武道中学必修には賛成
『女子も武道、男子もダンス 中学で「必修」に 中教審』(朝日)
『体力・礼儀には「武道」、中学で男女とも必修方針』(読売)
『中学で武道必修化へ 中教審体育部会 「伝統文化」重視で』(産経)
どれが本当でしょうか?武道またはダンス必須の朝日、武道のみ必須の読売、両方必須の産経。なんだ?→追記。失礼しました、朝日と産経は両方必須ですね。となればそれが正しいのかな?
武道必須については、のんべは強く賛成します。ただし、武道というと変なのが紛れ込んできかねませんので、日本の伝統で、心技体なくして成立しないもの、柔道、剣道、相撲に限る、という現学習指導要領の原則を支持します。加えて、薙刀と弓道は(現学習指導要領上は地域の実情にあわせて選択可だそうですが、そうではなく)女の子に限ってOK。男の子は叩かれた痛さを学ぶべき。
ダンスを否定するわけではないのですが、武道とどちらか選択なんぞというのはとんでもない。ヒップホップもあり?無茶苦茶です。日本の伝統の心を学ぶのが大きな目的はず。ダンスも素晴らしいものでしょうが、日本の心を学ぶものではありません。
ついでながら、家庭科の一部として、茶道か華道を必修にするのも良いかも知れません。さらに、道徳の一部で禅を。総合学習かな。
(続きは記事の保存です、当面はリンク先をご覧下さい)
『女子も武道、男子もダンス 中学で「必修」に 中教審』(朝日)
学習指導要領の改訂を検討している中央教育審議会(文部科学相の諮問機関)の専門部会は4日、中学の保健体育で武道とダンスを男女にかかわらず、1、2年生で必ず履修すべきだとする案をまとめた。中教審の教育課程部会での検討を経て、文科相に答申する。早ければ11年春から、男子がダンスをし、女子が柔道や剣道をする姿がどこの中学校でも見られることになる。
改正教育基本法で「伝統と文化を尊重」の文言が入ったこともあり、「中学から武道を必修にすべきだ」との意見が部会の委員から出ていた。中教審は保健体育の授業時間を増やす方向で検討しており、より多くの領域を指導できる見通しが立ったことも、今回の案に影響している。
現在の指導要領では、器械運動や陸上競技など全生徒が履修する領域のほか、1年は武道、ダンスから一つ、2、3年は武道、ダンス、球技から二つを選択することとなっている。今回の案では、1、2年で全領域を履修し、3年から選択制を導入する。
武道は現在、柔道、剣道、相撲が指導要領に例示されているほか、なぎなた、空手、弓道、少林寺拳法、合気道などが実際に教えられている。ダンスは「創作ダンス」「フォークダンス」「現代的なリズムのダンス」が例示されているが、文科省は「競技ダンスやヒップホップなども考えられる」と話す。
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『体力・礼儀には「武道」、中学で男女とも必修方針』(読売)
文部科学省は4日、今年度内にも改定を予定している学習指導要領で、中学校の保健体育の授業の中で柔道や相撲、剣道などの武道を男女とも必修とする方針を固めた。
体力づくりに加え、子供たちに礼儀作法を身につけさせる狙いもある。
柔道や剣道などは以前は「格技」とされ、「主に男子に履修させる」と定められていた。1989年改定の学習指導要領で「武道」になってからは、男女とも自由に選択できるようになり、1年生は武道かダンスから一つ、2、3年生では武道、ダンス、球技の中から二つを選ぶことになっている。
しかし、最近は授業にヒップホップダンスなどを取り入れる学校が増えたことなどから、男女とも、武道の人気が低くなっているという指摘も出ていた。
文科省は、昨年12月に改正された教育基本法で、教育の目標に「伝統と文化の尊重」が掲げられたことから、「武道は日本の伝統や文化を知るために役立つ」と判断。相手を思いやる気持ちや規範意識の育成にもつながるとして、1、2年生の段階で必修にすることになった。
新指導要領は早ければ2011年度から実施される予定。
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『中学で武道必修化へ 中教審体育部会 「伝統文化」重視で』(産経)
学習指導要領の改定作業を進めている中央教育審議会の体育・保健部会は4日、中学校の体育で選択制の武道を必修化する方針を決めた。礼儀や公正な態度など、日本の伝統文化に触れる機会を広げるのが狙い。平成23年度にも実施される。男子の武道は4年度まで必修だったが、女子について必修化するのは戦後初めて。
伝統文化の尊重は、昨年12月に改正された教育基本法にも盛り込まれていた。同部会主査の浅見俊雄東大名誉教授は「必修化で一層、日本の伝統に親しんでもらいたい」と話している。
現行の指導要領で中学校の体育は器械運動や陸上、水泳、球技などの種目が必修で、武道については、1年生でダンスとどちらかを選ぶ選択制。このため多くの学校は男子が武道を、女子がダンスを選んでいた。
これに対し体育部会は「多くの領域(種目)の学習を十分にさせた上で選択できるようにする」とし、全種目を履修させることにした。武道とともにダンスも1~2年で必修化する。3年生は柔軟体操など体つくり運動とその知識を必修とし、それ以外の種目は選択制にする。
武道は、柔道と剣道、相撲の3種目が指導要領に明記されているが、なぎなたや弓道なども地域の実情に応じて認めている。ダンスは、創作ダンスやフォークダンスなどが例示されている。
文科省によると、武道の必修化は「触れてみて良さがはじめて分かる」(企画・体育課)という狙いが強い。だが、公立中学の半数強では武道場が整備されておらず、授業を実施していない学校も。このため教員の確保や武道場の整備、武具や道着の購入などが今後の課題になる。また、柔道の寝技など種目によっては、女子への指導方法のあり方についても議論になりそうだ。
体育部会ではこのほか、子供たちの体力低下が懸念されていることを受け、体つくり運動の必修化を現行の小5以降から小1以降に変更。小学~高校までの全学年で行うよう定めた。
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コメント
「武道」の必修、大いに賛成ですが、課題も多いのも事実。学校それぞれ、または地域でいくつかの近隣の学校が共同で仕えるような武道場や備品の整備、武道の専門知識を持つ教師の配置など、教育行政がやるべきことはまだまだたくさんありますね。
投稿: かついち | 2007年9月 5日 (水) 21時03分
かついちさん
その通りと思います。でも、それを乗り越えてほしいですね。
ダンスも必須というのがどうかと思うけど、ダンスは素人教師でも教えられるのかな?
投稿: 練馬のんべ | 2007年9月 5日 (水) 22時35分
ただ実施が4年後ってのがねぇ・・・
即来年からってのはダメなんでしょうか?
投稿: ひろふみ | 2007年9月 6日 (木) 02時06分
ひろふみさん
確かに…うちの上の子には間に合わない…
投稿: 練馬のんべ | 2007年9月 6日 (木) 04時24分
いいですね。姿勢が正しくなりそうですし、礼儀も習えますし。物騒な世の中ですから、女の子も必修というのは良いです。私の友人、空手を習い始めてから、隙が無くなり痴漢に遭わなくなったそうですから。
ほんと今すぐ始めて欲しいわ。
投稿: milesta | 2007年9月 8日 (土) 21時58分
milestaさん
そうですね。さっさと始めてほしいのです。まあ先生方と施設の手配に準備がかかるのかも知れないけど…いつもながら仕事がのろいですね。
投稿: 練馬のんべ | 2007年9月 8日 (土) 23時13分
4年後っていうのは何なんでしょうね。確かに準備期間ということなんでしょうが、法律でも半年後施行ていうのが普通ですよ。
それはまあともかく、女子も必修は、護身術として身につけておいて損はないですよね。
投稿: かついち | 2007年9月 9日 (日) 12時04分
かついちさん
あまりにスローモーな話ですね。2011年には、今小学5年のうちの娘はもう中3…
投稿: 練馬のんべ | 2007年9月 9日 (日) 21時58分
大反対。
武道は強制するものじゃない。
自ら発心してやるもの。
いやいややるのはかわいそう。
レイプとなんらかわりない。
日本の心は武道だけに現れているわけじゃない。
その一部にすぎない。
元は人殺しの道具。
人の道だ、道徳だという主張は嘘ばかり、たわごと。
人殺しの末裔たちの言い訳。
武道は強制させるべきじゃない
投稿: ふうだ | 2011年1月15日 (土) 11時56分