李登輝前総統閣下、有難うございました
『「靖国問題は中韓が作った」李登輝氏が特派員協会の会見で』(読売)
『李登輝氏にペットボトル投げる、成田空港で中国人を逮捕』(読売)
李登輝前総統閣下、日本ご訪問は素晴らしいことの連続でした。奥の細道探訪、各地での講演、靖國参拝、そして外国人特派員記者会見。李登輝前総統閣下、ばんざーい。
最後にシナ人がペットボトルを投げつけたのはなんでしょうか?次回きたら許さないぞ、という警告でしょうか。シナの評判が落ちるだけということがわからないのは、中共政府の思考回路そのものです。
外国特派員向けの記者会見でのご発言、
「靖国問題は、国内問題を処理できない中国と韓国によって作り出された」
「自国のために亡くなった若い人をおまつりするのは当たり前」
「台湾はすでに独立した自由で民主的な国」
「(シナは)民主化を進め、人民に自由を与えなければ、発展できない」
など、当たり前のことを当たり前に仰って頂き、誠に有り難うございました。中共も、反論しようがないこと、しびれたでしょうねえ。今回は文句をごちゃごちゃ言うのも腰が引け気味でした。
ぜひ、何度でも日本にいらして頂きたいと思います。その度に靖國にも参拝して頂ければなお有難いこと。ぜひよろしくお願い申し上げます。
<記者会見での一問一答>
--次期総統選ではどの政党を応援するか
「私は国民党の指導者として、台湾の民主化を実現した。私はこれを一生の誇りと思っている。ところが、国民党からみれば李登輝は反逆者であり、私は潔く国民党を離れた。今は全く自由な形で台湾の政治の成り行きを見ている。誰が総統になるのかは人民が決めるのであり、私が決めることではない」
--靖国参拝が日中関係にどう影響を与えるか
「いったい靖国神社問題というのは、どこから出てきたのか。まずこれを考える必要がある。私は、中国大陸やコリア(韓国と北朝鮮)において、自国内の問題を処理できないがゆえに作り上げられたものと思っている。それに対して日本の政治はあまりに弱かった。外国政府に批判される理由はない。自分の国のために亡くなった若い人を祀るのは当たり前だ。新しい道を進むべき社会を既成概念で妨げてはならない」
--安倍政権の対中姿勢をどう評価するか
「日本がアジアにおける自立的な国家となるためにも、安倍首相は真っ先に中国大陸を訪れ、胡錦濤(国家)主席と戦略的な信頼関係をつくりましょう、とやった。上等な『布石』だと思う。碁で布石がなければ『定石』は置けない。
(私が)兄の冥福を祈りに靖国に行ったところで、中国の上(指導者)の人は何も言い切らない。(中国外務省報道官が)つまらないことを騒いでいるだけだ。新聞がこの(報道官の)話を聞いて、大きく取り上げるのは間違いだ」
--台湾の帰属問題に関する見解を
「サンフランシスコ条約には、日本が台湾を誰に返還するか、一言も書いていない。台湾の主権(に関する法的位置付け)はいまなお不明瞭(めいりょう)だが、(実態としては)2300万の台湾人が主権を握っている。私は台湾は主権も自由もある独立した一つの国であるといってきた。今、(どこから)独立する必要があるのか。ただ、台湾の人民が自分の国だという認識をもっていかなければ、誰も助けてくれない」
(続きは記事の保存です、当面はリンク先をご覧下さい)
『「靖国問題は中韓が作った」李登輝氏が特派員協会の会見で』(読売)
李登輝・前台湾総統(84)は日本訪問最終日の9日、都内の日本外国特派員協会で記者会見し、「靖国問題は、国内問題を処理できない中国と韓国によって作り出されたもの」と、日本の指導者層による靖国参拝を非難する中国、韓国を逆に批判した。
両国の靖国批判に対して「日本の政治は弱かった」との認識を示した。
李氏は「自国のために亡くなった若い人をおまつりするのは当たり前のこと。批判される理由はない」と述べた。
また、中台関係については「台湾はすでに独立した自由で民主的な国である」と改めて主張、中国に対し、「民主化を進め、人民に自由を与えなければ、発展できない」と警告した。
李氏は9日夕、成田空港をたち、台湾に戻る。
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『李登輝氏にペットボトル投げる、成田空港で中国人を逮捕』(読売)
台湾の李登輝・前総統にペットボトルを投げつけ、警官に取り押さえられた男 成田空港で李登輝・前台湾総統(84)にペットボトルを投げつけたとして、千葉県警成田空港署は9日、中国籍、千葉市美浜区高洲、自称エンジニア薛義(せつ・ぎ)容疑者(34)を暴行の現行犯で逮捕した。
李前総統には当たらず、予定どおり出国した。
調べによると、薛容疑者は同日午後3時30分ごろ、成田空港第2旅客ターミナルビルの出発ロビーで、保安検査場に向かっていた李前総統に向けて、ジュース入りペットボトル(280ミリ・リットル)2本を続けて投げた。同署員らが取り押さえた。
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コメント
のんべさんのおつけになった「李登輝前総統閣下、有難うございました」という題名が、今回の来日にぴったりの言葉です。こんなに日本のことを愛してくださり、心配してくださるとは、感謝の気持ちでいっぱいです。
外国人特派員記者会見では、日本人以上に「反日の構造」を理解された上での正論を仰り、胸がすく思いでした。
今後も何度でもいらして、長年果たせなかった日本での自由なご旅行を楽しんでいただきたいですね。
投稿: milesta | 2007年6月12日 (火) 08時25分
台湾の独立?
拙ブログの記事にも書いた「一般人」の「台湾って国なの?」という質問に「定義は難しいが、世界中の少なくとも二十数カ国は正式国交を持っているから、立派な独立国と言えるんじゃないの」と言うと、「へぇ~そうなんだ。知らなんだ」という反応でした。
李登輝氏は、本当に大きな物を残していってくれたと思います。
台湾の独立などは、馬から落ちて落馬する位の重複表現でしょう。
日本は、既に存在する独立国台湾とも堂々国交回復すれば良いと思います。
TBさせて頂きました。
投稿: tono | 2007年6月12日 (火) 12時56分
milestaさん
まさに同感!なんどでも大歓迎したいと思います。
投稿: 練馬のんべ | 2007年6月12日 (火) 19時20分
tonoさま
確かに台湾は立派な独立国ですね。中華民国+青天白日旗をやめて台湾+台湾旗にすれば画竜点睛です。中共が黙っていないかも知れませんが…
投稿: 練馬のんべ | 2007年6月12日 (火) 19時22分
『北朝鮮と台湾の関係』 核廃棄物
核開発などで何かと話題に上る北朝鮮と台湾の以外な関係をまとめてみましたので
ご参考まで。
http://nippon.zaidan.info/seikabutsu/2004/00241/contents/500.htm
http://72.14.203.104/search?q=cache:Dgo-61n9W8sJ:nippon.zaidan.info/seikabutsu/2004/00241/contents/500.htm+%E6%A0%B8%E5%BB%83%E6%A3%84%E7%89%A9%E3%80%80%E5%8F%B0%E6%B9%BE%E3%80%80%E6%9D%8E%E7%99%BB%E8%BC%9D&hl=ja&gl=jp&ct=clnk&cd=2
日本財団 図書館
1997/06/10 世界週報
必ずしも足並みがそろわぬ米側の対応
加えて、四月一二日、李登輝総統は、イギリスの賓客との会見の中で、
北朝鮮問題とそれに関する台湾の対応策に言及したといわれる。
だが、かねてから話題となっていた台湾の核廃棄物を北朝鮮で処理する問題については、
既述のギングリッチ米下院議長ですら李登輝総統との会見で抑制を促したもようである。
続きは、
http://blog.goo.ne.jp/nanonano01/e/a79f6b4de71b3837cc0facae2bfe95f7
李登輝先生、来高!?
2009年08月05日 のコメント欄をご覧ください
投稿: おなか一杯さん | 2009年8月28日 (金) 18時00分
おなか一杯さん様
コメント有り難うございました。
投稿: 練馬のんべ | 2009年8月28日 (金) 21時31分