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2007年10月17日 (水)

産婦人科医、小児科医を守れ!

産婦人科と小児科の診療休止急増、医師不足が深刻化』(読売)

うーん、だいぶ前からこうなることは分かり切っているわけで…厚労省はなにをやっていたのでしょうか。もちろんなんらかの対策を打っているのでしょうが…

産婦人科、小児科の医師はほんと大変と思います。昼夜問わない激務で診療報酬も特別高くないとなれば、そりゃあなり手は減って当然です。訴訟リスクは高いし、またかかりつけ医を持たない妊婦による踏み倒しも多いなどという話もありますし。

当面、考えられる対策はすべて行うくらいでないと。思いつくまま書きます。

診療報酬の引き上げ
子育て中で辞めている女医の復帰策
踏み倒し患者への刑事罰(無い袖が振れないなら自己破産)
大学で小児科・産婦人科医志望者枠の新設
小児科・産婦人科限定医師免許の新設
地域限定医師免許の新設
乳幼児・小児診療の無料化の中止(※1)
助産婦さんの増加策
看護婦さんに出来る範囲の拡大
地域小児科看護婦さん新設(仮称、※2)

もちろん、ここに書いたのは素人考えに過ぎませんが、早急に対策を打つ必要があるのは間違い有りません。

(※1)今、乳幼児~小中学生医療費無料の自治体は増えていますが、無料は問題です。3割負担は辛いけど、せめて1割は負担するようにしないと必要もないのに子供を連れてくる親が増えます。

(※2)小児科にかかる前に、地域の看護婦さんに相談して、最低限の切り分けを行う制度が必要では。かぜだから市販薬飲んで寝てなさい、医師にかかりなさい、などの指示を行う程度でも、医師の負担は大幅に減るでしょう。

(続きは記事の保存です、当面はリンク先をご覧下さい)

 医師不足が深刻化する中、産婦人科と小児科の診療を休止する病院が増えていることが15日、日本病院団体協議会の初の調査でわかった。

 医師の採用枠を満たせない病院も4分の3に上り、協議会は「医師不足が予想以上に進んだことや、医療費抑制による経営圧迫の影響」と分析している。

 調査は今年8~9月、アンケート方式で行い、全国の病院の32%に当たる2837病院から回答を得た。

 それによると、2004年度以降に診療科を休止した病院は、回答した病院の16%にあたる439病院。このうち、産婦人科の診療を休止した病院が71病院、小児科の休止も67病院と多かった。以下、精神科の34病院、耳鼻咽喉(いんこう)科、皮膚科の各33病院などが続き、激務や訴訟リスクの高さなどで医師確保が難しいと指摘される産婦人科と小児科の休止が突出していた。

 産婦人科は都道府県立など自治体運営の病院で、小児科は民間の医療法人の病院で休止が多かった。

 06年度に医師を募集した病院のうち、「採用予定数より少なかった」が50%、「全く採用できなかった」も26%で、計76%が医師を十分確保できなかった。看護師募集でも67%が採用予定を充足できなかった。

 04年度以降、医師不足などで病床数を減らしたのは521病院(19%)、救急指定の取り下げも109病院(4%)に上った。

 06年度は全体の43%が赤字。協議会では「病院医療の崩壊が現実になりつつある。奈良の妊婦が受け入れを次々に拒否された問題は氷山の一角。いつ日本中で起こってもおかしくない」と指摘している。

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コメント

ご無沙汰しています。先日クローズアップ現代で、小児科の夜間診療が急増しているという特集をしていました。ゲストの専門家によると、共働きが増えて、昼間に来られなかったり、翌日保育所に預ける前に診療して「大丈夫」と言って貰わなければならないという事情があると説明していました。また核家族化で、家庭で子供の様子から判断することが出来なくなっていることもあるそうです。画面には夜間診療でなくても・・・という元気そうな子供も映っていて、ある看護婦さんは本当に緊急を要する患者さんをどう救うかに尽力していました。番組は、医療体制がニーズに合っていないと結論づけたかったようですが、本来なら通常の診療や自宅療養で済む人たちまで押し寄せているようで、そちらも考えなくてはならない問題だと感じました。

投稿: milesta | 2007年10月17日 (水) 08時29分

 これは結構深い問題があります。
 私の家の近くに4年前に産婦人科が出来、異天津間が身ごもっている子はそこで産ませようと通い出したら、最近入院を扱わなくなった(つまり出産)ので、出産はよその病院を紹介するとの物でした。
 現役で看護婦をやっている妻に言わせると、病院としては、産婦人科の経営自体が婦人科検診などで十分回るようになって、産科を扱う必要が無くなったのではないか?と言うことです。
 また、近隣に小児科の夜間外来を行っている総合病院があったのですが、一昨年に小児科の夜間外来を取りやめています。
 これは直接的には小児科の医師不足が原因なのですが、詳しくは事情を聞いていませんので私の認識が間違って居折ると行けませんけれど、確かその時妻が言っていたのが、大学病院などの研修医を外に出しづらくなった状況が生まれているからだと聞いた記憶があります。

 確かに医者も減っているのでしょうが、直接的にはそれだけの問題ではない医療行政全般が関わる問題があるように感じています。

投稿: 山本大成 | 2007年10月17日 (水) 08時45分

milestaさん
お久しぶりです。
仰せの通りで、夜間診療に行くとあふれかえっています。明らかに全然不急な子供もいっぱい。親になる前には、子供のありがちな症状を保健所で十分教えるべきですね。保健所の親(プレママ・パパ)への指導は十分とは言えません。
翌日の保育園に預けるOKを得るための夜間診療ですか…なるほど、そういうことありそうですが、本末転倒、そのためただでさえ大変な小児科医をもっと働かせろ、なんて無茶な話。「だいたい大丈夫」かどうかくらい保母さんでもわかるでしょう。(だいたい、で間違っていたらどうするんだ、という突っ込みがありそうですが…そのうちそれで一本記事を書いてみます)

投稿: 練馬のんべ | 2007年10月17日 (水) 10時53分

山本大成さん
研修医を出したがらない問題…厚労省の指導の問題…は大いにありますね。あれで診療科をやめる病院も多いと聞きます。もっとも、そんなアルバイトの研修医にかかっていたのか…とぞっとする人も多いでしょうが。うちでも、子供が夜に脱臼して救急指定されている整形外科に行ったら、宿直が研修医で全く何もできず、そこの大先生をあわてて呼びだしていたことがあります。

産科を扱わずに検診だけするところ、確かにうちの近辺でも増えています。あれじゃあ困るのだけどなあ…それで一番大変な産科だけ押しつけられるほうはたまりませんね。それがOKというのもなんかおかしい。

いずれにせよ、厚労省の行っている行政は全く現場を考えていないものが多いですね。

投稿: 練馬のんべ | 2007年10月17日 (水) 10時55分

 医療崩壊については小生のブログでも意見を書きましたのでよろしかったらご覧下さい.
 医療崩壊は産科、小児科だけではありません.市中病院夜間救急の小児医療は内科の負担も少なくありません.小生が以前勤務していた2次救急病院は、小児科当直は週2日しかなく、週5日は小児救急は内科が担当し(小児科医も院内宅直はしている)手に負えないときのみ呼び出しすると言うシステムでした.
 市中病院の夜間窓口は交通外傷以外は、まず内科医が診察するというところが多いと思います.よって内科医の夜間救急における負担は相当なモノです.内科はもちろん小児科も整形外科も泌尿器科も皮膚科も外科患者さえも診させられます.夜間から早朝にかけて救急外来に呼ばれて歩いてゆくときは眩暈がしてくるほどでしたが、翌日ももちろん休みはありません.ちなみにその病院の過酷な勤務のため半年で6kg体重減少し、病気じゃないのと言われるくらいでした.
 そんな過酷な勤務でも診察する患者の多くは緊急性のないコンビニ感覚での受診です.中には夜中に済みませんとか言ってくれる人もいますが、診察して当然という態度の患者が少なくありません.そんな大多数の軽症患者のなかに爆弾(真の重症患者)が紛れているのです.こんな毎日で医師は疲弊してゆくのです.
 昨今病院崩壊が続いていますが、病院崩壊は内科医師がいなくなって始まります.病院というのは内科医師がいないと成り立たないのです.その病院も内科医師の引き上げで崩壊しました.
 過酷な労働環境と相対的に低い報酬の中、自己を犠牲にしつつも、自尊心と責任感のみで何とか耐えていた医師達もリスクのある現場から逃避しつつあるのが今の状況です.医師は”防衛医療”に走りつつあるのです.リスクのある医療行為から手を引きたがっています.その元凶としては、厚生労働省による医療費抑制政策による医療機関の締め付け、毎日新聞を筆頭とするマスコミによる医療バッシング、患者側のモラルの低下、医療訴訟の嵐、相次ぐ不当判決などが挙げられるでしょう.
 福島県の大野病院事件が医療崩壊の象徴ともいえる最たるものです.被告されたのは地域の産婦人科医療をたった一人で支えてきた医師です.患者や新しい命の誕生のためによかれと思い精一杯彼なりに頑張ってきたのです.遺族の無念も判りますが、医療ミスではなく、事故なのです.医療行為に100%の安全性は保証されないのです.裁判でどんな結果がでるのかわかりませんが、近年の医療訴訟の判例をみると医師の側からすれば不当判決ばかりです.裁判官もマスコミに迎合しているかのようですから、妥当な判決がでない可能性は十分あります.
 モンスターペアレントという言葉があります.教員に対し理不尽な要求をする親のことだそうです.近年の医療訴訟の事案をみますとモンスターペイシェント、あるいはモンスターファミリーと思われる患者家族が急増しているのではないか、そういう思いに駆られます.医療側に問題があるケースもありますが、とてもそうは思えないケースの方がむしろ多い印象です.
 現状では日本の医療は崩壊の一途を辿るのみです.良識ある国民の皆様には、なにが医療崩壊を招いたのか、医療崩壊の真犯人は誰なのか、今一度考えて頂きたいと思います.

 医療崩壊を立て直すには、医療費自己負担率・時間外受診料・診療報酬の全面的大幅アップ、医師の免責、応召義務の廃止、医療裁判システムの構築など、医師・医療機関の待遇改善が効果的と思います.

 ところで先のコメントで”病院としては、産婦人科の経営自体が婦人科検診などで十分回るようになって、産科を扱う必要が無くなったのではないか?”とありますが、見当違いです.通常分娩は保険診療の適応外ですがら儲けようと思えば儲けることが出来ます.手を引いたのは防衛医療です.つまり産婦人科医の負担軽減と訴訟リスク回避のためです.出産テロなどされたらたまりませんから.

 過激な意見と受け止められるかもしれませんが、医療側からの切実なメッセージと思ってご勘弁下さい.

投稿: patriot1968 | 2007年10月22日 (月) 21時52分

patriot1968様
ご意見有り難うございました、大いに勉強になります。ブログも後日拝見いたします。

投稿: 練馬のんべ | 2007年10月22日 (月) 22時29分

はじめまして、Asumaと申します。
この記事を読んで、医師不足の深刻さがわかりました。
政府による医師の数を減らそうという政策のツケが今になって出てきているのでしょう。
 さらに悪いことに、女医者の比率は増えていくのに、長時間労働を強いられるせいで、ガキを産み育てるために退職せざるをえない状況は、あまりにも残念に思います。
病院側も女医さんたちが育児休暇とるのを迷惑がっているそうですし、それゆえ退職に追い込まれ、復帰できないのです。
 そんなに困るのなら、いっそのことクソガキを産むメス犬が入れないよう、歌舞伎のように、医者の世界も女人禁制にしちまえばいいじゃん!!と考えたこともありました。そういう考えは今の時代に合いませんね。
とにかく、厚生省の舛添さんたちが今の医療現場を全面的に改善してくれることを願うしかないでしょう。
では、失礼いたします。

投稿: Asuma | 2007年10月24日 (水) 23時35分

Asuma様
ご訪問ありがとうございます。
この問題はのんべは全くの素人ですが、産婦人科と小児科にはお世話になった(子供3人の父です)経験上、先生方は無茶苦茶大変だ…という感想を持っています。また、特に産婦人科は、妊婦さんからすれば女医さんがいいですね。
なお、ぜひ上のコメントを頂いたpatriot1968さんのページもご覧下さい。

投稿: 練馬のんべ | 2007年10月25日 (木) 00時01分

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