またも男女共同参画局が毒を垂れ流す
内閣府・男女共同参画局(GENDER.GO.JPですよ!)が「少子化と男女共同参画に関する提案」なるものを出しています。一読惨憺とはこのことです。まさにフェミニストと経団連がいいそうな言葉のオンパレード。家族崩壊少子化促進局と呼び替えた方がよろしいようで。
たとえば…
『仕事を含め、生活の中で何を優先するかは、個人や家族それぞれの選択によるものである。本提案における仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)を可能とする働き方の見直しを進めることは、仕事に専念するという選択を妨げるものでも、家事や子育てに専念するという選択を妨げるものでもない。仕事とそれ以外の生活の時間配分に関する人々の希望の実現を阻害している要因を取り除き、様々な希望が実現できる社会を目指すものである。』
うーん、いかにも役人の文章という悪文の典型です。
ワークライフバランスなんぞ、ハッキリ言って画餅です。マイホームパパが出世できるほど昔から企業は甘くありません。のんびりしたこと言っていられるのはお役人サマとか学者サマとか岩男サマとか、世間を知らない人たちだけです。いや、お役人サマだって本当は良く知っている…上級職のワークホリックも有名…のだから、書いていて苦笑していることでしょう。今、こんなどうでもいい言葉遊びしているヒマがあったら、どうやったら超サービス残業をなくせるか、真剣に考えるべきです。
なのに
『そのためには、就業形態のみならず、労働市場への退出入のハードルが低くなり、労働市場が柔軟化することが必要である。』
これ、クビにしやすい世の中にしろ、と言うことですよ。残業代ゼロ法みたいなもんだ。
『今後は、自己啓発やボランティアなど様々な理由での長期休業や短時間勤務の利用が普通のことになり、男女ともに、多様なキャリアを選択することで、昇進・昇格などの横並び意識なども解消されていくことになろう。』
はあ。放っておけば北朝鮮は核を放棄する、というのの同じくらいお気楽な意見ですね。
こう言うと、それはあんたらが古いんだよ、世界の趨勢は…なんてことを言うんですよね。だいたいこの人達の言う世界はアングロサクソンの住む国、特亜三国を始めとした国々はこういう時は外すんですよね。笑えます。
それに、アングロサクソンのワークホリックは日本人の比ではありません。そりゃあ、日本に来ているアングロサクソンなんぞ本国では落ちこぼれに決まってます(誰が好きこのんで「極東」なんぞに行くものか…)から、日本のアングロサクソンを見ているとそう思わないのでしょうけどね。
なにより、いつも書くことですが、小さな子供は母親を独占する権利があります。自然法に守られた最強の権利です。
なにが「家事や子育てに専念するという選択を妨げるものではない」ですか。明らかに家事や子育てに専念するのは例外だよ、という言い草です。あほくさ。
内閣府・男女共同参画局など、税金の無駄遣いで害悪垂れ流し役所ですから、即刻解散して頂きたいと思います。
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コメント
のんべさんの仰る通りです。画餅です。
こんな提案を作文することに時間や税金を使っているのは無駄ですね。
それにもしもこういう社会が可能になったとしても、次世代を担う子供達がどう育つかということは全然考えられていませんね。自分たちの世代さえ勝手気ままにできたら、後は野となれ山となれなのでしょうか。
投稿: milesta | 2007年5月20日 (日) 09時45分
milestaさん
そうですねえ。先祖代々・子々孫々続いている、という意識が全くない。民主主義の大きな欠陥は、物言わぬ先祖や子孫には選挙権がないことなので、それを伝統の力が補完する、ということを全く理解しようともしない。情けない連中です。
投稿: 練馬のんべ | 2007年5月20日 (日) 12時12分