イアンフ決議をめぐる各紙の偏向報道
米国下院でイアンフ決議が可決したそうです。感想は、アメリカ下院は特アに踊らされて歴史に汚点を残した、情けない…ってところ。まあ、マイクホンダ君は、これで歴史に名前を残しましたね。歴史の審判より目前の票ですね(笑)
安倍政権はこれを機に河野談話を破棄すべきなのですが「決議は残念だ」だけですねえ。これも情けない。まあ、今はそれどころではないか。ただ「これからもよく説明していくことが大切」と仰せになっているので、最低限、真実を伝える新聞広告を政府が責任を持って掲載し続ける、くらいはやってほしいものです。
さて、笑ったのが新聞報道。明日はきっと4紙の社説揃い踏みかな?とも思いますが、とりあえず今日の報道が各紙のスタンスを伝えているのでご紹介。
まずは読売。
『米下院で慰安婦決議、公式謝罪要求…本会議で初の採択』(読売)
ちょっと長いけどそのまま引用します。一番真っ当な報道に見えました。
『米下院は30日午後(日本時間31日未明)の本会議で、旧日本軍によるいわゆる従軍慰安婦問題で日本に公式謝罪を求める決議案を採択した。
慰安婦問題をめぐる対日批判決議の下院本会議での採択は、初めて。決議に法的拘束力はないが、安倍首相にとっては参院選での与党惨敗に続き、外交上の痛手が重なった。
決議は、1930年代から第2次大戦にかけて、旧日本軍が若い女性を「性的奴隷」にした「慰安婦制度」について、「20世紀最大の人身売買事件の一つ」と位置づけた上で、日本政府に公式かつ明確な謝罪や、歴史教育の徹底などを要求している。
決議は日系アメリカ人のマイケル・ホンダ議員(民主党)が1月に代表提案者として提出し、外交委員会で6月26日に39対2の賛成多数で採択された。共同提案者は30日現在で167人に達した。
安倍首相は4月の初訪米の際、ブッシュ大統領やナンシー・ペロシ下院議長(民主党)ら議会指導部との会談で、元慰安婦へのおわびを表明。加藤良三・駐米大使らも、「客観的事実に基づかない決議採択は、日米関係にいい影響を及ぼさない」として、採択回避を議会に強く要請した。
この日の決議は、手続きが簡略化され、発声方式で行われた。実際に本会議に出席した議員は数人で、採択に際して異議は出されず、議長が可決と認定した。
下院指導部は参院選への影響を避けるため、本会議採択の日程を選挙後の30日に設定。
また、31日には、日本のイラクやインド洋での国際貢献を評価し、日本が「米国にとって最も信頼できる安全保障上のパートナー」であることを確認するジム・サックストン議員(共和党)提出の別の決議案を下院外交委員会で採択する予定で、日本に一定の配慮を示した。』
安倍首相の外交上の痛手。公式な謝罪と歴史教育の徹底を要求。外交委員会では39-2の圧倒的賛成多数。共同提案者167名(分母は435名)。本会議の出席者はわずか数人でしゃんしゃん。
まあ、こんなところでしょう。出席者数人とは、要するに殆どの議員にとっては興味ないことなのでしょう。
それに対して朝日サマも毎日サンも、以下の記事で、出席者が数人、ということはきれいにスルー。
『米下院が従軍慰安婦決議を採択』(朝日)
『慰安婦問題:米下院が対日謝罪要求決議を採択』(毎日)
毎日サンに至っては「決議は発声投票により圧倒的賛成多数と認められた。」うーん、数名の賛成を「圧倒的多数」と報道するとは…まあ、出席者の中で反対者は0、それを何兆倍しようがゼロのまま、賛成者が1人でも1億人でも、0に比べれば無限にでかいことには変わらないから「圧倒的多数」で間違いではありませんね(笑)
逆に、産経は「矮小化」を図っているように見えます。
『慰安婦決議案採択 米下院』(産経)
外交委員会では確かに圧倒的多数、共同提案者も167名(定数435名)に上ることは書いたほうがいいんじゃないでしょうかねえ。スルーは朝日サマ毎日サンに任せておけばいいのに、同じ穴の狢、と言われても仕方有りません。
(続きは3紙の記事の保存です、当面はリンク先をご覧下さい)
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