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2007年6月13日 (水)

日豪の安全保障に毎日サンがイチャモン

日豪関係 戦略的な意図を知りたい』(毎日社説6/12)

うーん、さすが反日新聞の異名で知られる毎日サン、こんなところへもイチャモンですか。日豪が安全保障で連携を深めようとすると、『中国をはじめアジア諸国に余計な不安をもたらすことになりかねない』…中共サマのご不興を買うからそんなことはいかん、と素晴らしいご託宣。さすがの朝日サマですらここまでは言わないのでは?

日本の新聞なら、日豪のごくゆるい安全保障に対し文句を付けるのではなく、
中国の国防費が日本抜く、06年495億ドルでアジア1位』(読売)
に対して懸念を表するのが当たり前だと思うのですけどねえ。

日本では国防費の多くの部分は高い人件費です。人件費が極端に安い中共ですので、実質的には以前から中共の軍事費は(公表値ですら)既に日本よりはるかにでかいので、こんなものニュースの価値はない、とでも仰りたいのですかね?それとも、中共の軍事費は「自衛」のためのものだから大丈夫なのでしょうかね(笑)

(続きは記事の保存です、当面はリンク先をご覧下さい)

日豪関係 戦略的な意図を知りたい』(毎日社説6/12)

 日本とオーストラリアの外務・防衛閣僚会議が開催され、両国の関係は新たな一歩を踏み出した。3月に署名された安全保障協力に関する日豪共同宣言に基づくもので、日本にとり米国以外で初めての「2プラス2」の創設だ。

 両国は民主主義など共通の価値観を持ち軍事面ではともに米国との同盟関係にある。とりわけ経済面では関係が深く豪州にとって日本は最大の貿易相手国だ。日本は自動車を中心に輸出し石炭、鉄鉱石は総輸入額の5割以上を豪州に依存している。経済連携協定(EPA)交渉も4月末に始まった。

 この基礎の上に安全保障面での連携も深め、それを日米豪の枠組みの強化につなげることによって、アジア太平洋地域の安定に寄与する--。この基本的な考え方を基に、共同宣言は国際平和協力活動、大量破壊兵器の拡散防止構想(PSI)、テロ対策、大規模災害への対応など広範な分野で協力をうたった。

 「2プラス2」ではさらに米豪軍事演習への自衛隊のオブザーバー参加や、秋に長野県内で実施される日本の国際緊急援助隊総合訓練に豪州チームが加わることが決まった。

 すでに自衛隊と豪州軍との協力関係には実績がある。カンボジアや東ティモールでの国連平和維持活動やスマトラ沖大地震の援助活動では連携してきた。イラク・サマワに派遣された自衛隊の安全確保にあたった国の一つが豪州だ。

 北朝鮮の核・ミサイル問題は予断を許さず、中東情勢は混迷が続く。大災害はいつでも起きる可能性がある。国際平和協力活動やPSIなどで先輩格の豪州との関係を深めることは、日本にとって役立つ場面もあるだろう。

 もちろん日本の自衛隊は、海外で活動する場合に憲法上の制約がある。一方、豪州はイラクやアフガンで積極的な軍事的貢献を行っている。この違いをきちんと認識した上での関係であるべきだ。

 ただ日本の中長期のアジア太平洋戦略がどのようなもので、日豪関係はその中でどう位置付けられるのかはっきりしない点もある。

 例えばミサイル防衛(MD)について日米豪で研究を進めようという動きがある。豪州はまだ導入を決めていないが、日米間の情報共有システムなどを豪州にまで広げようということなのか。

 さらに日豪関係に続きインドとも新たな関係を構築し、日米豪印という枠組みを作ろうとしていくのか。安倍晋三首相は今夏、訪印する予定だが、今後の注目点だ。

 一昨年の東アジアサミットでは将来の「東アジア共同体構想」の基盤を東南アジア諸国連合(ASEAN)プラス3(日中韓)にするのか、さらにインド、豪州、ニュージーランドまで広げるのか、参加国の考え方の違いが生じた。

 日本は後者の立場だが、日本の意図が不鮮明だと中国をはじめアジア諸国に余計な不安をもたらすことになりかねない。戦略的な意図を国際的にも国内的にも説明し理解を求めることが大切だ。

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中国の国防費が日本抜く、06年495億ドルでアジア1位』(読売)

【ロンドン=本間圭一】スウェーデンのストックホルム国際平和研究所(SIPRI)は11日、「2007年版年鑑」を発表し、06年の世界の軍事支出が前年比3・5%増の1兆2040億ドル(1ドル=約121円)に達し、冷戦終結後では過去最高額に達したことを明らかにした。

 アフガニスタンやイラクに派兵する米国の軍事費増大が影響した。国防費を毎年2ケタ台で増やす中国は今回初めて、日本を抜き世界全体で4位となった。

 軍事支出の内訳を見ると、米国は5287億ドルで全体の44%を占め、06年の世界の軍事支出増加分の62%を占めた。英国(592億ドル)、フランス(531億ドル)が続いた。中国は、前年比11・7%増の495億ドルに上り、アジア諸国でトップとなった。日本は5位(437億ドル)だった。

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コメント

>日本の意図が不鮮明だと中国をはじめアジア諸国に余計な不安をもたらすことになりかねない。
・中国をはじめ支那・中共・虫下塵民恐把酷、韓国・朝鮮・東支那半島諸国に不安はあるかも知れないが、あなたの仰るアジア諸国じゃなくて、本当のアジア諸国は歓迎じゃないの?

>戦略的な意図を国際的にも国内的にも説明し理解を求めることが大切だ。
・会議をしたり、同盟を結ぼうとしている各々の独立国の相互安全保障以外に無いだろ?
 何を説明するだよ?
 それより、軍事費TOPに躍り出た、ご主人様支那に、その戦略的(侵略的)な意図を国際的に説明するように具申してくれたまへ!

投稿: tono | 2007年6月13日 (水) 16時24分

tonoさま
なかなか笑える社説ですね。ひょっとしたら釣りでしょうか(苦笑)

投稿: 練馬のんべ | 2007年6月13日 (水) 20時19分

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