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2007年4月13日 (金)

温家宝の無礼な演説を読売までもが評価

温家宝首相演説 中国の対日姿勢に変化が見えた』(4月13日付・読売社説)

温首相演説―日本への評価を歓迎する』(朝日4/13社説)

朝日は当然「温家宝さま、マンセー」でしょう。そんなの当たり前なのですが、読売まで何事ですか。あれだけ失礼な演説に「変化が見えた」ですか。しかも日本に対する評価の部分は読み飛ばした、という失礼を重ねる行動をしているのに。

『中国の対日姿勢の変化が、鮮明に読み取れる。
 国会で演説…注目すべきは次の2点だ。
 第一は、歴史問題だ。「日本政府と日本の指導者は、何回も歴史問題について態度を表明し、侵略を公に認め、そして被害国に対して深い反省とおわびを表明した」という事実に触れ、「これを中国政府と人民は積極的に評価している」と表明した。
 第二は、中国に対する日本の政府開発援助(ODA)の評価だ。「中国の改革開放と近代化建設」に対する日本政府と国民の支持と支援を「中国人民はいつまでも忘れない」と、謝意を表した。』

今までなんにも感謝もしなかったくせに、減らされそうになっているので、もっと出せ、お礼を言ったのだから当然累計3兆円以上を円借款はチャラ、というのがミエミエでしょう。歴史問題も同じことでしょ。ちゃーんと『靖国神社参拝にクギを刺してはいる』わけです。

中共としては、日本とこれ以上関係悪化すると金がむしり取れない、というだけのことじゃないですか。日本からむしり取った金は、庶民のためになったり環境悪化防止にまわったりしたはずもなく、役人のポッケに入ったか、軍事費に化けただけ。

しつこいですが、温家宝が何を言おうと、安倍首相には断固靖国参拝して頂きたい。春の例大祭は無理にしても、遅くとも秋の例大祭には。靖国参拝をしないようなことがあれば、安倍政権は終わりです。

(続きは記事の保存です、当面はリンク先をご覧下さい)

『温家宝首相演説 中国の対日姿勢に変化が見えた』(4月13日付・読売社説)

 中国の対日姿勢の変化が、鮮明に読み取れる。

 来日中の温家宝・中国首相が国会で演説した。注目すべきは次の2点だ。

 第一は、歴史問題だ。「日本政府と日本の指導者は、何回も歴史問題について態度を表明し、侵略を公に認め、そして被害国に対して深い反省とおわびを表明した」という事実に触れ、「これを中国政府と人民は積極的に評価している」と表明した。

 第二は、中国に対する日本の政府開発援助(ODA)の評価だ。「中国の改革開放と近代化建設」に対する日本政府と国民の支持と支援を「中国人民はいつまでも忘れない」と、謝意を表した。

 もちろん、温首相は歴史問題に関し、「約束を実際の行動で示すことを希望する」との表現で、安倍首相の靖国神社参拝にクギを刺してはいる。

 しかし、歴史問題にこだわり続けた江沢民・前政権と比べると、対日姿勢の転換は明らかだ。

 江主席は1998年に来日した際、歴史認識について、日中共同宣言に「深い反省」などを盛り込むにあたって強圧的な態度を示した。中国の「愛国・反日教育」が強まったのも、江体制下のことだ。これが2005年春に吹き荒れた「反日デモ」の土壌になった。

 温首相来日前、中国では、国営の中央テレビが、日本人の生活や文化、各界人のインタビューなどの日本紹介番組を3週間にわたって放送した。

 温首相の国会演説も、中国国内のテレビで生中継された。行き過ぎた反日教育の是正や、反日感情を和らげる狙いがあったのかもしれない。

 胡錦濤体制にとって、政権基盤を安定させるためにも、北京五輪や上海万博を成功させねばならない。持続可能な経済発展は無論、至上命題だ。いずれも日本の協力が不可欠となる。それが、首相の演説内容にも反映されたのだろう。

 日本の対中ODAに、これだけ率直に謝意が示されたのも異例だ。対中ODAは、中国沿海部のインフラ整備などで多大な役割を果たしてきた。だが、中国国民には、ほとんど知らされていない。

 中国の経済発展に伴い、北京五輪前までには、日本の円借款の新規供与は終了する。日中関係が新たな局面に入ることを象徴するものだ。

 日中両国の「戦略的互恵関係」構築の前に、多くの障害が横たわっている。温首相は「徳を重んじ、武力を重んぜず」が中国の伝統だと言う。日中関係においても生かされるよう中国側に「実際の行動」を求めたい。

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『温首相演説―日本への評価を歓迎する』(朝日4/13社説)

 北京の日本大使館や上海の総領事館に反日デモが押し寄せたのは、ちょうど2年前の4月だった。石やペンキ、ペットボトルなどが投げつけられ、日本では反中国の感情が広がった。

 そんな悪夢のような出来事も頭に浮かんでいたのではないか。中国の温家宝首相は日本の国会の演壇から、テレビの生中継を通じて両国民に語りかけた。

 両国民が2千年の間、互いに学びあいながら発展してきたことや、子々孫々にいたる友好の大切さが語られた。

 とりわけ注目されたのは、中国侵略に対する戦後の日本の態度について、次のように述べたことだ。

 「日本政府と指導者は何回も歴史問題について態度を表明し、侵略を公に認め、被害国に対して深い反省とおわびを表明しました。これを、中国政府と人民は積極的に評価しています」

 日本が謝罪したことを、これほど明快に評価したことは、画期的なものとして歓迎したい。

 思い出すのは98年の江沢民前総書記の来日だ。「歴史問題は十分議論したという考えがあるが、この見解に反対だ」。江前総書記は滞在中に歴史問題を繰り返した。00年に来日した朱鎔基前首相も「日本はすべての公式文書の中で一度も中国に謝罪していない」と述べた。

 日本からすれば、何度も謝っているのに、という思いがあり、それが中国への反発につながった。

 温首相の発言は、侵略と謝罪をめぐるこうしたわだかまりや論争に区切りをつけたいと両国民に訴えたものだろう。

 また、温首相は「中国の改革開放と近代化建設は日本政府と国民から支持と支援を頂きました。これを中国人民はいつまでも忘れません」と述べた。

 長年にわたる中国への日本の援助に対し、感謝を述べたに等しい。中国では、こうした事実を初めて聞いた人も多かったに違いない。

 改革開放への支援を高く評価した背景には、中国が深刻な環境汚染や資源不足に直面し、日本の協力を必要としている事情があるのは間違いない。

 そうだとしても、相手を批判するだけでなく、評価すべきところは評価しようという態度に変わった意味は大きい。

 温首相の訪日に合わせ、中国では日本を客観的に見ようという報道やテレビ番組も増えている。

 一方で、温首相は日本側に注文もつけた。歴史問題で「態度の表明と約束を実際の行動で示されることを心から希望しています」と述べたのは、靖国神社に参拝しないよう安倍首相に改めて求めたものだろう。

 いわれるまでもなく、首相は思慮と分別を見せるべきである。

 安倍首相は年内にも訪中する意向を表明した。相互理解を深めるため、今度は首相が中国から両国民に語りかけてはどうか。

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コメント

はじめまして
12日夕刊朝日の一面には正直びっくりしました。
いつから日本は中共の属国になったのでしょう^^;
国会でも拍手喝さいで迎えられたとの事、儀礼とは言えいやな気分です。
しかしこの新聞はいつ読んでも、日本の購読者よりかの国がどう受け取ってくれるかに神経のすべてを傾注しているんですね、改めてびっくりです。

投稿: ばんばん | 2007年4月13日 (金) 14時13分

ばんばんさま
コメント有り難うございます。
朝日が何を書いてももはや笑うだけです。人民日報以上に中国共産党マンセーですからねえ…

投稿: 練馬のんべ | 2007年4月13日 (金) 21時27分

残念ながら我が国の経済界も、温家宝首相に胡麻すり放題...真の国益・企業益は二の次で、目先の国益・企業益優先という感じです。されど、企業側も今までの中国一辺倒から少しずつ、アジア他国へのシフトを図っているのも事実...異常なほどの中国の経済発展は多くの犠牲の上に成り立っているわけですから、その内に崩壊するのは明らかなこと。我慢するのも悔しいけど、安倍首相の出方を もう少し見てみたい気がします。

投稿: パンプキン | 2007年4月13日 (金) 23時21分

パンプキンさん
そうですね。崩壊して「五胡十六国」にでもなったほうがシナにふさわしい。安倍首相の煮え切らない態度に激怒するのはもう少し待ちましょうか。

投稿: 練馬のんべ | 2007年4月14日 (土) 07時12分

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