遺棄化学兵器の巨大な闇 (水間政憲氏)
(コピペです。ことだまさんのところでもらってきました)
遺棄化学兵器の巨大な闇 (水間政憲)
今回の遺棄化学兵器に関係した地検特捜部の強制捜索は、やっと動いたかとの状況です。この問題は、昨年内部告発文書を入手していました。しかし、日中間の問題が国内問題にすり替えられる危険性があり、遺棄化学兵器問題を報道したくても、上でボツされていた全国紙の記者に資料を提供していたのです。今回の地検特捜部に関係した記事を、一番詳しく報道できるその記者は、今回の強制捜査を前にして、突然閑職に飛ばされました。
シベリア資料館の引継書から大量の化学兵器が記載されたものが明らかになっています。第9師団緑筒11個、中赤筒1個、発射赤筒3個、93式持久瓦斯現示筒32個。第50師団、89式催涙筒(甲)352個、中赤筒36個、発射赤筒243個、93式持久瓦斯現示筒339個。台湾陸軍兵器補給廠本廠、93式持久瓦斯現示筒2.272個、台湾陸軍兵器補給廠義分廠、93式持久瓦斯現示筒360個、台湾陸軍兵器補給廠高雄分廠、89催涙筒(甲)1個、小赤筒7.438個、中赤筒100個。
以上シベリア資料館の引継書の3分1を調査した結果報告書の化学兵器記載内容である。しかし、この調査をした財団法人ディフェンス リサーチ センターは、台湾関係の化学兵器引継書だけでは中国大陸の状況を把握できないと報告している。筆者は、『正論』2006年10月号で明らかにしたように、台湾の武装解除は、中国大陸と一体で武装解除が実施されたのです。また、引継書の中に、大東元防衛庁戦史部長が、通常弾か化学兵器か判別できないものが多数あると、シベリア資料館の引継書を見ての感想を述べていた。遺棄化学兵器処理担当室西室長は、シベリア資料館の調査を大東氏に協力していただくと戸井田代議士の議員会館事務所で言っていた。それゆえ、ディフェンスリサーチセンターの調査は、信用できない。
昨年、遺棄化学兵器の調査に中国に行ったことがある、現役の自衛官に取材していたところ、「上から水間さんの取材を今後受けないようにとの命令があり、申し訳ないがこの電話が最後です」とのことだった。遺棄化学兵器問題は、産経新聞を含め全国紙はすべて報道する姿勢がないのです。産経もと、以外に思うでしょうが「正論」と新聞は微妙に違うのです。この状況は、全紙が麻生クーデタ説を流したことと同じなのです。
遺棄化学兵器問題は、『正論』2006年9月号で明らかにした、ソ連極東軍最高司令官ワシレフスキーの武装解除の命令書と関東軍参謀長の武装解除の状況報告書で終結したのです。一連のスクープを全国紙は、1行も報道していません。インターネットで拡散して下さい。全文掲載のみ転載フリーとします。
ジャーナリスト(水間政憲)
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コメント
大規模書店で見つけました。
『繙読『教育勅語』』*-曲解された二文字「中外」-
永いこと不思議だった「中外ニ施シテ悖ラス」の「中外」は国の内外ではなく、朝廷と民間と読むらしいのです。また今日まで曲解されてきた原因も意外なものでした。
教育勅語も面白いですね。
投稿: くづ花 | 2007年10月27日 (土) 18時39分
くづ花さま
>「中外」…朝廷と民間と読むらしいのです
なるほど、そのほうがしっくりきますね。勉強になりました。
投稿: 練馬のんべ | 2007年10月27日 (土) 18時50分
ご紹介ありがとうございます。
これによると「産経おまえもか?」と愕然としますね。
他紙よりはいいのですが・・・。
投稿: ことだま | 2007年10月27日 (土) 18時53分
ことだまさん
昨日の産経には大きくSGIの広告が載っていました。あれじゃあ…
投稿: 練馬のんべ | 2007年10月27日 (土) 20時30分
この問題は、数日前に、コメントがあって、そのブログにコピーがありました。大きな問題なので、私のブログでも、コピーを載せようと思いつつ、の日のブログで紹介したままです。正しい知識が広がって欲しいと思います。
さて、もう、ご存知かも知れないのですが、「古事記」の解説を始めました。時間が有れば、覗いてください。
通説では謎の日本人の起源は、宇摩説でシッカリ持って貰いたいと思っています。よろしく
投稿: 三島 明 | 2007年10月28日 (日) 02時40分
三島先生
先生のご著書もなんとか3巻読破いたしました。宇摩説は(お世辞でなく)倭人伝や古事記と矛盾なく、また現実に残る地名や風習と一致しているので、他の説よりずっと納得できます。古事記の連載も楽しみにしております。
投稿: 練馬のんべ | 2007年10月28日 (日) 07時11分