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2007年4月10日 (火)

「貞操義務」発言の意義は大きい

反発呼ぶ、法相の「貞操義務」発言 民法規定見直し巡り』(朝日)

予想された反発です。真面目に子供のことを考えて反発している方も当然多いものと推察します。しかし、間違いなく、性道徳をぶちこわすために反発しているジェンダーフリー・フェミニスト連中が紛れ込んでいるはずです。

確かに「特例新法」で子供の救済のための例外規定がこの法律の目的のはず。その目的通りの運用がなされれば、それは真っ当なことですが、過去の経験からすればこういう例外規定を作った途端にフェミニスト連中が大はしゃぎをして家族破壊を推進するわけです。

過去の経験とは、例えば、DV法(配偶者からの暴力防止、被害者保護法)が最悪の例。本来は家庭内暴力で苦しむ女性を救うはずのものだったはず。実際それで救われている女性もいるでしょう。しかし、無茶苦茶な運用がなされているため、冤罪が多発し、完全に家族崩壊促進法の様相を呈しています。(詳しくは「のまりんの部屋」をぜひご覧下さい)

それで今度は「子供の救済」という美名の元に家族制度の破壊を目指す連中。長瀬法相はそう言う連中を牽制するためにこの発言をなさったものと思います。

十分に問題点を洗い出した上で、真に子供の救済のために、例外規定としての特例新法ならやむを得ないかも知れない。のんべはそんな風に思うわけで、長瀬法相の発言は当然、大きな意義を持つものと考えます。

(続きは記事の保存です、当面はリンク先をご覧下さい)

 「離婚後300日以内に生まれた子は前夫の子」と推定する民法の見直しで特例新法を目指す与党プロジェクトチーム(PT)の動きをめぐり、長勢法相が6日の会見で述べた「貞操義務なり、性道徳なりという問題は考えなければならない」との言葉が、市民団体や議員の間で反発を呼んでいる。

 家族法の研究者らは9日、通達での対応を表明している法務省に対し、救済範囲が広い特例新法の制定を求める要望書を提出。会見した早大院の棚村政行教授は「(特例法が)貞操義務や性道徳を乱すとの議論がしかるべき立場の人から出ている。『子どもの救済』という議論の本質が違う方向にいき危機感を覚える」と批判した。

 また、自民PTと特例新法案を検討してきた公明PT座長の丸谷佳織衆院議員も同日、市民団体との会談の中で、「一政治家が道徳観だけで決める問題ではないのではないか」と述べた。

 一方、自民PT座長の早川忠孝衆院議員らは中川昭一政調会長の「法相とよく調整するように」との指示を受けて、同日長勢法相と会談。別居後に始まった男女関係は裁判所の判例でも貞操義務違反に当たらないことを挙げ、特例新法に大臣の指摘する懸念がないことを説明したという。

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コメント

>別居後に始まった男女関係は裁判所の判例でも貞操義務違反に当たらないことを挙げ、特例新法に大臣の指摘する懸念がないことを説明したという。
・婚姻中の別居だけでは離婚が成立しないから裁判所に判断を仰がなきゃならないわけでしょ?いま、論議すべきは一判例ではなく「法律」だから!判例ってのは、条件がかなり限定されていますよ!
 別居さえしていれば良いって訳でもないでしょ?
 逆に、同居してても離婚してれば良いわけです。
 別居後が別居中もになって、船乗りや単身赴任も離婚OKになりかねないでしょう?
 300日はともかく、あくまで離婚が先だと思います。
 そんなことより離婚の条件(それこそ別居なんかも含めて)の話や、調停・裁判の迅速化をもっと真剣に論議しろちゅうの!

投稿: tono | 2007年4月10日 (火) 18時54分

tonoさま
夫婦関係が明らかに破綻している状況でも、離婚ができないという問題解決が優先、ということにおおいに賛成です。もはや家族とは呼べない状態ですから。

投稿: 練馬のんべ | 2007年4月10日 (火) 19時31分

子供の救済とかいってますが、んなわけないですよ。フェミのいうことは。
真剣に子供の救済を考えたら、貞操義務を批判する筈がありません。(貞操義務=夫婦相互の貞操義務)
すこし前に、テレビで300日規定についてやってたんですが、そこに出て来たのが如何にもわざとやってる感じに見えたんですね。
案としては、

離婚後300日以内に生まれた子は、以下の要件を満さない限り前夫の子とする

1.DNA鑑定によって前夫の子でないと判明したとき
2.相互の貞操義務を果たしていないとき(きっかけを前妻が作ったときはこの限りではない)
3.親としての責任能力にかけるとき


まぁ、貞操義務ってのは至極当たり前のことですな。
犬並に貞操を落としたり、蝸牛が羨ましいとかいうのは論外です。

投稿: NS大川 | 2007年4月10日 (火) 20時30分

NS大川さま
そうですね。それにしても、フェミは大したものです。わずかな隙を見るやいなや猛攻撃をかけて蟻の一穴から堤防を崩壊させてしまう。
今回の300日規定も、真面目に考えた人の声をフェミは是幸いと利用し尽くして、結局まじめに考えた人が馬鹿を見る結果になるのは火を見るより明らか、と思っています。
法務大臣はフェミをよく理解なさっているのだと思います。自民PTは分かってなさそうだなあ…議員が何も分からずに賛成した「男女共同参画法」の悪夢を繰り返す愚挙だけはやめてほしいものです。

投稿: 練馬のんべ | 2007年4月10日 (火) 20時58分

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