福田内閣の動きは案外まとも
『「海自給油は憲法違反に当たらず」首相、衆院予算委で反論』(読売)
『北朝鮮制裁の半年間延長を決定、「拉致進展なし」判断で』(読売)
『拉致問題、金総書記発言受け入れられぬと高村外相』(読売)
あれ?福田内閣になったら外交は(外交も)軟弱になって北朝鮮とさっさと融和し海自「ガソリンスタンド」(シーレーン防衛の要になっていることをわからぬ輩の言葉)もミンスと妥協するのかとも思っていたら、いずれも実に真っ当な動きです。当面の外交方針は安倍前首相の方針を引き継いで様子を見るのでしょうか。
やはり総裁選で麻生氏が197票取ったのが大きかったですね。あれで福田首相も保守派に対して慎重にならざる得ない。いつ本領発揮?するのか心配ではありますが、しばらくは売国奴政策は控えることになるとすれば、つなぎの内閣としての役割は果たすかも知れませんね。
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『「海自給油は憲法違反に当たらず」首相、衆院予算委で反論』(読売)
衆院予算委員会は9日午前、福田首相と全閣僚が出席し、福田内閣発足後初の基本的質疑を行った。
福田首相はインド洋における海上自衛隊の給油活動継続問題で、小沢民主党代表が「憲法違反」と主張していることについて、「武力行使に当たらず、非戦闘地域に限って行動している。決して憲法違反にあたるものではない」と述べた。高村外相は「国連決議に基づき、国際社会の総意を受けてやっている」と強調した。
石破防衛相は海自が提供した燃料が目的外のイラク作戦に「転用」されたとの疑惑について、「米国に問い合わせて『それ(転用)はない』と確認を得ている。(米側の説明が)何によって裏付けられるか精査しないといけない。可能な限りの情報開示をしたい」と述べた。
防衛省が03年に海自が米補給艦経由で米空母に提供した給油量を訂正したことについては「服務上の問題と考え、厳正に対処する」として担当者らの処分を検討する考えを示した。
小沢氏がアフガニスタンで活動する国際治安支援部隊(ISAF)への参加に意欲を示していることについては「憲法上の問題をクリアするとともに、集団的自衛権行使が必要なら憲法解釈変更が必要だ」と指摘した。
一方、参院選で与党が大敗したことについて首相は「(構造)改革によって生じた問題への対応を怠っていた。国民生活の安定や幸せを大事に考えていくことを、もう一回やり直さないといけない」と述べた。
その上で、参院で与野党が逆転した状況下での国政運営について「野党の皆様にも同意を得ながら、国会を進めていくようお願いしたい」と民主党などに協調を呼びかけた。
自民党の谷垣政調会長、中谷元・元防衛長官の質問に答えた。
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『拉致問題、金総書記発言受け入れられぬと高村外相』(読売)
高村外相は9日午前の閣議後の記者会見で、北朝鮮の金正日総書記が南北首脳会談で「日本人拉致被害者はもういない」と発言したとされる問題について、「(金総書記の)発言は承知していない」としたうえで「(発言は)北朝鮮側がずっと言っていることだが、我々は受け入れられない。もし(拉致被害者が)亡くなった、というなら、事実であると認識する説明責任は果たしてもらいたい。生存者は返してもらいたい」と強調した。
被害者全員の帰国と事件の真相究明を求める政府の姿勢を改めて強調したものだ。
町村官房長官も記者会見で「(日朝国交正常化作業部会など)日朝の2国間会談があるわけだから、そういう場で北朝鮮ははっきりとそういう主張をすべきだ」と述べた。
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『北朝鮮制裁の半年間延長を決定、「拉致進展なし」判断で』(読売)
政府は9日午前の閣議で、昨年10月の北朝鮮の核実験を受けて実施している北朝鮮制裁措置を半年間延長することを決めた。
一部制裁措置の期限が13日に切れることに伴う措置だ。
福田首相は対北朝鮮外交で対話重視の姿勢を示しているが、拉致問題については具体的な進展が見られないことから、制裁の継続が必要と判断した。
延長する制裁は、<1>貨客船「万景峰号」など北朝鮮籍船の入港の全面禁止<2>北朝鮮からの輸入の全面禁止――の二つ。今年4月の延長に続く再延長となる。また、閣議決定を必要としない北朝鮮籍保有者の入国原則禁止や、北朝鮮への「ぜいたく品」の輸出禁止なども継続する。
政府は9月上旬にモンゴルで開かれた「日朝国交正常化作業部会」で、日朝間の協議を今後も頻繁に行うことで合意しており、今後、北朝鮮側の具体的な対応を注視する構えだ。
ただ、北朝鮮の金正日総書記は先の南北首脳会談で「日本人拉致被害者はもういない」と発言したとされ、政府内では、北朝鮮は「拉致問題は解決済み」とする従来の立場を変えていないとの見方が強い。
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コメント
うがった見方かもしれませんが、私はおそらくパフォーマンスだと思っています。あれだけ総裁選で麻生氏が善戦し、必ずしも福田総理自身の実力が功を奏したと言えず、今度の内閣はおそらく次に来るであろう総選挙に向けての中継ぎだろうと思います。
自民党も民主党も今後の世論の動向をよりいっそう注意して見極めていかないと足下をすくわれると自覚しなければいけないと思います。
投稿: かついち | 2007年10月10日 (水) 11時12分
かついちさん
うがった見方どころではなく、かついちさんの見方が自然でしょう。
私は福田総理が解散権を行使すると思っています。あのオジサン、あんな顔して結構簡単に切れそうだ(笑)
投稿: 練馬のんべ | 2007年10月10日 (水) 21時31分
そうですか。それなら安心しました。私の見方が間違ってるかもと思ったのですが。
確かに、福田総理はあっさり領収書の書き換えを認め、別のところで簡単に落ちてます(笑)真紀子の攻撃にも簡単に落ちそうですね(笑)解散に名前をつけるとしたら「ブチ切れ解散」?!(笑)
投稿: かついち | 2007年10月10日 (水) 22時06分
かついちさん
「ぶち切れ解散」、ありそうですね(笑)
小沢党首は(お味方の)AERA発の疑惑によりまずい立場になっているので、福田総理と差し違え、ついでに古賀氏と菅氏、二階氏と鳩山氏も差し違えでみんな引退、ということでどうでしょ?(笑)
投稿: 練馬のんべ | 2007年10月10日 (水) 22時20分
差し違えで共倒れ、とてもすてきな提案です(笑)古賀氏も小沢氏も退路を断って臨むようですからそのまんま崖から落ちてしまえばいい(笑)
墓穴堀菅直人も小沢氏共々身内の離反で再起不能に陥って欲しいと切にお願いしたいものです。
投稿: かついち | 2007年10月11日 (木) 14時34分
かついちさん
なんせ「おざわ・はとやま・かん」で「おはかトリオ」ですから、そのまま復活せずにいてほしいですね。
投稿: 練馬のんべ | 2007年10月11日 (木) 20時41分