大切な命を守るには勇気が必要
『林警部通夜に1400人、すすり泣きの声…籠城殉職』(読売)
残念なことです。林警部に合掌、ご冥福を心からお祈り申し上げます。
どう考えても、どんなに遅くとも犯人が殺意を示した時点(最初の警察官を撃った時点)では、警察は犯人を射殺すべきでした。以前「どんな犯罪者にも丸腰で対抗せよ」と福島瑞穂氏がという説がありますが(いくらなんでも都市伝説でしょう)、そんな考えが蔓延っているから大切な命が失われるのです。
善良な市民や勇敢な警察官の命と、殺人を行おうとする者の命。どちらが重いか、言うまでもありません。
警察トップは、事なかれに走るのではなく、勇気を持って大切な重い命を守る、という決断を下すべきです。今回、事なかれに走ったために、大切な命が失われました。警察トップが林警部をあたら見殺しにした、とすら言えます。
勇気ある林警部に敬礼。近いうちに弥生慰霊堂に行き、国民の一員として偉業を讃えたい、と思います。
(続きは記事の保存です、当面はリンク先をご覧下さい)
愛知県長久手町の籠城事件で殉職した県警特殊急襲部隊(SAT)隊員林一歩警部(23)(2階級特進)の通夜が21日夜、名古屋市千種区の葬儀場でしめやかに営まれ、約1400人が参列した。
将来を嘱望された若手警察官の突然の悲報に、参列した親族や山本博司県警本部長を始め警察関係者らは沈痛な表情を見せていた。
参列者によると、祭壇には遺影や、10か月の長女を抱くなどした在りし日の写真、多くの花が飾られ、すすり泣く声があちこちから漏れていたという。
溝手国家公安委員長も参列し、報道陣に対して「銃規制も刑罰を重くすることを考えないといけない」と、時折声を詰まらせながら述べた。
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コメント
援護射撃無しで救へと言ふのは、あまりにも現場を軽視して居ましたね。それと、周囲の状況を逐一放送したマスゴミにも責任の一端があると思ひます。
投稿: 葦原屋 | 2007年5月23日 (水) 17時59分
福島瑞穂の発言、田原氏の番組で、おいらも見ましたよ。
本当のことですよ。
個々の事件より、警察組織の硬直した制度疲労が今日の結果を招いているのでは。
特に、キャリアといわれる警察庁のエリートと、自治体の現場採用の警察官の縦割りによる弊害は目に余ります。
実践に即した捜査体制と指揮命令系統の統率は急務です、実践経験や捜査に直接携わったこともないような管理者の下では、実効ある対応は取れないし、その責任の所在すら不明ですから。
警察の管理、機構改革を望みたいが、そのような声が聞こえて来ないのはどうした事だろう。
投稿: ばんばん | 2007年5月23日 (水) 18時08分
葦原屋さん
マスゴミの責任もほんと大ですね。犯人の応援をしているようなものでした。ひどいもんだ…
投稿: 練馬のんべ | 2007年5月23日 (水) 19時12分
ばんばんさま
伝説ではなく真実でしたか。テロリスト擁護みたいな人が党首を務める党がまだ存在すること自体驚きです。
「エリートコース」のキャリア組は、確かに相当な確率で馬鹿殿様になりますね。それでは現場がかわいそうです。
今日、弥生慰霊堂@北の丸に行き「日本をお護り下さって有り難うございます」と二礼二拍一礼してきました。
投稿: 練馬のんべ | 2007年5月23日 (水) 19時17分