民主党はバラマキ党に成り下がった
『民主「子供手当法案」固まる 一人に月2万6千円支給』(朝日)
これ、2chでも騒ぎになっているようですが…2chの反応は有名な「痛いニュース」さんで見て頂くのが早い。彼等の議論はまことに真っ当です。敬服。
所得制限や国籍要件を設けない、というのがまず無茶苦茶。それ以上に単なるバラマキであることも大問題。現金ハイヨッというのは「モラルハザード」を引き起こします、言い換えれば、あぶく銭として無駄遣いされるのがオチです。
なにが必要かと言えば、現金手渡しではなく、子育て世代の負担感を軽減すること、つまり、子供にかかる諸経費を軽減することでしょう。例えば医療なら出産検診に保険が利くようにするとか、子供の医療費負担を3割から1割に下げるとか、幼稚園の月謝や小中学校の給食費の補助を増額するとか。もちろん、所得制限と国籍要件は当然必要です。
なお、軽減には賛成ですが、無料はやはり「モラルハザード」(医療無料なら無意味に医者に行く奴がやたら出る)の問題が出てくるので、好ましくありません。東京都は多くの区でそうなっていますが…
(続きは記事の保存です、当面はリンク先をご覧下さい)
民主党の参院選マニフェスト(政権公約)の目玉の一つで、今国会への提出をめざす「子ども手当法案(仮称)」の概要が3日わかった。中学校修了までの子ども一人につき、国が月2万6000円を支給することが柱で、親の所得制限や国籍要件は設けない。財源として5兆8000億円が必要と試算した。
3日の同党「次の内閣」で大筋で了承され、今月中旬までに法案化する。法案は「子どもの成長および発達」を目的としている。支給額は、子どもに食費や教育費などで月約2万5000円かかるという各種調査の試算をもとに設定した。
現行の児童手当は、国と地方、事業主らが負担する。3歳未満は月1万円、小学校修了までは第2子までが月5000円、第3子から月1万円で、会社員世帯(親子4人)であれば年収860万円未満など所得制限もある。
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コメント
民主党の前原誠司副代表がHP・“直球勝負(40)「日本はテロとの戦いに加わり続けるべきだ」”と論じています。小沢代表と一線を画す論旨に、久々の爽快感を味わっています。ご参考までに。 G3:橘
http://www.maehara21.com/chokkyu/40.html
投稿: Mr Hotman01 | 2007年10月 7日 (日) 22時45分
G3:橘さま
ご紹介ありがとうございます、早速拝見しました。
このままでは極左民主党に前原氏は埋もれかねないので、なんとか立ち上がってほしいですね。
投稿: 練馬のんべ | 2007年10月 7日 (日) 22時59分
民主党は「子どもは社会が育てる」から必要経費は税金から出すというのですが、子どもは親が育てるのではないですか? そして、どうしても親の所得が少ない家庭には、児童手当などで補助する。
これが正しい方法でしょう。
日本では、今までもそうしてきました。
なぜスウェーデンの真似をする必要があるのか、まったく理解できません。
最近の民主党は気持ちの悪い社民主義に走ってしまって、政策的にはほとんど社民党並みだと思いますね。
投稿: mirai | 2008年12月 8日 (月) 22時41分
miraiさま
>子どもは親が育てるのではないですか
まことに正論と思います。子供が3人いる身としては辛いなあ、と思うこともありますが、だからと言ってこんな馬鹿な話はありません。
麻生政権のバラマキも問題だけど、まあ景気対策と割り切ってしまえばまだ納得できます。
>なぜスウェーデンの真似をする必要があるのか、
>まったく理解できません。
まさに。家族を破壊したいから、としか思えませんね。
投稿: 練馬のんべ | 2008年12月 8日 (月) 22時56分