2002.9.17、小泉前首相電撃訪朝による将軍サマ自白から5年です。ずいぶん長い時間。
去年の今日、以下のように書きました。
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今日は家族の日
もちろん、まだそんな記念日にはなっていません。日朝平壌宣言4周年、つまり、将軍サマ自白4周年、の日です。
拉致家族のみなさまは、一向に事態が進展しないことにお怒りであろうと思います。そりゃあ当たり前です。
ご存じの通り、小泉首相がまず最初にこじあけて拉致問題を世界に明らかにし、蓮池氏他の帰還を果たしたことは大変な成果。おかげで社民党を始めとして北朝鮮を極度に擁護してきた勢力は衰退し、言論界でもすっかり「世界」「論座」などの低迷ぶりは驚くほどのもの。世の中がすっかり右傾化してしまった、とお嘆きの方同士でお茶でも飲んでいらっしゃることでしょう。
しかし、その後は全く進展なく、頂いたのはミサイル発射のニュースだけでした。
家族のみなさんは本当に辛い日々と思いますが、私は強く応援しています。応援することくらいしかできなくて申し訳ありません。
それにしても、北朝鮮が世界から孤立し苦しんでいるお陰で、北朝鮮民衆はまさに塗炭の苦しみでしょう。なぜ世界は北朝鮮民衆を救おうとしないのでしょうか。
世界は一致団結して経済制裁を強化し、同時に将軍サマを倒して民主化して核問題と拉致問題を解決しすればドンドン援助するよ、という強いメッセージを出し続けることが、北朝鮮と世界を救うことにつながります。
ぜひ安部新首相には、拉致問題解決に向けて力強く動き出してほしいものと思います。北朝鮮拉致問題担当特別大臣を置き、強いメッセージを出し続けて世界に訴えて続けていくこと、それが何より大切と考えます。
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それから今に至るまで、事態は明らかに悪化しています。
安倍前首相は努力をなさったようですが、結局何も出来ませんでした。残念。
次期首相が福田氏となったら、そう、家族に「黙りなさい」と言った(文末の引用参照)わけだし…こりゃだめです。
何をすべきか…うーん、まずは安倍時代レベルまでは戻すように福田批判を徹底するしかないのでしょうか。時間ばかりが過ぎていく…
北朝鮮は即刻拉致被害者全員を日本に帰国させよ!
「家族」光文社
北朝鮮による拉致被害者家族連絡会 著 P318
ハツイはそのとき福田康夫官房長官に食ってかかった。
「こんな紙切れ一枚じゃなくて、ちゃんと全員のいるところで発表したらどうなんですか」
そのときの福田長官の言葉。いまも忘れられない。
「うるさい!黙りなさい!あんたのところは生きているんでしょう」
いったいこの人は何を考えているんだ。人の命をこんなにも軽く考えているのか。
そう思ったら、悔しくて悔しくてハツイは声を上げて泣いた。あの日以来、
「テレビに出てくるあの顔を見るのもいやになった」
「奪還」新潮社
蓮池透 著 P174
「黙って聞きなさい。あなた方の家族は生きているのだから」
福田官房長官はそう言って、両腕でわれわれを押さえつけるような仕草をしました。
まるで、なぜ自分たちに感謝しないのか、とでも言いたげな口ぶりでした。
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