「お腹を痛めた我が子」の線は越えてほしくない
『代理出産で親子認めず「がっかり…」向井亜紀さん夫妻会見』(読売)
我が子をどうしてもほしいという気持ちはわかりますが…でも、のんべは「お腹を痛めた我が子」の一線だけは越えてほしくない、と思います。最高裁の判決はやはり妥当と思います。
代理腹など、まさに「産む機械」そのもの。柳沢発言は喩えなのに批判しまくった人たちは、人間を産む機械として使うことは、批判しないのでしょうか。
私も柳沢発言を批判しました。喩えとはいえ、いささかめでたくない表現。やっぱり人間を産む機械にしてほしくありません。
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タレントの向井亜紀(42)さん夫妻が11日、東京都内で会見し、代理出産で生まれた双子の男児(3)との母子関係を認めなかった先月23日の最高裁決定について、「正直、がっかりした。子どもたちが成長した時に、なぜ認められなかったのか、説明しても理解出来ないと思う」と語った。
米国の女性が出産した双子は現在、米国籍で、保護養育者が日本人という在留資格で日本に滞在している。出生時に日本国籍を得るための手続きは、この日が期限だったが、米国人女性を母とする出生届を提出することが条件となるため、夫妻で話し合って断念したという。
最高裁決定では、3裁判官が補足意見で、向井夫妻と双子を特別養子縁組することもできると指摘した。ただ特別養子縁組するには、親子関係を消滅させる同意を米国人女性から得て、申請書類の母親欄に名前を記入してもらう必要がある。向井さんは「代理母契約の問題もあり、簡単ではない」とし、特別養子縁組については、「親子と認められないことのデメリットも考えながら、結論を出したい」と述べた。また、今後、日本国籍の取得の可能性も検討するという。
一連の裁判については、「時間とお金、労力がかかった社会科見学だった」と振り返り、「この経験が、代理母を認める立法のために、少しでもプラスになればうれしい」と語った。
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コメント
産む機械・・・正に!
のんべさんに同意!
やはり、養子の制度に不備が有るならばその辺を細かく条件で分けるとか・・・そう言う論議は起こらないのでしょうか?
そういう方面をしっかり話して、子供の居ない夫婦の事を考えるべきじゃ無いでしょうか?
いくら契約と言っても、お腹を痛めた子供を、引き取って、産んだ母親の気持ちは「契約だから」で断ち切れるような人に「子供」を愛する母親の気持ちが分かるのだろうか?
子供の居ない私には、この点が常々疑問です。
投稿: tono | 2007年4月14日 (土) 10時45分
tonoさま
>腹を痛めた子供を、引き取って、産んだ母親の
>気持ちは「契約だから」で断ち切れるような人
>に「子供」を愛する母親の気持ちが…
そうですよねえ。どうしても子供がほしいという気持ちはわからんでもないけど、「他人の腹を痛める」というどう考えても非倫理的なことをする以上、世間から指弾される覚悟を決めてのことかと思ったけど、そうではなくそれを正しいものと世間が認めないのはおかしい、制度が古い、などというのは「逆ギレ」もいい加減にせよ、と言いたいところです。
投稿: 練馬のんべ | 2007年4月14日 (土) 12時52分
お邪魔します。
>柳沢発言は喩えなのに批判しまくった人たちは、人間を産む機械として使うことは、批判しないのでしょうか。
ああいう人達にとっては「何を言ったか、したか」
ではなく「誰が何を言ったか、したか」ではないで
しょうか。「男の権力者」か「子供が得られない可哀
想な女性」か。
投稿: ブロガー(志望) | 2007年4月14日 (土) 16時03分
ブロガー(志望)さま
ご訪問有り難うございます。
なるほど、柳沢さんが言えば何を言おうが失言ですか、まさにその通りで大笑いですね。
実際、柳沢さんの「産む機械」は差別発言扱いされますが、サラリーマンを家畜扱いにする「社畜」を差別発言だと騒いだりはしませんね(苦笑)
投稿: 練馬のんべ | 2007年4月14日 (土) 17時22分