな価値判断の出来た経営陣に(密かに)拍手
はい!

>経団連はその為にある…目先の金儲けだけに価値観を措いたのでは
そう思います。やはり企業は長期的に社会と共に発展するのがあるべき姿であり、短期的利益を求めるのは間違い。経団連は新自由主義だの株主至上主義だのに染まらず、企業の立場から国を思う団体であるべきです。

投稿: 練馬のんべ | 2008年1月11日 (金) 07時14分

いくら儲かるから、と言っても事の善悪がつかないようではお粗末。そんなに儲けてもあの世には持って行けないよ。あの世には「徳」だけが持って行けるのだ。魂を売って金にする連中は地獄行きだよ・

投稿: amitaaba | 2008年1月11日 (金) 11時37分

 親会社「学研」には、日本企業の誇りがかろうじて残っていた様です。
 例のお断りの文章が、火に油を注ぐ事になる!と言う事に思いが至らなかった「学研トイズ」の感覚は、ある意味私が目にしては講義している「国旗もまともに揚げられない」のと同根ではないかと思います。
 そして、そのお断り文章すら箱の中にあり、購入時点では分からないと言う売り方も「書いてあれば良いだろう!」と言う、商売の本質を忘れた「偽装疑惑」と同じ「驕り」でありましょう。
 仰るように、「学研」は親会社トップの英断で何とか「国賊企業」の直前で踏みとどまった様です。

TBは架からないようですのでURLを貼らせて下さい。
http://tonogodz.blog70.fc2.com/blog-entry-194.html

投稿: tono | 2008年1月11日 (金) 20時13分

こんにちは。トラックバックを打たせていただきました。

希望者だけに回収措置というのは、どうにも会社の意見が見えないなと感じました。
表記が間違っているなら回収、間違っていないなら販売続行という、明快な姿勢を貫けるのが、日本政府にはできない民間企業ならではの姿勢な気がするんですけどね。
 
この辺が限界なのかな(^^;)。

投稿: ちゃいにーず | 2008年1月11日 (金) 20時33分

amitaabaさま
仰せのご趣旨はよくわかります。

しかし、のんべブログでは「宗教」的な部分には原則立ち入らないことにしていますので、コメントは差し控えます、申し訳ありません。

なお寺社への参拝は、習俗および先祖への崇敬で「宗教」の範疇には入らないと思っています。

投稿: 練馬のんべ | 2008年1月11日 (金) 22時15分

tonoさま
TBが利かないようで申し訳ありません。
今回の学研親会社の判断について、いろいろなご意見があるようですが、のんべは立派と思っています。
それにしても子会社は事なかれで済まそうとして間抜けでしたね。

投稿: 練馬のんべ | 2008年1月11日 (金) 22時26分

ちゃいにーずさま
コメント&TBありがとうございます。
以下、本ブログとしての公式見解(?)ではなくのんべが酔っ払って書いた邪推ということにしておきますが、会社に意見なんかないと思いますよ。考えたことは、どうすれば一番まるく収まって損害が最小か、くらいでは。

投稿: 練馬のんべ | 2008年1月11日 (金) 22時31分

遅い反応で申し訳ありません。私もこの記事を書きたかったのですが、仕事があまりにも忙しくて書くタイミングを逃してしまいました。
世論の意見を聞いて販売中止を決定した学研の対応は評価されてもいいと思います。私もこんな地球儀は使いたくありませんし。
商売さえ成り立てばどんな政治的問題も関係ない、といった企業の考えはもはや通用しなくなってきていると思います。けど、実際本当にそういった政治的・社会的影響を考慮してまで仕事をするような人が企業に、あるいは政治家の中にどれだけいるのか、はなはだ疑問は残りますけどね。

投稿: かついち | 2008年1月13日 (日) 12時29分

かついちさん
私も学研親会社の対応は十分に立派と思っています。全面回収しない限り評価しない、というのは、私企業に対して完璧の求めすぎで、そこまで逃げ道を塞ぐのは、ほかの多くの会社を居直らせる結果になるのでは、と思います。

>政治的・社会的影響を考慮してまで仕事を
>するような人が企業に、あるいは政治家の
>中にどれだけいるのか、はなはだ疑問
今回は中共の言いなりになってしまいましたが、一企業が中共に逆らうのは難しいでしょう。中共で地球儀を生産しようとすること自体、中共リスクを認識できなかったという点で、経営判断の誤りでしたね。

投稿: 練馬のんべ | 2008年1月13日 (日) 13時24分

始めまして、私共はある時期学研の仕事をしておりました。それで私がいつも読んでる保守系のブログが学研のことをエントリ-し、多くのブロガ-が学研商品の不買を呼びかけていることに胸を痛めていました。私は学研の商品を見たり使ったりしておりましたので、その商品の良さを実感していましたから、今回のことは許せることではありませんが、そのことで、学研全てを否定することには抵抗がありました。一人でも、今回の学研の対応は許せるものではありませんが、このことで、学研全てを否定するものではありません。といってくれる人はいないものかと思っておりました。今日こちらのブログを見せて頂いて、ほっとすると同時に嬉しく思い、胸の閊えが取れました。有り難うございました。

投稿: 主婦 | 2008年1月13日 (日) 13時41分

主婦さま
ご訪問ありがとうございます。
私は「学習」「科学」で育ったので大いに親近感を持っています。
この商品を売り最初に注意書きでごまかそうとした対応はまずかったけど、全面回収が望ましいとは思いますが、販売中止と希望者からの回収を決断したことも大変なことであり、私は立派な対応と思っています。今後も学研を応援したいと思います。

投稿: 練馬のんべ | 2008年1月13日 (日) 14時10分

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