台湾の方々に学ぶ先人顕彰の心
『台湾有情 廟に響く君が代』(iza)
『台湾南部の台南の郊外に、終戦前年の空中戦で米軍機に撃墜された日本海軍の零戦パイロット、杉浦茂峰少尉を祭る廟がある。「鎮安堂 飛虎将軍廟」。杉浦少尉は、集落への墜落を避けようと機体を引き起こして、間一髪でその惨事を回避したものの、自身は機銃掃射を受けて戦死した。
勇気ある行動に感動した地元の有志が、「少尉の霊を慰めよう」と、1971年に小さなほこら…崇拝の対象…毎朝5時、村人が君が代を斉唱』
博士の記事で知りました。(5/11産経新聞は一通り読んだはずなのに…と思って確認したら小さなコラム、見落としたのは痛恨事)まさに我が日本の素晴らしい先人、真の勇者。そして、台湾の方々は戦後60年以上経つのに日の丸と君が代で杉浦少尉を顕彰・慰霊なさっている。なんと素晴らしく、そして有難いお話しでしょうか。泣けてきます。
現代でも、日本人には真の勇者はたくさんいらっしゃいます。その心は間違いなく現代にも引き継がれています。「戦争賛美の日本国憲法に鉄槌を下し、また、平和を守った殉職者は靖國に合祀を」「警察博物館にて故・宮本警部を偲ぶ」などの記事で書いたとおりです。勇気ある先人のみなさまに、最敬礼!
しかし、日本人に失われてしまったのは、勇気ある先人を顕彰する心。幸い、故・宮本警部の記念碑は作られると聞きましたので、ずっと大切にしてほしいものです。でも、空自の中川将補と門屋一佐のことは、名前も知らない方が殆どでしょう。イラクの奥大使、井ノ上書記官のことも忘れかけられています。
宮本警部は北の丸公園内の弥生慰霊堂(写真)に祀られ、中川将補と門屋市一佐は市ヶ谷の防衛省内の自衛隊殉職者慰霊碑に祀られる(いずれも無宗教らしく、「祀る」ではないのか?)と思います。
前者は一般には全く知られていません(この記事参照)。 後者は市ヶ谷台ツアー(要予約、平日のみ、写真は防衛省正門(集合場所))の午前コースでメモリアルゾーンの見学可能ですが、一般人が普段行けるところではありません。また、外務省の殉職者は同省1階玄関に慰霊碑があるらしい。公務殉職者の慰霊までお役所は縦割りですか…
やはり勇気ある先人は、靖國神社に祀ってほしいものです。そして、日本と国民の総意として顕彰する、つまり、天皇陛下が親拝・顕彰なさっていただきたい、と改めて思います。
(続きは記事の保存です、当面はリンク先をご覧下さい)
台湾南部の台南の郊外に、終戦前年の空中戦で米軍機に撃墜された日本海軍の零戦パイロット、杉浦茂峰少尉を祭る廟がある。「鎮安堂 飛虎将軍廟」。杉浦少尉は、集落への墜落を避けようと機体を引き起こして、間一髪でその惨事を回避したものの、自身は機銃掃射を受けて戦死した。
勇気ある行動に感動した地元の有志が、「少尉の霊を慰めよう」と、1971年に小さなほこらを建立。「商売は繁盛。宝くじも当たる」といった「霊験」も広まり、ほこらは崇拝の対象となった。日の丸を掲げている廟内には、少尉の「神像」が遺族から贈られた遺影とともに祭られ、管理担当の曹芳さん(76)によれば、毎朝5時、村人が君が代を斉唱する。
ところが、この君が代のCDが今年初め、連日の酷使に耐えきれず、不調になってしまった。「(年間1000人を超す)日本人参拝者の訪問時にも君が代は欠かせない」から、無理もない。
これを知った台北在住の日本人駐在員、渡辺崇之氏(34)が先月、廟を訪れ、「日本人の勇気に手を合わせる台湾の人々に感動した。日本人として感謝したい」と新品を寄贈した。実はCDプレーヤーも寿命が近づいている。曹さんはしかし、「杉浦少尉は命をかけ村を守った。今度はわれわれが神となった少尉を守る」と話している
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コメント
いいはなしだねー
ありがたい事じゃないですか、殆どの日本人は知らない事ですよ。
無理強いはしませんが、中韓の人にも聞かせたいね、聞く耳持たないでしょうがね^^;
そうですよね、日本でも状況は違いますが、同じような航空事故があって二名のパイロットがお亡くなりになったんです。
本当でしたら、靖国神社に祀られるべき人なんですが残念ですね。
当時は大停電で大騒ぎしてましたが、パイロットが早くに脱出可能だったにも限らず、住宅密集地を回避して河川敷に墜落、搭乗員だけが犠牲になられたんですよね。
当時は当の自治体からも、非難こそすれ、自らを犠牲にして惨事を回避した行為に感謝の一言もなかったんですよ。
残念至極です。
投稿: ばんばん | 2007年5月17日 (木) 13時31分
台湾のプロ野球選手が最近日本でも活躍しています。
韓国と違って謙虚なので凄く親しみがもてますよ。
それに、日本のプロ野球界を解雇された選手が台湾で活躍する・・・というケースも少なからずあります。
野球界の交流の活発さを見る限りは日本の将来は暗くありません。
投稿: ひろふみ | 2007年5月17日 (木) 19時53分
ばんばんさま
ほんと素晴らしい話です。本文で名前を出した中川将補と門屋一佐はその狭山の事故の犠牲者です。自治体の対応は憶えていませんでしたが、非難ばかり、とはさもありなん、でも、実に悲しい話ですね。
私は、ぜひ近いうちに休暇を取って、市ヶ谷台ツアーに参加し慰霊碑にて追悼したいと思っています。無宗教なのでしょうが、当然二礼二拍一礼で。
投稿: 練馬のんべ | 2007年5月17日 (木) 21時15分
ひろふみさん
最近の野球界のことは知らないのですが、それはいいことを知りました。私にとって台湾出身の選手と言えば郭源治(中日)と郭泰源(西武)(ちょっと古い)。素晴らしい、いや、凄まじい投手でした。さっきwikiみたら、郭泰源は台湾代表監督なのですね、ぜひ応援したい!
投稿: 練馬のんべ | 2007年5月17日 (木) 21時23分
立派な方ですね。
そして、それが分かる台湾の方々!
日本が友好関係を結ぶべきは、やはり、台湾でしょうね。
TBさせていただきました。
投稿: tono | 2007年5月18日 (金) 12時22分
tonoさま
やはりこの素晴らしいニュースで感じることは同じですね。お互いやっぱり日本人です。
投稿: 練馬のんべ | 2007年5月18日 (金) 19時49分
郭源治、郭泰源、荘勝雄(ロッテ)は’80~90年代に大活躍した台湾出身の投手ですね。
他にも大豊泰昭(中日)さん、王貞治さんも。
郭源治さん、荘勝雄さんは日本人に帰化されましたし、郭源治さんは名古屋市内で料理屋さんを経営なさっておられますよ。
(ホームページもあります)
台湾の家庭料理を取り扱っているらしく、結構人気なんだそうです。
大豊さんは今でもスカウト活動等をなさっていて、野球界に於いて幅広い活動をされています(台湾でも)。
【追記】
丸川珠代さんへの思いが強すぎて「練馬のんべ」様に多少の不快感を与えてしまい、本当に申し訳ありませんでした。
私は悪気をもってやったのではない・・・ということだけは理解して下さい。
丸川さんだけではなく、東條さん、中山参与(出馬?)達も勿論応援しますよ!
「今こそ政権交代!」じゃなくて「今こそ政界大再編!」ですよね。
投稿: ひろふみ | 2007年5月18日 (金) 22時00分
ひろふみさん
その時代のこと詳しいですね。私より若いはずなのに(笑)そうか、世界の王も台湾でしたね。
丸川氏のお話し、全然不愉快ではありませんよ、ご安心あれ。私は「有名人なら誰でもよい」という節操のない自民と民主に対して怒っているだけです。
>「今こそ政権交代!」じゃなくて「今こそ政界大再編!」
まさに!
投稿: 練馬のんべ | 2007年5月18日 (金) 22時28分
浅草三社祭で神輿に乗った男三人が「逮捕」されたそうですが、事情がよく分かりません。
「迷惑防止条例違反」なのですか?
テレ朝のニューステロップでは「神輿に乗るのは神への冒涜」というようなものでした。
「たかだか神輿に乗ったくらいで逮捕とは・・」と思ってしまいましたが、毎年三社祭はこんなに酷いのでしょうか?
投稿: ひろふみ | 2007年5月22日 (火) 22時27分
ひろふみさん
神輿とは神の乗り物、それを足でふみつけにするなど許し難い話です。もっとも、逮捕というのも大人げなく、そんな奴らは神社の氏子達が袋だたきにすればいいのです…あ、そんなことを言ってはいけないか…
投稿: 練馬のんべ | 2007年5月22日 (火) 23時08分
昨日の「おはよん」でこの件を取り上げていました。
ビデオで確認した所「『山車』に人が乗るのはOK,『神輿』は神が乗るとされている物だから人が乗るのはNG」とありました。
私も勘違いしていました。
ごめんなさい
で、問題はその後。
「今回違反行為をした町内には来年からみこしをトラックの荷台に載せて通過する」とのこと。
何だか味気ないというか嫌味っぽいというか・・・
これはこれでまたもめるんでしょうかね(来年以降の実施方法について)。
こういうことにヤクザが絡まないように警察・神社側の毅然とした対応を望みます!
(追記)
友人が三社祭に行ってきたそうで、写真付きのメールを送ってくれました。
相当盛り上がっていたようですね。
今日練馬で何やら座り込み騒動があったそうなのですが、何だったのでしょうか?
投稿: ひろふみ | 2007年5月23日 (水) 21時47分
ひろふみさん
トラックで運ぶ、というのも大人げないですねえ。神様もトラックで運搬されたくなかろうに…
練馬の座り込み事件とはなんでしょうか?私はまだ知りません。
投稿: 練馬のんべ | 2007年5月23日 (水) 23時04分
5ヶ月以上も後になって書き込むのもおかしなものですが、台湾に関しては思い入れがありますので、コメントさせてもらいます。インターネットを始めて間もなく、八田與一技師のことを知りました。この方はすでに御存知だと思いますが、台湾南部の嘉南大シュウの烏山頭ダム、灌漑用水路の造成、栽培法の指導を中心になって実施された方です。嘉南大シュウの水利組合の方々はダム完成後80年近くが経過した現在でも、八田技師の命日である5月8日には毎年慰霊祭を実施されており。八田技師の出身地である金沢市からは多くの方が参列されています。私も今年初めて“八田技師を慕い台湾と友好の会”の方々と一緒に参列させていただきました。八田技師のことを調べている間に、「鎮安堂 飛虎将軍廟」のことも知ることとなりました。元来外国旅行は嫌いなほうですが、次にはここにも行ってみたいと思っています。先日9月15日には台湾の国連加盟を訴えるデモに参加してきました。
投稿: おっさん | 2007年9月23日 (日) 08時58分
おっさん様
八田技師は台湾と日本の誇り、慰霊祭にご参加なさったこと、さぞ八田技師もお喜びでしょう。
台湾国連加入デモにもご参加とは実に素晴らしい、敬服です。
台湾を加入させない国連など不要ですね。
投稿: 練馬のんべ | 2007年9月23日 (日) 16時12分