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2008年1月10日 (木)

台湾が中共領の地球儀などとんでもない

学研地球儀、中国圧力に屈す…台湾を「台湾島」表記』(夕刊フジ)

これは酷い。あまりに非道。子供が使う学習教材、教材では屈指の学研がこんなことをするなど許されない話。シナで生産する上で中共政府の許可が得られるように、中華人民共和国領土の台湾島にしたなど、言い訳になるはずもない。もちろんこんなものを日本で売っていいはずもない。

まず台湾に対して失礼千万。そして子供を騙すなど言語道断。のんべも新年早々激怒しています。

Gakken_globe1写真ではわかりませんが、尖閣諸島は中共領 に書いているのでしょうか。小さくて載せていないのかな。気になるところです。(写真は夕刊フジ記事より引用)

台湾は中共がなんと言おうが独立国に決まっています。台湾を中共領と認めれば、次に日本を中共領だとか言い出すでしょう。地政学的に見て、台湾が中共になってしまえば、太平洋の覇権を握るのは中共、ということになります。つまり、海洋国家である日本が独立を保つのは非常に厳しくなります。台湾が日本の生命線であること、書くまでもない自明のことです。

学研に抗議の声を上げたいと思います。今晩は寝ますが、メールを入れたらコメント欄に記載しておきます。

クレーム担当:学研トイズ「お客様相談室」
メールアドレス 
info@gakkentoys.co.jp
TEL 03-3726-8234 月~金 10:00~12:00、13:00~16:00(除く土・日・祝日)

(続きは記事の保存です、当面はリンク先をご覧ください)

 学習教材大手「学研」(東京)グループが国内向けに販売する音声ガイド付きの地球儀が、中国政府から圧力を受けて、台湾を単なる「台湾島」と表記していることが9日、わかった。同社は「中国の工場で生産しているため、中国政府の指示に従わざるを得なかった」と釈明するが、文部科学省や外務省は「市販の学習教材とはいえ、前代未聞」と驚きを隠さない。識者からは「国益を損ないかねない」と憂慮の声も上がっている。

 この地球儀は、学研の関連会社「学研トイズ」(東京)が昨秋発売した「スマートグローブ」。地球儀には各国の地理や文化などの情報を音声で案内するシステムが組み込まれ、情報はネットで更新される。年齢に応じた情報選択や地理クイズなどの機能も備える。希望小売価格は2万8000円と決して安くないが、家族で楽しみながら学べる教材として人気を集めている。

 本体は何の変哲もない地球儀だが、台湾(中華民国)について、「台湾島」と記載している。また、樺太の南半分や千島列島をロシア領として色分けしている。これらはサンフランシスコ講和条約(1951年)で日本が領有権を放棄した後、帰属先が未定となっているため、日本の地理の教科書では、日露のいずれにも属さない白い表記になっている。

 台湾島という呼び名や千島などのロシア領表示は、いずれも中国発行の地図で一般的に使われる表記で、この地球儀はいわば「中国仕様」だ。

 台湾について、日本の外務省のホームページは、国交のない北朝鮮や、香港などと同様に「地域」と位置づけているが、この地球儀には地域としての注釈もなく、日本と互いに年間100万人以上が往来する「台北」の都市情報も音声案内から除外されている。

 日本の市場で販売される地球儀が、なぜ「中国仕様」になったのか。その経緯を、学研トイズは「もともと香港のメーカーが開発し、日本語版の製造、販売権を当社が取得した。当初は日本の学校教科書同様の表記をするつもりだったが、工場が中国にあり、中国政府から表記を変更しないと日本への輸出を認めないと迫られた。すでに玩具ショーなどで注文が殺到していたので、仕方なく中国政府の指示に従った」と説明した。

 購入者からの問い合わせや苦情を見越し、同社は応急措置として、説明書にメモを添付。メモには「生産国の中華人民共和国政府の指示により、地球儀表面の『台湾』の表記が『台湾島』音声が『中華人民共和国』となっておりますことをあらかじめお断りさせていただきます」などと記している。

 初回製造の1万個は完売。次回の入荷分にすでに7000個の予約が入っているが、外箱には表示に関する断り書きなどがないため、購入者からは「事前説明なしに売るなら食品偽装と同じ」といった苦情があったという。

 文科省や外務省は「教科書や正規の学校教材でない以上、官庁の検定の範囲外だが、非常に珍しいケース。一般購入者が『見慣れない地図』という違和感があっても不思議ではない」という。

 東アジア情勢に詳しい伊原吉之助・帝塚山大名誉教授は「世界地図の表記はその国の利益に直結しており、他国の主張にやすやすと屈服し、自国で販売するというのは主権侵害への加担であり、一企業の商行為でも不誠実のそしりは免れない。それが学習教材大手というからなおさらだ」と話した。

 台湾(中華民国)は日本と歴史、経済、文化的に緊密な関係にあるため、1972年の日中共同声明以降も、「台湾は不可分の領土の一部」と主張する中国に対し、日本政府は「立場を十分理解し、尊重する」と表現するにとどめている。

 昨年末の福田康夫首相の訪中時も、共同記者会見で温家宝中国首相が福田首相の発言を紹介した際、通訳が「福田首相は台湾の独立に反対を表明した」と誤訳し、福田首相が慌てて「支持しない」という表現に修正する一幕もあった。

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コメント

早いですね。今日10日の朝刊ではじめて知りました。日本向けの地球儀にこんなことをされて、これを2万個以上も日本人が購入しているとのことで、情けなくなりました。もっとも、地球儀を購入する際、そこまで確認する人はいませんから。今後中国製のあらゆるものについて、検定が必要な感じがします。検定などを考える政治家も行政の担当者もいませんね。日本人だったら、自分自身が確認しなければならないということでしょうか。簡単なことは中国製は購入しないこですね。

投稿: おっさん | 2008年1月10日 (木) 08時47分

 これは悪質ですね!
 自らの商売のため、中共をおもんばかり自らの政府に圧力を掛けた某巨大自動車会社出身の経団連会長がかつていましたが、ほとんどそれと同根と感じました。
 自国の政府に力があって初めて、国際的に安定した商売が出来るのであって、自国の力を弱めたのでは個々の企業は各個撃破されるだけで国際的な商売などは成り立たないと言うことが解っていないようですね。(特にあの国に関しては...。)

 過去記事ですが、TBを一点送らさせていただきます。

投稿: 山本大成 | 2008年1月10日 (木) 10時12分

おっさん様、山本大成様
多分、現地の製造責任者が、中共政府の脅しに屈して「事なかれ」の姑息な手段でごまかそうとしたのでしょう。次の記事に書いたように販売中止となりました。世論の力でごまかしを潰したこと、記憶に残る事件となりました。
すっかり媚中となっている経済界のえらいさん方の首をひんやりさせたかも知れません(笑)

投稿: 練馬のんべ | 2008年1月10日 (木) 21時02分

>中国の工場で生産しているため、中国政府の指示に従わざるを得なかった
 こういう言説が言い訳になると思っている時点で、学研が、如何に教育書を発行する資格のない会社かが判ろうというモノです。

 ↑の言い訳の中味の何処をドゥ採っても、私的な事情に拠るモノとしか解釈できません、然るに、彼等が発刊したり、推進しているのは「国民の教育」という公の行いやそれに関わる事です、私の企業でも、公の仕事に携わって居るという自覚が全くないのなら、明日から公関連の出版。発刊は全て止めるべきでしょう。

 学校の先生の一部が、自分の思想信条を公の義務に優先しているのに、平気で給料を貰っているのと何等変わらない、彼等も国家を否定したり、皆が親しんでいる国家や、国旗に対して、喩え其れが勤労上の義務でも敬意を表せないのなら、自ら職を辞すべきでしょう、然もなくば、彼の思想信条の原点とはカナリ、インチキなモノだと言うことになります。

 学研が、エロ本でも売っている様な会社なら、シナから圧力をかけられた云々の言い訳も通用しますが、将来の国民の教育に関わる、地球儀に政治問題を持ち込んでしまったのなら、教育関係の仕事は今後一切やるべきではない、関係者は、世間に深く反省して居る姿勢を見せて欲しい。

投稿: ナポレオン・ソロ | 2008年1月10日 (木) 21時22分

ナポレオン・ソロさま
今回は残念な事件でした。しかし、販売中止と希望者への返金に応じるということ、それは評価したいと思います。「批判にあわてただけ」などと邪推(?)しないのが華かと。

投稿: 練馬のんべ | 2008年1月10日 (木) 22時09分

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