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2007年10月22日 (月)

恥知らずは日本人とは呼べない

ETC強行突破96万件、首都高では被害3億円』(読売)

最近、この手の話があまりに多く、悲しくなります。ETCで人が見ていないからと言って、払うべきお金を払わないで済まそうという輩は、神様が見ている、とは思わないのでしょうか。

神様など、畏れ多くも伊勢神宮の御前でなりわいを営んでいながら不正した赤福のように、もはや気にする存在ではないのですかねえ。もっとも、給食費すら支払わない馬鹿親のように、人が見ていてもなんとも思わない輩も多くなってきたわけですよねえ…

日本では昔からすべてのものに神が宿っていて、不正や無駄遣いは神様が見ていますよ、神様は何をするわけでもないけど、恥ずかしい、という文化がありました。もちろん、今でも恥の文化がまだまだ多数派なので日本は住みやすいのですが、拝金主義のおかげか、だいぶ劣化しているのは疑いありません。

神様に感謝する心、恥を失った日本人など、既に日本人とは言えません。悲しいですね。

ところで、このニュースを選んだのは他に気になる点があるから。本当に不正通行した輩ばかりなのでしょうか。

実は、ETCシステムのトラブルによるものも相当数含まれているのではないでしょうか。先日はSUICA/PASMO自動改札でシステムトラブルがあったけど、ETCはそれ以上に怪しい。

もし高速道路会社が道路公団の体質を残しているとすれば、システムトラブルを利用者のせいに恥知らずにもアサヒって報告するくらい朝飯前でしょう。摘発が進んでいないのは、後ろめたいところがあるせいでは。これがのんべの邪推であることを祈るばかりです。アサヒる公式HP益々絶好調!)

(続きは記事の保存です、当面はリンク先をご覧下さい)

 全国の高速道路で2006年度、料金所のノンストップ自動料金収受システム(ETC)の開閉バーを強行突破するなどした不正通行が過去最多の約96万1000件に上ったことが、国土交通省のまとめでわかった。

 過去5年間で3・4倍強に膨れ上がっている。高速道路会社各社では、車両ナンバーや運転者を特定できる高性能カメラの導入を進めるなど監視を強化しているが、特定が難航し、摘発は進んでいない。国交省では「逃げ得を許さない態勢にすべき」として、各社に指導する方針。

 国交省によると、高速道路の不正通行件数は、ETCの本格導入が始まった01年度は約28万3000件だったが、03年度に約47万1000件、04年度約69万件、05年度約94万8000件と急増した。高速道路のETC利用率が60%を超えた06年度は、計約96万1000件となった。

 06年度の内訳は、首都高速が最も多く約36万7000件、阪神高速約25万9000件、東日本高速約12万8000件の順。料金所に高性能カメラの設置が進んだ阪神高速は初めて減少に転じたが、他の5社は、05年度に比べ2~31%増えていた。

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